見出し画像

くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第376回 「イラストを描くことは人の愛を知るということ?じっくり見るって大事だよね」ってお話

登場人物

過去記事マガジンも作ってます

本文


[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] もう1月も終わりですねぇ…。

[寺] 本当ですよ!早いですね!

[く] 1月はなんかこういろいろ気が乗らない事が多くて大変でした…。

[寺] いつも気乗りしないことばかりじゃないですか、くらげさんは(笑)

[く] まぁ、そうなんですけど(笑)睡眠時間があまりにも乱れているので朝起きるようにいろいろ工夫してるんですが…。

[寺] あれ?深夜に寝て、一旦明け方起きて、昼まで二度寝するパターンで定着してたんじゃなかったんですか?

[く] やはり昼まで寝ていると、まとまって使える時間が少ないというのがあって…。仕事を始めて乗ってくるまでに、時間がかかるからというのもあるとは思うのですが。

[寺] 無理やり朝起きしてるんですか。睡眠時間は取れてます?仕事は進んでるんですか?

[く] 時間自体は確保しているのですが、なんか気合が入らなくて空回り状態が続いておりました。どうしたらいいんでしょうね(笑)

[寺] まず、気合が入らないとなにもできない、というのをなんとかしたほうが良いのでは(笑)

[く] まぁ、ガントチャートとかは組んでて、1日のやることやったことの書き出しはしてるんですが、どうも噛み合わないですねぇ…。2月は朝方シフトを維持しつつ、どうやって仕事をうまく進めるかを意識していきたいです。

[寺] 朝から起きて仕事ができるのであれば、睡眠リズムが夜型の人というより、夜になって「なんかやばいかも」という切迫感で仕事を進めていただけかもしれないですね。

[く] 笑い事ではないんですよ。去年から仕事を進める手順を書き出したり、スケジュール管理を曲がりなりにもやるようになっているじゃないですか。そうするとあまりにもやるべきことが多くて愕然とします。どこから手をつけていいのか…。とりあえず睡眠…と思ったのですが…。

[寺] 睡眠はねえ…生活習慣を正すという時に医師や支援者には最初に言われがちなのですが、実は1番人と揃えることができない身体的な個性の部分だと思うんですよね。これは私の実感から出た考えですんで、あくまでn=1の話ではあるんですが…。

[く] ボクは睡眠障害の人を何人も知っているので、睡眠を「直す」ということが難しいことは知っています。そこにいくと、自分は、まあ朝は起きられるので、睡眠障害というほどではないかなと。

[寺] でもなあ…、以前くらげさんがお勤めしてた時、すごい勢いで崩れていった印象があるんですよね。もちろん会社が辛い、仕事がきついもあったと思うんですが、くらげさんって、朝起きるのが人並み外れて苦手な可能性あるんですよね。

[く] 朝の早起きはみんな辛いものでは…?

[寺] そう。だからこそ「ホンモノ」が見過ごされやすいんです。できれば一度専門の病院にかかった方がいいんじゃないかなあとも思いますが、まあ生活改善を始めてみたばかりのようですし、あまり先回りしてもアレなんで…。

[く] アレですか(笑)

[寺] くらげさんは自分で納得しないとどうせダメだと思いますし、他の要因があるかもしれませんので。まぁ、睡眠日記をつけつつ倒れない程度にがんばってください。

[く] 頑張ります…。そう言えば、「セクシー田中さん」という漫画のドラマ化で騒動があって、漫画家が自死するという痛ましいニュースがありましたね。漫画家としてかなり思うところも多いんじゃないでしょうか。

[寺] 思うところしかないですよ…。ドラマ化もアニメ化も、漫画家にとっては作品が評価されて嬉しい反面、本当に大きなリスクがありますよね。

[く] 自分もTwitterの炎上祭りは楽しんでしまう方なので、色々と考えてしまいました。

[寺] くらげさんは煽る方ですもんねー。ほんと、やめた方がいいですよ。

[く] ADHDとSNSの相性って良すぎると思いませんか?(笑)

[寺] ADHD全般を巻き込むなや!とはいえ、ある一面を表しているような気はします。刺激を受けると止まらなくなっちゃうんでしょうね。

[く] 炎上に参加しやすい内容だったというのもあると思います。ちょうど『推しの子』が実写化されるというタイミングでもありましたが、推しの子の中でも漫画のドラマ化にまつわる話がありました。かなりキツい内容でしたが…。

[寺] 主人公たちが漫画原作のドラマ化作品にキャスティングされたけど…というエピソードですね。流石に今はもう少しマシになってるから漫画のネタにできたと思っていたんですが、こんな事件が起こると…。

[く] 今はもうSNSというかTwitter(X)ではテレビ局や脚本家が悪いということで過熱状態ですけども、まぁ、テレビ局はテレビ局でいろんな縛りもあるんでしょうねぇ…。しかし、人が死ぬほどの話かと思うんですが…。

[寺] こういう騒ぎが起こると、経緯はどうであれ「負の印象」を持たれたということを出版社やメディアは重視する傾向があります。漫画家としては、今後の仕事が難しくなるんじゃないかということも考えざるを得ないんじゃないでしょうか。漫画家として育ててきた仕事へのプライドもあったことと思います。勝手な想像ですが…。

[く] 「叩かれて辛い」だけじゃないと。確かに、観測範囲の問題で漫画家さんのキャリアのことまでは思い当たりませんでした。

[寺] まあ、私も何か知ってるわけではないので、これ以上掘っても何も出ません。ご冥福をお祈りしつつ、著作者の権利と心身の安全を守っていける体制を作れるよう、私も活動していきたいと思います。

[く] 寺島さんは、そもそも自分の健康が守れてなくないですか?

[寺] 紺屋の白袴。でも仕方ないと思ってます。もう私もこの世界ではかなりシニアよりなので、徐々に何を残せるかにシフトしてきてはいるんですよ。YouTubeもその一環です。

[く] たしか今年の抱負の回で「今年はYouTubeで美術の授業をやる」って、言ってましたね。もう配信しているんですか?

[寺] 全然まだです。いま教材を作っている最中です。もちろんテキストは売られているんですが、既存の出版物に掲載された作品や作品例には当然著作権があるので、作り直さないといけないんですよね…。

[く] あー、そういう…。オリラジのあっちゃんみたいに、教科書の内容をまとめて喋るだけじゃないんですね。

[寺] 娘が手伝ってくれてますが、もう「やめときゃよかった」と思ってますよ。あ、そういえば、くらげさんのスケッチはどうなりました?

ここから先は

2,746字 / 4画像

¥ 200

妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。