Kuki Onishi

短歌を詠む人。普段は割と雑食です。

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    短歌置き場(予定

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短歌のこと:理由など。

どうも、大西です。 今日は、ちょっと長いです。 理由など無いようで有る去り際にいちいち言わず鍋に蓋をす (大西久季/ 1月4日 うたの日題詠「去」) うたの日で♪と選評いただきました。 ありがとうございます。 さて この歌 実は 私の記念すべき 第1作目の短歌です。 お披露目は先日ですが 実際に詠んだのは昨年の夏の終わりです。 この歌が 私を歌人としての スタートラインに立たせました。 何もかも諦めて 口にも蓋をしたわけですが この歌ができたおかげ

        • あざやかに。色彩詠まとめ①

          こんばんわ。くきねこです。 数えたら今年詠んだ色彩詠(色の名前を意識的に使った詠草)が10首溜まっていたので、読み返しつつ、まとめてみました。 ①深海に藍をもとめてそこに見る泡の碧さを恋となづける ②赤黄色まだら緑とスカイブルー秋空高く頬を染めにし ③もふもふのやわらかまくらに勝てません青い三日月抱いて夜更 ④空泳ぐ鰯の群れが茜色明日は虹の釣竿を持つ ⑤悲しみをブルーと例えてでは愛は 藍も青より出でしと思ふ ⑥紅葉柄華やぐ赤の便箋も初雪降ってもう今時分 ⑦会

        短歌のこと:理由など。

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          うたのわ短歌まとめ①

          初投稿です。折角なので「うたのわ」で詠んだ即興短歌をまとめてみます。 自選5首に入っている短歌もあります。 ・思い出の写真サクサク消せるのはデジタルだからか心変わりか ・空泳ぐ鰯の群れが茜色明日は虹の釣竿を持つ ・紅葉柄華やぐ赤の便箋も初雪降ってもう今時分 ・雹の音怖くてカーテン開けれずに溜息吐いた神無月の朝 ・夢現つ熱にうかされ頬撫でるふさり尻尾のやわらかきこと ・秋月夜屋根上の子と目と目合ふこころ奪はれ道より落つる ・車行く赤信號に目もくれず助けた仔猫は

          うたのわ短歌まとめ①