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ノルマのための殺人事件【2023/04/19】

・作業しながらコナンの映画を観ている。コナンの映画は昔よく観てたから、しっかり観なくてもあらかた内容が分かるのでちょうどいい。

・昔は全体的に楽しんで見てたけど、こうしてみると世代ごとに特徴が出るな。

・初期は比較的ミステリ要素が強めで、最後にちゃんと伏線を回収していくところが気持ちいい。キャラクターも少ないぶん新一と蘭のラブコメが多い。無茶なアクションも多少あるけど、今ほど人外じみていない。『時計仕掛けの摩天楼』を観たとき小五郎がコナンを子供として心配して、大人としてちゃんと叱ってるのがなんか新鮮だった。

・このときの雰囲気メッチャ好きだし、今でもファンが多いから、この路線でもう一回くらいやってほしい〜と思いつつ、もうできないんだろうな……という思いもあり複雑。

・中期は結構作品によって波がすごい、一部ではコナン映画暗黒期とも呼ばれている時代。犯人が小物だったり事件の規模が小さかったり盛り上がりに欠けたりするのはなんとなくわかる。

・『銀翼の奇術師』を改めて観たとき、飛行機を着陸させることがメインすぎて、殺人事件のどうでもよさにびっくりしてしまった。殺人トリックや内容自体もテレビ本編一話ぶんくらいの軽さだし、人が死んでるのにこんな蚊帳の外になることあるんだ。

・飛行機の事故は殺人のトリックによる副産物的なものだから、殺人がなければ起こらなかったことではあるんだけど、別に殺人である必要もなかったよねというか。あまりにノルマのための殺人事件だった。

・ただ当時世代だった僕はわりと楽しんで観れていたので、キッズはそこまで気にしないのかもしれない。どの作品も要素として見ていけば面白いところもあるし。

・あ、でもそんな僕でも『紺碧の棺』は「なんかだらだらしてるな……」と感じていたな……。

・後期は殺人も起こるアクションとキャラ映画だ。コナンくんは蘭ねーちゃんのみならず日本や世界を救うばりの活躍をする盛大なアクションを繰り広げるが、事件自体は結構大味だったりする。

・アクションシーンの作画が毎度すごいので、劇場で観るエンタメとしては大正解だと思う。テレビ本編ではできないプレミアム感がある。

・インターネットだと揶揄されることも多いけど、なんだかんだ言って僕は蘭ねーちゃんが好きなので、そろそろ蘭ねーちゃんを主軸にしたストーリーやってくれないかな〜と期待している。最近は蔑ろにされることが多いので。


・これは丸亀で天丼を食べたときの思い出。

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