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【元外交官のグローバルキャリア】ネイティブ・リーダーと話すには無垢に対等に

ネイティブ・リーダーと話せるようになるには、英語でコミュニケーションを取る、ということの意識改革と並行して、まずは母語でもどんな偉い人とでも話せる度胸をつけておくことです。格上であっても格下であっても、一個の仕事人として敬意を示す意識、これも国籍や文化を超えて接するコツだと思います。

沈黙は金とばかりに黙っているよりも、母語で自分を下座から口を挟む練習が必要です。

英語の学習経験や潜在能力は高い人が英語をさらに上達させるために、どう意識を持っていくか。それは仕事をしながら「ながら作業」や「ついで作業」で英語学習を習慣化させてしまうことが良いでしょう。

運動不足の人が生活の中で歩数を稼いで、一駅歩いたり、なるべく階段を使う、というのと同じく日々の心がけで力が付いてくると思います。

改めて別途何かの練習をしようとすると億劫です。生活や仕事の中で意識して心がけることなら誰にでもできることではないでしょうか。

海外留学したり、海外駐在していてもなかなかネイティブや地元の友人ができないと悩む人は多いです。英語で流暢に話せる自信がなくても、語学をコミュニケーション手段と改めて意識を持っていったらどうでしょうか。母語と同じ完璧さを求めず、文法が乱れていようが語彙が単純だろうが言葉を発するのです。

人は人でしかなく、立場や国籍は後付けです。そういう意識を持って人と接すれば、自然に距離が近づいたり、会話が成り立ったりするものだと思います。

そしてそれはネイティブ・リーダーと話す、ということにも通じるのだと思います。偉い人だって懐中に飛び込めば、一人の人間です。それは自分に対してサービスを提供する人であっても、目下の人であっても同じことではあります。

萎縮して接するとリーダーも緊張します。失礼でない程度にあるがままでいられるか、ということを意識して、練習して会得するのです。

大事なのは意識することで会得できる<間合い>や<態度>だと思います。ゆったりと構えて、相手の反応を見ながら、用意している話題を持ちかけて会話に繋げます。事前の予習やイメージトレーニングは役に立ちます。そうすればたとえ緊張しても、なるべく無心になって相手の立場に立つことで勇気を振り絞ってはじめの一歩を踏み出すこと良いでしょう。

実地練習に挑む意志と意識を持たない限りは、いつまでたっても安全地帯で学習と勉強を続けるだけで、本番はないことになります。

意識を変えて、時には失敗も経て、英語でネイティブ・リーダーに話しかけてみましょう。

憧れるのをやめて、媚びることなく、自分を大切にしてグローバル舞台で日本を代表していきましょう。

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