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有料記事による限定配信について

捏造報道の体験記「NHKクロ現捏造報道の真相」は有料の限定配信にしています。なるべくたくさんの人に読んでほしいので、本当は無料で大公開!といきたいのですが、そうできない悩ましい事情があります。

体験記を書き始めるときに、そのあたりの事情をお伝えする記事を書きました。当時からフォローしてくださっている方は、すでにお読みいただいたかと思いますが、ご新規のフォロワーさん向けにリンクを貼っておきますね。


■体験記のフルバージョンを書いた動機と限定配信の意味

この体験記はデリケートな事柄について、かなり赤裸々に書いています。なので、無料公開という形で「鍵をかけずに誰でも見られる」状態にするのは危険だと判断しました。

興味本位で読んだ人に誤解されたり、偏見を持たれたりするのは困るのです。誹謗中傷を受けるのはもっと困る。捏造報道されたことで、すでに十分傷ついているのですから。

体験記を書き始めた頃は、数か月の交渉の末にやっとNHKの番組で「おわび」が出たばかりで、疲労困憊していました。それでも書こうと思ったのは、この件については私しか知らないことが多く、私が書かなければ誰も真実を知らないまま終わってしまうからです。

そういう切羽詰まった思いから、毎日1話ずつ約1か月かけて、捏造報道を受けた話を書きました。思いのほか読んでくださる方が多くて、ほっとしました。もし私がここで死んでしまっても、捏造報道があったという事実はその人たちの記憶に残っている、という安心感です。読んでくれる人たちに真実を託すような気持ちでいました。

■ダイジェスト版を無料から有料に切り替えたわけ

とはいうものの、限定配信なので読む人は限られています。このようなテーマに関心が無い人にも、「取材されるリスク」「テレビ番組に出るリスク」を伝えたいという気持ちがありました。そこで、ダイジェスト版を書こうと思いついたのです。フルバージョンからセンシティブな情報を外して、よりマイルドに圧縮したものが、「NHKに騙されテレビ出演」です。

こちらは途中まで無料公開していて、ありがたいことに続けて読んでくださる方もいたのですが……。記事の趣旨や内容を曲解している人がいるらしく、これはまずいと思ったのです。そこで、有料限定配信にすることで鍵をかけました。途中からの方針転換で申し訳ない気持ちもありましたが、やむを得ない事情があるということでご理解いただきたく、次の記事を書きました。


告発や暴露をする時の情報の開示はとても難しくて、あまり大っぴらにやってしまうと問題が出てきます。誤解や誹謗中傷を受けたり、加害者側から圧力がかかったり……。なので、多くの人に知ってほしいけれど、じわじわ伝わるようにするしかないのかなと。そうしないと危険なんですよね。

有料記事にするのは理由があってのことなのです。ご理解いただければ幸いです。


【参考記事】無料公開している記事にも、捏造事件のことをできるだけ詳しく書いています。ぜひお読みください!

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