※本の概要

他人を殺す
自分を殺す
どちらにしても、その一歩を踏み出す
のは意外とたやすい
それでも「生きる」ために必要な救済と再生をもたらす最旬の注目度No.1作家・寺地はるなのサスペンス
同じ地方都市に生まれ育ち現在もそこに暮らしている三人
４歳の娘を育てるシングルマザー――朱音
朱音と同じ保育園に娘を預ける専業主婦――莉子
マンション管理会社勤務の独身――園田
いじめ、モラハラ夫、母親の支配
心の傷は恨みとなり、やがて……

※感想
かつてイジメられた側とイジメた側に
いた男女が大人になって出会うという
ストーリー
中学生の頃、園田(室井)律は中原莉子の夫の大樹にイジメにあい大人になり偶然再会し殺意が芽生える
中原大樹は中学時代の同級生の莉子と
結婚
娘同士が同じ保育所に通う莉子と
離婚してシングルマザーになった
佐々木朱音が出会う
園田と莉子と朱音の三人が交錯し物語は展開してゆく
大樹は高層マンションから転落し発見したのは園田だった
救済と再生の物語で今までの寺地さん
とは違う心底に沈んだ黒い感情と記憶を
深掘りしていて、そのえぐり出しは鋭く心理描写は、さすが寺地ワールド‼️
(๑ᵒ̴̷͈ᗨᵒ̴̷͈ﾉﾉ*✭