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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第384回 「ADHDにはマネージャーが必要!?AIが代わりにやってくれないかな?」ってお話

登場人物

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[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] 早くも4月も終わりですね。今月もなかなかスケジュール通りにタスクが進まなくて苦労しています。

[寺] 遅れているのはこのnoteもですよ!?少しは回復したように見えますがまだまだのようですね…。

[く] まだまだです。先週もいきなり38度を超える熱が出て寝込んでるいました。ただ、昨年10月〜11月にかけて取り組んできたスケジュール管理が改めてできるようになってきたので、だいぶマシになってきてると思うんですが…。

[寺] いつと比べてなのか確認させていただいていいですか?(笑) くらげさんの「マシ」は直前のことと比較して「ちょっと良くなってきた悪くなってきた」という非常にタイムスパンの短い話のことが多いので!

[く] ADHDが覚えていられるタイムスパンが非常に短いという話は度々しておりますので、いいかげん慣れていただかないと…。

[寺] 慣れたので先んじて聞いておるのです!(笑)

[く] 取り立てが厳しい(笑) まぁ、具体的には今崩れている最中なので上手くいきましたと言える状態ではないのですが、スケジュールを見えるようにしておくことで、昨年以前にしばしばあった「何もかも覚えていない」という不安な状態にはならなくなったという意味でですね。

[寺] 確かに...。スケジュールは頻繁に、それこそ毎日更新しなければならないという事も分かっていませんでしたもんね。でも締め切りを遠くに置き直す作業だけやっても仕事はいつまでたっても終わりませんので、もう一押し工夫が欲しいところです。

[く] そういえば、何回か前のnoteで寺島さんから「Habitica」を再開したらどうかと言われましたよね。

「Habitica」について取り上げた以前のnoteはこちら

[寺] くらげさんが存在すら忘れていたRPG風タスク管理アプリですね。再開しました?

[く] 再開しました。んで、「Habitica」って登録した日課をやらなかったりすると、キャラクターの「体力」が減っていくじゃないですか。

[寺] はいはい、元々の体力は50で、タスクを残すとダメージを受け、体力が0になってしまうとこれまで集めていたアイテムやゴールドがリセットされてしまいますね。

[く] それなんですが、2〜3日で体力が0になってリセットされてしまいまして…。

[寺] なんでそんなことに!?普通にプレイしていたら体力ゲージが0になるなんて滅多にないと思うんですが。

[く] まぁ、体力が0になることの意味が分かっていなかったというのが一つありますかね。

[寺] 「体力が0になることの意味がわかってない」とは?タスクを残すとキャラクターにダメージが来るというルールに気が付かなかったということ?

[く] それは分かっていたんですが...体力が0になるということは「日課」が多すぎて全くできていないということですよね。で、1日を見直すと「1日で確実にできたこと」が、かなり少ないわけです。プログラムや英語の勉強なども「日課」に入れていたんですが、これはもう時間があって調子が良いときにしかできないので「必ずやる」という枠に入れておくとそれができない日が重なると簡単に体力が0になってしまうんですね。

[寺] ああー...「やりたい気持ち」を全部タスクにしちゃいけないんですよ。Habiticaには「習慣」「日課」「TODO」がありますから、それぞれに使い分けをしないといけないんです。特にくらげさんの場合、「習慣にしたいこと」と「毎日やるべきこと」の分離ができていないように思いますね。

[く] そもそもなんで「習慣」「日課」「TODO」に分かれているかわからなかったんですよ(笑)

[寺] いや、それはわかります。私も始めたときは「全部予定じゃん?」って思ったものです。アメリカでは分けてるのか?どれがどの予定に対応してるんだろう?と用語をググったり...。

[く] 全部は無理と思い知ったので、「余裕があればやること・やりたいこと」は習慣に移動しました。最低限、これをやらないと仕事にならないということのみを日課に入れたら「即死する」ということはなくなりましたね。

[寺] 多分それが無理なくこなせる限界ですよ。以前から「1日でできることはとても少ないですよ、1日でやることを減らしていきましょう」と言っていましたが全く響いてなかったんですね(笑)それが可視化されてダメージを受けるようになって理解できたと…。

[く] まぁ、そういうことになりますね。しかし、「1日の中でできることがこれしかない」と可視化されると「一日の中で何をやっているかわからない時間」を減らしていかねば、と思いました。

[寺] くらげさんは「よくわからない時間がある」とよく言いますけど、私にはどういう状態かわからないんですよね。疲れて休んでいるとか、次の仕事へのアイドリングとかなら無理に減らす必要もないと思いますが…。

[く] 焦燥感に炙られているけど具体的に何をしたらいいかわからない、やらなければいけないことは分かっているけどやりたくなくて無意味にウェブサイトを巡回してしまうみたいな感じでしょうか…。

[寺] 確かにそれは...!(笑)もう、月に3万円くらい払って誰かにスケジュール管理してもらったらどうです?お金はかかりますが、絶対そっちの方がトータルで収益上がると思いますよ!

[く] マネージャーみたいな感じですか?

[寺] みたいな感じというか、そのものですね。

[く] 月3万は…。うーん…。AIでなんとかならないですかね(笑)

[寺] 実はAIアシスタントはいいところまで来てるとは思うんですよ。でも、そういうハイエンドなAIを使うには、やはり大きなコストがかかってしまうはずです。また、自分向けにカスタマイズするにもAIに何を頼んだら良いか洗い出す作業もいるんですよね。まず人間に頼んで、どんな仕事を振ったらいいかを壁打ちさせてもらって、しかる後にAIに移行した方がいいんじゃないかと思いますね。

[く] 具体的にはどんな感じでしょうか?

[寺] 私が今イメージしてる外部アシスタント(くらげさんのマネジャー)は、くらげさんの予定をGoogleカレンダーかなんかで共有してもらって、なんか用件ができるたびにメールかメッセンジャーで「◯月◯日、なになにの締切」「◯月◯日、どこどこへ出かける」みたいなことを送っておくと、次の日に、Googleカレンダーに書き込んでおいてくれて、指定した用件に関して...これは締め切りとかですね...電話で「今日はあれがありますよ」「そろそろ手をつけた方が良いんじゃないですか」と教えてくれるぐらいで良いかなあ…と思うんですけどね。要は予定を集約してくれて、(常識的に)無理な予定やダブルブッキングは教えてくれて、必要に応じて調整してくれたり、リマインダーしてくれれば良いんでございましょう。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。