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日々是くらげ376日目「大阪旅行振り返り(2日目)」という話

・大阪旅行二日目は知人に会うために和歌山へ向かう。前日は半袖でも過ごせそうなくらいに暑かったのに、突然冷え込んで大阪から和歌山に向かう中で雪がちらつく。積る雪ではないのは分かっていたが西の方に来て雪を見るとは思わなかったのでちょっとびっくりした。

・和歌山市内は微妙に道が分かりにくくちょっと迷いかけたり信号を見落として赤信号に突入しかけたりと散々だったが、知人が「障害者割引がある」と教えてくれた和歌山市役所の裏の駐車場にどうにか到着。場所によって本当に道路の癖があるので初めて行くところはいつも緊張する。

・和歌山市役所の最上階にあるバイキング形式のレストランで食事。特に目新しいものはなかったが、安定して美味しかった。和歌山ラーメンとしてお椀に麺とスープがおいてあり、4杯ほど食べる。和歌山城を見下ろす形になっており大変眺めが良いところだったし、腹一杯食べられて1500円なので大変お得だったと思う。やはり水の良いところはご飯も美味しい。

・食後、和歌山城に登る。和歌山城まで結構きつい坂道をちょっとして山登りくらいのぼる。120kgの巨体を与えて登山するのは大変である。見栄をはらずに配っている杖を借りればよかったと反省。ほぼ引きこもりの妻や足が弱い知人のほうがさっさと登っていて自分の体力不足を痛感する。「信長の野望 出陣」を起動して和歌山城をゲットする。

・和歌山城の中は歴史博物館になっており、様々な武器や鎧・兜、旗や歴史的な書類などが展示されており想像以上に楽しめた。特に刀や槍、鉄砲の本物を見ると男の子の血が騒ぐ。金棒のレプリカが置いてあって持ち上げていいようになっていたが片手で軽々と持ち上げたけど、本当にこんな軽さで戦えたのだろうかとちょっと不思議に思った。まぁ、金属バットでも殴れば人は死ぬのでそんなものかもしれない。

・様々な種類の火縄銃も置いてあり、特に中筒の実物は初めて見たように思う。かなりサイズが大きくこんなものを戦場で撃ってもまともに狙いもつけられないと思うのだが攻城用だったのだろうか。それにしても城の中は大変天井が低く、身をかがめるようにして動く。昔の人の身長の低さを実感する。その分、筋肉が強靭だったのだろうけど。後半は和歌山県の文化財も置いており、なんやかんや言って長い歴史の中で中央に近かった和歌山県の豊かさを実感する。出身地の山形なんて本当何もないのでこれほど大量の文化財は展示できないだろうと思った。いや、あそこはあそこで色々歴史はあるんだけど、基本辺境だったから。

・天守閣に登り、四方八方を眺める。京都・大阪方面から海まで一望できて確かにここなら大阪に睨みを聞かせる場所として最適で、ここに紀州徳川家城を作るわけだと実感する。歴史的なことでも実地に行ってみることで体感できることは確かにある。

・城からでて近くの茶屋で休憩。疲れていたので温めた甘酒を飲む。中には生姜が入っていてあたたまる。妻はみかんジュースを飲んでいて和歌山県は日本有数のみかんの産地だったなと思い出す。記念撮影をしたり係員の人に「なんで屋根の色が他の城と違って柱部分が緑色なんですかね」とか聞いて分かりませんと嫌がられたりする。実際なんでなんだろうか。

・16時すぎに知人と分かれて駐車場を出る。出る時に障害者手帳の割引の手続きをしていたら係員のおじさんから「東京から来たんですか?」と言われる。軽バンで東京のナンバーだったらそれはびっくりするなと思う。そのまま大阪に戻る。

・どこかで食べるにしても土地勘がなく、車をおいて飯を食べられるところに当たりをつけることができなかった。妻も車の中で寝てしまったのでホテルの近くのコンビニで色々買い込んで適当に飲み食いしつつ就寝。

妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。