見出し画像

アニメのOPについて語りたい

アニメのOPを見るのが好きです。
その作品の世界観を1分30秒でまとめたオープニング映像。オープニングを見て好みの作品な気がするから見てみよう!で見始めることも多いです。最近は公式がノンクレジットの映像をあげてくれるので非常にありがたい。

今回は私の好きなOPについて語りたい。曲がいい!はそれこそまとめられないくらいありますが、今回は映像・音楽・世界観を重視してピックアップしてみました。


・Dr.Stone NEW WORLD/遥か

今期放送中のアニメから。Dr.StoneはどのOPもいいんだけど、今期はこう来たか!という衝撃がありました。バトル漫画、というと少し毛色の違う作品なので、OPとしてはゆったりとした曲調と美しい映像がストーンワールドの世界観にマッチしてます。

もちろんこの作品の主人公は千空なんだけど、一人一人にスポットが当たっている感じがいい。原作勢としては途中差し込まれるカットに「このシーンは…!」と胸打たれる。
アニメから見てる人にとっても、話数が進むごとに意味のあるOPになっている構成が好きです。
あと2期の「楽園」の時から思ってたけど、スタッフさんにあさぎりゲン推しがいるのでは?ってくらい毎度美しく描いてくれている。ありがとうございます。

Dr.Stoneは最初絵が苦手で敬遠していたのですが、大人こそ見てほしい作品だと思います。完結までの作品内の数年間の時間の流れがリアルで、地道な努力とトライアンドエラーという科学王国の理念に説得力がある。
あと前回の5知将EDも好きだったけど今期のEDもめっちゃいい!毎週コハクの笑顔にやられます。


・ゴールデンカムイ4期/NEVER SAY GOODBYE

以前の記事でも書きましたが、このOPだけで1シーンずつ語りたいくらい好き。金カムは1期から4期にかけて格段にOP映像の作品への解像度が上がっていると感じます。音楽としてもゴールデンカムイという作品が孕んでいる荘厳さや不穏な感じが1分30秒に詰まっていて神編集だなと思う。2期の感じも個人的には好きだけど。

かいつまんでポイントをあげるなら
・主役トリオがタイトルを背に飛んでいる情景の美しさ
・刀を振るう土方さん!土方さんかっこいい!!抜刀の角度と靡き方が完璧!
・師団のターン。前髪直し少尉からの月島、二階堂、宇佐美を従える後光の中尉が神々しすぎてこの7秒間を延々繰り返してしまう

あとしばらくグラビアシーンが菊田さんと有古だって気づかなくて海賊の子分だと思ってたごめん。房太郎の存在感が強すぎるんよ。4期がこのクオリティなら5期はどうなっちゃうの、って感じで楽しみすぎる。


・呪術廻戦/廻廻奇譚

呪術廻戦は全OPとんでもないクオリティだけど、廻廻奇譚を超える作品との親和性が高すぎる楽曲はもう生まれないんじゃないかレベルだと思っているので選びました。完璧な1分30秒だと思う。なんなら私はラジオで初めて聴いた廻廻奇譚が良すぎてアニメを見始めた女です。ラストの桜の木のシーンとか人の心がないんかと思っちゃう。
特別好きな作品だからっていうのもあるけど、呪術廻戦は絶対にOPもEDも飛ばせない。渋谷事変も佳境に入って毎話心を抉られながら見てます。


・平家物語/光るとき

近年でいちばん美しいOPじゃないかと思う。穏やかな生活と戦のシーンの切り替えに諸行無常を感じる。平家物語というある程度物語の成り行きや結末を知っているからこそ切なく感じるOP、「最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても」という歌詞が一層儚い。

平家物語と鎌倉殿を交互に見られる2022年は改めて最強でした。平氏は仲良く滅び、源氏は争って滅びていく対比を同時に浴びることができて情緒が大変だったけど。


・スキップとローファー/メロウ

心の底から2期を切望している作品。全人類にアニメ及び原作をおすすめしたい。
作品の柔らかくてキラキラしてほっこりした空気感がOPに詰まってる。優しい世界。恋ダンス以降「バズらせよう」みたいにアニメでもドラマでもダンスを取り入れてる作品をよく見るけど、この実際にみつみちゃんと志摩くんが踊ってるんだなという表情と動きがいい。
気分が落ち込んでいる時に定期的に見たくなります。登場人物全員好きなのでもれなく全員幸せになって欲しい。


・輪るピングドラム/ノルニル

イクニ監督作品のOPといえば「少女革命ウテナ」という超ド名作がありますが、リアタイしていたピンドラが好きだったのでこちらを推します。
1、2クールともやくしまるえつこさんがオープニングを担当していますが、ピンドラのそこはかとない不穏さと絵の可愛らしさのギャップにとても合っていると感じていました。世代的にこのアニメの元となっている事件の記憶もあるので、良くも悪くも色々な感情を呼び起こされます。
また大好きな宮沢賢治の銀河鉄道の夜をモチーフとした作品でもあるので、文学要素が考察が好きな人にはおすすめしたい。

数年越しに何回も見たくなる作品です。毎回最終話で号泣してしまう。


・ブルーロック2クール目/ASH DA HERO

ブルーロック、サッカー好きからは食わず嫌いであまり好まれていない印象があります。私も最初「キャラクターで人気のある作品でしょ?」と完全に偏見の目を持っていましたが、見始めるとしっかりサッカーの技術要素が詰まっていて面白かったです。
キャラクターがぬるぬる動く系の映像が好みなんですが、このオープニングは静止画の中にも勢いがあって毎回飛ばせずに見てました。特に最後の締め方がかっこいい。

原曲聴くと「あ〜ここを繋げて1分30秒にまとめてるのかぁ」と違った楽しみ方をできるのもアニメに使用されている楽曲を聴く楽しみだと思います。


・デジモンアドベンチャー/Butter-Fly

私がOPっていい!と思うきっかけとなった作品。アラサーはこのイントロを聴いたら反応してしまう遺伝子が身体に組み込まれているはず。これぞサビで1人ずつピックアップされる王道OPだよなと思います。
私はこの作品で追加戦士の概念を知ったんだけど、OPにその匂わせがないのもいい。仲間になったとき当時子供だった私には相当な衝撃で。この頃から猫好きだったので敵ながらテイルモン推しでした。


ここからは公式映像がないのですが、私の中で外せない作品です。

・4月は君の嘘/光るなら

作品としても大好きなアニメです。青春時代の美しさと儚さがギュッと詰まってる。水彩タッチの柔らかい映像の色合いも好き。
明るい曲調なのに、どこか寂しさもあってサビ前の演出で毎回一緒に涙が出そうになります。


・桜蘭高校ホスト部/桜キッス

ザ・少女漫画!って感じの設定とキラッキラしたゴージャスな感じがふんだんに盛り込まれてる。男装ものとか基本的にぶっ飛び設定のハーレムものって苦手であまり好きじゃないんだけど、主人公が淡白だからか桜蘭高校は最終話まで原作を追ってました。
これもニコニコ全盛期に10代20代だった人にはある種刺さるOPだと思う。 


・Fate Zero/oath sign

LiSAさんといえば今は鬼滅のイメージが強いけど、私はこの曲とAB!の一番の宝物が好きです。これもOPを見てアニメを見始めた作品。
シリーズも多いし今はFGOがFateの覇権だと思うけど、私の中ではFateといえばZeroだなというくらい刻まれてる作品。後半はほぼ毎話鬱展開だったので日の明るい時間に見るようにしてました。


アニメをよく見ていた時期に偏りがあるので、こうしてみると学生の頃と記憶に新しい最近ので偏ってます。良OPは良作の証だと思ってるので挙げた10作は内容もおすすめの作品です。

一つでも「わかる〜!」共感いただける方がいると嬉しいです。

この記事が参加している募集

沼落ちnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?