「推しについて話そ？」が大変な反響をいただいております。やっぱりみんなしーさん（白鉛筆さんのこと）が大好きなんだなと嬉しく思っています。

こんにちは、しーさんやロクハラが流行って欲しいと願っているコッシーです。

さて、現在すまスパにて企画中の【＃あなスパ】ですがたくさんの方々にご応募いただいております。本当にありがとうございます。しかしまだまだ絶賛募集中でございますので皆様のあなスパをお持ちしています。

というわけで僕もまだまだ参加いたします。今回は朗読部門のあなスパをご紹介したいと思います。

すまスパの朗読は基本的にピリカ文庫に寄稿していただいた作品を読んでおります。
過去に僕もこーたさんに朗読してもらいました。自分の創作を朗読されるのがこんなに嬉しい事だと初めて知りました。あの時は本当にありがとうございます。

そんな朗読回で僕が１番印象に残っているのが、【地平線】の回です。この時のピリカ文庫はゲストさんのスケジュールの関係で、急遽ピリカさんがピンチヒッターとして作品を書かれており作品が３つあるという珍しい回となりました。
ゲストの方たちが書かれた作品はもちろん素晴らしかったのですが、ピリカさんの書かれた作品が急遽書かれたとは思えないほど素晴らしく僕は大好きな作品です。

ある一人の母親の苦悩や葛藤を描いたこの作品。
旦那さんはカメラマンとして世界中を旅している関係で一人で子育てをしている主人公。辞めた仕事に対する未練や息子の成長に対する不安などとてもリアルに描かれています。そして希望へと続くラストに地平線から昇る太陽を僕はイメージしました。
僕の息子には知的障がいがあり、何となくこの主人公の不安や葛藤などが自分と重なる部分もあってとても思い入れのある作品となりました。
そんな素敵な作品をなんとピリカさん自身が朗読されたのです。

ただでさえ思い入れのある作品でしたが、ピリカさんの朗らかで張りのある声がさらに僕の感情を揺さぶります。ラストのお母さんが将生君を抱き寄せるシーンなんて涙なしではいられませんでした。

本当に素敵な朗読で、きっと聴かれた方は僕と同じように感動されたと思いますし、その場で聞いていたとき子先輩も「胸に迫るものがありました」と言っていました。
そして同じくその場で聞かれていたこーたさんへピリカさんが感想を聞きました。僕はてっきりこーたさんも「いやぁ素敵なお話でした」とあの癒し系ボイスでそう答えると思っていました。
しかしこーたさんは僕みたいな凡人とは全然違う感性を持っていたのです。

「ちょっと旦那さん無責任かなと」

え？そこ？

と思わず口に出してツッコミを入れるほど明後日の方向からの答えでした(笑)
通常ならこの物語の主軸となる母親と息子さんの繋がりの部分に言及さると思うのですが、確かにこーたさんの言われるように旦那さんは子育てを全部母親に任せっぱなしでそこを拠点に自分は世界を飛び回っています。勝手すぎます。無責任にもほどがあります。

ただもう正論過ぎてさっきまで感動して泣いていましたが、笑ってしまいました。その後のとき子さんの「拠点じゃねえよってね」という的確な追い打ちもさらに笑いを倍増しました。
#さすがとき子先輩

こういうところを冷静に指摘できるのが本当にこーたさんらしいなと思いました。そして僕はそんなこーたさんが大好きです。
#やっぱりすごいなこーたさん

すまいるスパイスの朗読は朗読そのものに魅力があるのはもちろんですが、こういったその後の感想戦も魅力の一つだと思っています。
是非その辺りも注目して今後聴いてくださると嬉しいです。

【#あなスパ】は５月１２日（日）23：59まで受け付けております。まだまだ皆様のあなスパを募集しております。是非僕らに教えてください。

それではまた。

コッシー

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