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バカ舌、バカof舌、舌バカ、バカ

 私は生粋のバカ舌である。どれくらいバカ舌かというとたらこだと思って食べてたおにぎりが実はしゃけだったり、こしあんかと思ってたらつぶあんだったり、食パンを4枚食べてやっと腐ってることに気がついたり。あげればキリがない。

 なのでかなり簡単に美味しさがカンストする。基本的にご飯屋でのご飯は美味しい。あの店あんまりだったな…なんてことがほとんどない。自覚もしているのでご飯屋さんは基本どこでもいいが、ラーメンだけは苦手なので避けてもらっている。

 つい最近、たまたま世界一不味いグミと呼ばれるリコリス味のハリボーを食べた。噂に違わぬ味であり、確かに美味しくはなかった。しかし「美味しくはなかった」だけであり完食もできた。思えば不味すぎて食べれなかった食べ物はほとんどない。強いて言えばなぜか水分量を間違え、ジェル飯となった白米くらいである。

そこで私は新たな挑戦権を得たことに気づいた。それは不味さという不可侵への侵攻だ。口に入れた瞬間に「あ、これ無理だ」となり、思わず出してしまうくらいに不味いものを目指し夢を追い続ける

世はまさに大海賊時代


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