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坊ちゃん・夏目漱石

坊ちゃんという題名から、坊ちゃんとは、甘やかされた、ぼんぼんで、どこか、上流階級の、おぼっちゃまな話し、だと思っていました。
ところが、今回縁あって、読んでみたら、江戸っ子気質の、まっすぐな人間。
自分の思った事、感じた事に従って行動する早とちりな人間w
坊ちゃんを取り巻く、教諭仲間の、男女の浮いた話などが、絡んでくる。話の展開するスピードも、心地良く、するする読める。
なんとも、現代でもありそうなお話。
漱石の冗談も、くすっと笑える。

なんとも、坊ちゃんが、まっすぐな、江戸っ子気質な所に好意を覚える。
卑劣な事や、不正な事に対して、我慢がならないほど、正義感の強い、正直な坊ちゃん。
江戸っ子だ。
東京生まれの、東京育ち。江戸っ子とは、
正義感が強くて正直、人情にもろくて義理がたい。お金に淡白、みえ坊で、おっちょこちょいで、短気、、、とある。

江戸時代からの古い考えは、明治になっても、生きています。

のめり込んで読むにつれて、人との関わり方を考えさせられます。

なぜ、彼が、坊ちゃんなのか、というところも、ちょっぴり泣けます。

書きたい事は、山ほどあるけれど、ネタバレになっては、困るので、、、とにかく、面白かったです。

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