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満身創痍の猫さん現る

ある日うちの近くに満身創痍の野良さんが現れました。色々な行動と気持ちの変化の末、この野良さんを病院に連れて行って手当しよう、里親を探そう、里親が見つかるまでしばらく面倒を見ようと決めました。
このnoteではそういった出来事や自分が調べた事の記録をしていこうと思います。

最初に見かけて写真を撮ったのは2020年10月8日。
この時は『ふてぶてしい顔の猫さんがいるなー、野良を長くしてるとこういう貫禄がつくのかな』などと思った程度でした。(失礼)

日本では考えられないかもしれないけど、私が今住んでいるタイのアパートでは住人の何人かが猫を敷地内に放して飼っています。
そこに、そのグレーの猫さんが来るようになりました。
初対面から側に寄ってきて、この辺の野良たちはほぼ人嫌いなので珍しいなと思ったのを覚えてます。

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野良さんは顔が大きく、それでぱっと見は分からなかったのですが、側に寄って触れてみると骨ばっていて痩せているように感じました。
背骨もはっきり分かるし、腰骨も出ていて触るとゴツゴツしています。
皮膚も他の猫にやられたのか傷の跡がいくつもあり、その後 真新しい傷もできていました。(16日に確認)

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私は頼まれて他の住人の猫さんのご飯やりなどもしてるので、自分でドライのキャットフードの大きな袋を買っています。
普段は私や住人が留守の時も猫たちが飢えないようドライを少し置いてあるのですが(ちなみにウェットが常食という贅沢な猫さんも…)、野良さんはそれを見つけてガツガツと食べていました。

日本の常識で言えば『野良に餌をやってはいけない』
どうしよう…
しかし、眼の前の野良さんは私が見る限り痩せており、本当に必死にドライフードを食べています。

この辺の飼われている外猫さんたちは贅沢になっていて、ウェットフードですらちょい残しする子もいるくらいで、そこまで飢えている猫さんは見たことがなく…、こんな子から食べ物を取り上げていいんだろうかという気持ちと、野良の子にご飯をあげたら居着いてしまうのでは?それはまずいのでは?という気持ちがないまぜになりました。

この時は最終的に、ここまで飢えているというのは命の問題だから、食べさせよう、という結論になりました。

次回は他の住人の反応と『飼い主がいる疑惑』について。
https://note.com/kum_i/n/nc6cbbda73752

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