ピープル・アナリティクス。
やぁ、いらっしゃい。今日も元気かい?
土曜日はいいね、今週は月末も挟まって大変。
みんな疲れたんじゃないかな。
平日と休日に差があるのはそれだけ稼働が充実してる。
なんて私の持論さ。
データの人。
T氏はnoteを通じて知り合った男性。
IT業界に新卒から勤めてきた人物で、
非常に深い知見を持ち合わせている。
また、noteをスタートしてから既に四年目。
定期的な記事発信をこつこつと行い、
強い根気も持ち合わせていることは間違いない。
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発信内容は主にIT関連。
ITというと二文字だけど、その幅は広い。
広義の意味で言えば、私の定期業務も
ITと呼べるものの、その類のものではない。
もっと専門性高く、そして新たに作り出していく。
今のIT社会の一端を担うビジネスを執り行う。
今回はその始まりから次のステップへの
経過の物語。
ITに関わっていく半生。
T氏は新卒採用で某ITゼネコン的な大手企業に入社。
SI(System Integration)業務を主とする企業。
SIとは顧客が求めているシステムについて要件定義から運用・保守まで一貫して手掛けることを指す。
早い話が「顧客の悩みを、ITで課題を解決する」と言えば早いかな。
「解決型企業」として、非効率業務の改善。
円滑のビジネスを生み出すお手伝い。
難しく考えず、そういう企業と考えていれば大筋問題ない。
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ただ、新卒SEとして入社したT氏は驚愕することになる。
ソフトウェアの業務パッケージ・ソリューションを開発・展開する部署。
ということ。
難しいかい?
「既にあるものを円滑にする企業」の
「何もないものを生みだしていく」部署って感じ。
クライアントの現状、そして市場。
ここから「何を準備すれば利益が生まれるのか」
コレを考え、提案し、商品化。
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SI(言われたものを作る)ものと違い、無から有を生みだしていく。
そもそも会社自体がノウハウ自体を持っていないのだ。
未知の領域。先輩も上司も分からない。
そもそも正解なんてない仕事だよ。
結果が良ければ正解、伴わないものは不正解。
随分な部署に放り込まれたT氏。
新卒から数年、何も分からないのでは始まらない。
業界や流行、ニーズも分からずに提案もへったくれもない。
そこからT氏の真価は発揮されていく。
読書家。
T氏の記事を見ていると、非常に多くの書籍を拝見する。
きっと、もともと情報を仕入れるのが好き。
それはあると思う。それにしても多い。
突如放り込まれた職場環境では「対応力」が求められる。
書籍を読み漁り、主に「マーケティング」と「マネジメント」
特定の企業が、現代社会に求められているものとは。
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「自分視点」から「他者」の「社会」に求められている解を出す。
並々ならぬプレッシャー環境。
顧客からすれば「IT企業」のくくりになるのだろう。
私も仕事を通じてよくある経験。
「こんな感じ」という超漠然な「結果」に対して用立てる。
相手方が分からないもの。
これらを生みだしていく地道な作業が時に存在する訳さ。
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プロダクトを成長させ、チームを育成し、自ら売る…という生活。
T氏は数年身を置くことになる。
ビジネスは無事、軌道に乗せることに成功。
「無事」とは客観視。内側では仕事の90%がバグつぶし。
「自身の制作したものが社会的問題になったらどうしよう」
そんな悪夢などを乗り越え、形にする。
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入社から幾ばくもない人物を抜擢する。
ベンチャー的要素なのかと思いきや。
「ビジネス規模が小さい、人手不足から?」
という上席からの返答。
報われない。ただ、確実にT氏は実績を経験値にしていく。
実に幸運だった。
そういうT氏は人間の出来た人だよ。
努力の連続。
家庭、学校、職場。
人格形成は段階的にフィールドを移し形成されていく。
本人の知るところであろうとなかろうと。
環境は人を育てていくように、
T氏は熟成されていった。
このプロダクトの一件から、様々な興味を持つ。
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データ分析。データマイニング。
ちょうど「ビッグデータ」なんて言葉が出始めた頃のお話だね。
この話は長くなる。
大まかに割愛をしていくが、やはり苦労は訪れる。
どうあれ「経験が通用しない世界」。
「データ分析研究者」としての仕事はT氏にとって真新しい。
大量のテキストデータを相手に、データ加工、集計、モデル化、評価。
統計学、統計解析。
もう漢字だらけだね。
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とにかく、コード入力によるデータ研究は
繊細な作業の連続となる。
不慣れなT氏は日夜没頭。
専門家に相談しても説明がそもそも意味ぷー。
予習・復習。
何度も書籍を読み返すことで、徐々に輪郭を捉えていく。
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ある日、とある顧客と話す機会がくる。
「あなたは、この分野の専門家ですよね。
この点についてご意見を伺いたい。」
電流が走るような経験。
素人で走り回る日々。
T氏は専門家と呼ばれるまでになっていた。
生涯、忘れることのない大きな出来事。
新天地へ。
程なく世間はAIブームに飲まれていく。
徐々に、研究者として地道な作業はAI領域となる。
研究者はその流れに飲まれる形となり、
T氏もまた、ビジネスサイドへと復帰する。
そこから数年。
システム開発、プロダクトマネジメント、
技術マーケティング、応用研究、データ分析。
多くのビジネスを経験したT氏。
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2023年。
独立し、自身の企業として立ち上げる。
「ピープル・アナリティクス」
人事に関するデータ(採用や育成、組織づくり、定着支援など)
を収集・分析。
人材の配置や採用といった人事領域における、
さまざまな業務を効率化・公平化する手法。
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この分野を主軸に、展開していく。
部門リーダー不足として久しい日本の中小企業。
人事部の外注先は大きな成果が期待される。
AIやデータの世の中でも、まだまだ採用も大きな産業。
データに基づいた根拠ある提案を持って、
企業の利益へと貢献する。
T氏の新たなステージは始まったばかりだよ。
これから。
想像を絶する、困難な半生。
遥かに多くの知見と苦労を持ちつつも、
T氏は私の記事を好んで読み上げてくれる。
人によって様々な考え方があるよね。
データの話が多かったけど、
T氏は決してそういったデータ厨の理論学者ではない。
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むしろ、血の通った誰よりも泥臭い。
そんな起業家の一人。
背景はない。
経験を元に、新しい世界を駆けていく。
難しい世界を楽しく。
そんなT氏は私の大切な友達さ。
いつも応援しているよ。
願わくば、縁多き未来を。
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ここまで読んでくれてありがとねっ!
私のnoteのサイトマップ。
自己紹介から、各種紹介が下記より一望できます。
ぜひ、ご覧ください。
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