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#5【58歳女子 ロンドン留学日記②】~ただいまロンバケ中~

人生のうち、一度でいいから外国に住んでみたい!
この夢を、いま叶えることにしたロングバケーション中の58歳女子。

ロンドンに来て2週間が経ちました。
すでに海外旅行の最長記録を超えています。
常に何かと戦いながら、毎日がアドベンチャー。
英語は上達しないけど、ボディランゲージだけは上達しているかも…


学校のこと

クラスメイトはどんな人?

私のクラスはトルコ人とブラジル人が多く、概ねが30代、40代の総勢14名。
みんな明るいのでいつもとても賑やかです。
30歳以上限定のクラスなので、授業の中で各人の職業や専門が話題とされることも多いです。

この2週間でわかったことは、
・誰もが英語の上達に向けて真剣!真面目!
・なぜならば、仕事で必要だから!
・経営者や弁護士、会計士などが多い
・期間は仕事の合間の1週間から1か月
・私のような「外国に住んでみたかった」等ゆるい目的の人は皆無

学校の授業は基本的に午前か午後の半日です。
時間の使い方は融通がきくので、リモートで自国の仕事をしながら通っている学生も少なくありません。
みんな忙しそうです。

クラスメイトと仲よくなりたい!

初日から渡り歩いてたどり着いたこのクラス。
(58歳だけど)なんとか馴染みたい、馴染まなければ!と私なりに笑顔を絶やさず明るく振る舞う毎日(そう見えていてほしい)。
みんなでパブに行こうよ!と誘われればついていき、みんなでクラブで踊ろうよ!と言われればノーと言えず。時には、クラスのアイドル的な台湾女子が「次の日曜日、クラスの男子何人かとチャイナタウンに行くのよーん」と言うので「私も行ってもいい!?」と懇願して断られたり。
とにかくみんなについていかなきゃ。
その一方で、私はみんなが笑っているところで笑えないことも多く、内容はわからないけれど、みんなが笑っていたら自分も笑うようにしていました。
当たり前だけど、これは疲れるわ~

自分はロンドンへ何しにきたのか

今週、落ち込んだテーマはこれでした。
「一度でいいから外国に住んでみたい」ってなに?
私は外国で何をしたかったんだろう?
英語が一番の目的じゃないし、なんてきどっていたけれど、英語が話せなければ何もできないじゃん~!
ということにようやく気がついたのでした。

ついに英語に目覚める

学校は楽しくなくはないけれど、なにか毎日もやもやしたり焦ったり。そしてその原因は、英語が聞き取れない、話せないために周りとうまくコミュニケーションが取れないということに尽きます。
欧米出身のクラスメイトは、間違っていようがスラスラ英語で話します。最初の一言すら出てこない私からすれば、もう十分では?と思いますが、彼らは仕事のために「正しい英語」を学びに来ています。ビジネスで、より信頼されるために。

「いつか外国に住んでみたい」
それは、違う国の空気を、文化を、その国に住む人たちと共有してみたいということ。英語はそのための必須コミュニケーションスキルです。
そういえば、私だって語学留学に来ていたはず!
急にスイッチが入り、基本のクラス90分+90分に、当面さらに90分の特別授業を追加することにしました。
これまでだって集中力が途切れがちなのに、本当に耐えられるのか??
そのほかにも「ノートをきれいに取れない。汚い」などコンプレックスは多々あるのですが、とにかくやるしかありません。
待ってろ6週間後!
英語ペラペラの、ペラくらいにはなっていますように…

10日目、初めて日本人と話す

落ち込んでいたある日の午後、最初のオリエンテーションで一緒だった日本人のリタイヤしたおじさん、トシを見つけました。
学校の時間割は「月水金が午前・火木が午後」のAパターンと、その逆のBパターンがあります。
私はA、トシはBなので、それまで顔を合わすことはありませんでした。
実は、密かに「トシは毎日どうしているかしらん…?できればトシにも苦労していてほしい(ひどい)。そして彼と苦労話を日本語で思う存分語り合いたい」と思っていました。
思わず「トシ!ハ~イ!」と駆け寄る私。するとトシは、「話しませんか!?」と即座に日本語で答えてくれました。あなたも同じ気持ちだったのね?
授業後の夕方に学校の隣のパブ集合し、出るわ出るわトシの悲惨な体験談。私も負けてられないとばかりに、一気に失敗談を繰り広げました。ロンドンに来て、あの時ほど美味しかったビールはありません。

学校帰りのパブ(時間が早いので空いてる)

円安もあってか、私が知る限り、日本人はトシともう一人、長期滞在中の上級クラスの女性がいるのみです。
他国の人々と交流することはもちろん大切ですが、日本人同士、連携をとることがどれだけ心強いことかと実感しました。

初めての週末

さて、留学期間は8週間なので、帰る日を除くと滞在中の週末は7回。
土日×7回=14日間。
これは貴重です。計画的に考えていかないと・・・

王道のコース

大英博物館→バッキンガム宮殿→ウエストミンスター寺院→ビッグベン。
週末初日にふさわしいコース!?
実はこの日、「初めてバスと地下鉄に乗ってみる」というのも小さな目標でした。学校は徒歩で通学しています。
ガイドブックでそれぞれの乗り方を何度も確認し、グーグルマップに当初予定していた目的地、バッキンガム宮殿を入れてみます。バスで40分。
滞在している学生寮の周りにはバス停がいくつもあります。グーグルで指定されたバス停まで行って、バスに乗り込みました。赤いロンドンの2階建てのバス!ついに!

初めて乗ったバス

ところが。到着間際に気がつきました。指が触ってしまったのか、グーグルマップの目的地がいつの間にか大英博物館に変わっているではありませんか。ここはどこ?
まあ、大英博物館も行きたいと思っていた場所。気を取り直してバスを降り、マップに従って大英博物館へ。

大英博物館 到着
ものすごい長蛇の列

とりあえず今日は外観だけね、ということにして、バッキンガム宮殿まで歩いてみることに。グーグルで徒歩で35分とありましたが、バスや地下鉄を使ってもそう変わらないようでした。どんどん歩きました。

セント・ジェームズ・パークを見ながら
バッキンガム宮殿に到着
 圧巻のウエストミンスター寺院
ゴールはビッグ・ベン

スマホによれば、この日の歩数は2万超。途中、コヴェント・ガーデンやピカデリーサーカスなどたくさんの有名な場所も通りました。
この日はどこも中へは入らず、ただ行っただけですが、それでもワクワク感と達成感はハンパなく。本物のロンドンでした!

ミュージカル!

前の日に通った大英博物館近くのシャウツベリーシアター。
翌日曜日、ミュージカル「ミセス・ダウトファイア」がどうしても気になって、ネットで割引になった当日券を購入して行ってみることに。
日曜日は3時半からの公演があるのです。

1911年にオープンした劇場
家族愛がテーマのコメディ

大変におもしろかったです!
会場が小さいので、安い席でもとても近く感じます。
英語が理解できればもっと楽しいのに!とは思いますが、歌舞伎が海外で人気なのと同様、十分に楽しめました。
週一ミュージカルもよいかも…!
ロンドン満喫してるって感じ~!

前の日に足が止まったのは、この広告があったから!

次回に続きます。



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