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テクノロジーの進化と共存し、シナジーを生めるデザイナーへの道


デザイナー 松本唯
テクノロジーコンサルティング事業部
2022年7月入社

<プロフィール>
学生時代は日本画学科を専攻。WEBやDTPの分野で10年ほど経験を積んだ後、ビジネスに本当の価値を提供できるデザイナーになりたいと考えるようになり、転職を決意。現在は株式会社リブ・コンサルティングのUI/UXデザイナーとして従事。

私について

こんにちは、Ambassador Cloud(アンバサダークラウド)でUI/UXデザイナーを担当している松本です。

私は学生時代に日本画学科を専攻し、卒業後にWEBとDTPの分野で経験を積んできました。その為、リブコンサルティングに入社するまではビジュアル特化型のデザイナーでした。
以前の職場ではウェブ制作会社にてディレクションとデザイン業務を担当していましたが、CLの要望にはビジュアル要素を重視する傾向が強く、運用効率やSEO対策、CV・CVRや回遊率向上への戦略的施策等にはあまり焦点が当てられませんでした。
このような経験から、自分の仕事が”本当に誰かの役に立っているのか、あるいは逆に足を引っ張っていないだろうか”と疑問を抱くようになりました。
 
私は、自分の仕事が単なる美的な要素を提供するだけでなく、ビジネスの成功に貢献する重要な役割を果たすべきだと感じるようになりました。この疑問について考えているときに、学生時代の恩師が「絵画とデザインの違いは、綺麗なゴミを作る必要があるかどうか」と言っていた言葉を思い出しました。
これからも綺麗なゴミを作りたいかどうか、その結論が出た時に、転職を決意しました。
 
ビジュアルデザインの専門知識は重要ですが、戦略、UX、テクニカルスキル、コミュニケーション能力など、他の側面とのバランスが取れたデザイナーが、より総合的な価値を提供できることが多いと私は考えています。
また、近年は生成AIの時代に入り、これまで以上にデザイナーのレバレッジが重要になりました。
これまでのルールが通用しなくなったわけではありません。むしろ、これまでの経験と専門知識を財産とし、それを新たな価値創出に活かす必要があります。デザイナーは、戦略的でビジネスに貢献できる視点を持ち、経験を活かした上で、革新的なアイデアとデザインを提供する役割を果たすべきだと考えています。

ビジネス視点を持つデザイナーの役割と、デザイナーの未来像

 遡ることバウハウス時代からビジュアルとデザインの融合如何については進化しつづけてきましたが、近年はそこにビジネス戦略との融合が不可欠な要素となってきました。
デザイナーは単なるクリエイティビティなスタイリストという立ち位置から、ビジネスの成功に直結する役割を果たす存在へと進化しています。


今回このブログでは”ビジネス視点を持つデザイナーの役割”に焦点を当て、デザイナーの未来像について考察しようかと思います。

デザインの戦略的位置づけ
デザインの戦略的位置付けは、ビジネス環境の変化に対応して進化してきました。

デザインは単なる視覚的な要素だけでなく、UX、ブランド価値、競争力などの戦略的な要素として位置づけられ、最終的にはビジネスの成功に直結する役割を果たす存在になりました。
プロダクトやサービスのデザイナーは特に、ビジネスのゴールや戦略を理解し、それを視覚的に具現化することを求められています。

例えば、ウェブサイトのデザインが改善されれば、CV率が向上し、売上や収益が増加する可能性があるように、または、レッドオーシャン領域では競争力を高めるための差別化されたデザインを提供して顧客を魅了できるようアピールする事で新規顧客の獲得に寄与できるように、デザイナーはビジネスゴールの達成に向けたデザイン戦略を立案し、実現していく役割が要求されます。
その為には市場調査やユーザー洞察に基づいてデザインすべく、データの洞察と活用が必要になったり、コミュニケーションスキルが求められたりと、やるべき事は多岐に渡るかと思いますが、こう書くと重荷に感じられるかもしれません。
要は自分が、それらの中のどこに楽しみを見出して仕事できるかが大事だと考えています。
じゃないと面倒な事ばかりで続けられませんよね。
その面倒な事をどう楽しいものに変えられるかが、デザイナーとして生き続けていく為のキーになると考えています。

私は、自身の業務によって具体的な成果が見えた瞬間に、全ての面倒くさいが昇華され、振り返ってみれば全てが楽しかった気がする、と回想する瞬間が好きで、その感覚を味わうためだけでも、デザイナーを続ける価値はあるのではないかと考えています。
なので「求められている、必要性があるとされている」という表現は適切ではなく、「そのような要求に応えていきたいと、自身自身が望んでいる」というニュアンスで語っている、と捉えていただければありがたいです。

閑話休題ですが、将来的に、全てが任せられるデザイナーになれれば、今後どのようなテクノロジーの進化があったとしても、時代に取り残されないデザイナーとして活躍し、重宝されていく事は必至かと思います。

未来のデザイナー像
未来のデザイナーはビジネスの理解に優れ、テクノロジーの進化に対応できる柔軟性を備えた専門家としての役割を果たしていくかと思います。AIやARなどのテクノロジーと連携し、新たなデザイン領域に挑戦、進出することが期待されるでしょう。
どんな未来が待っているかと考えると、ちょっとワクワクしますよね。

ビジネスにおいては、問題解決とイノベーションのためにもデザイン思考をビジネスプロセスに導入する事が求められていくかと思います。
また、正確なデータの分析、それに伴うテストを繰り返して意思決定をサポートし、データ駆動のアプローチを重ねた上で洞察に基づいてデザインを行っていくスキルも必要です。

その中で最も重要なのは、ビジネスへの深い理解です。
ビジネスの戦略や目標を把握し、デザインをそれに合わせて反映させる事が求められます。その為には、異なる部門やステークホルダーと協力し、ビジネス目標に向けて共同作業するためのコミュニケーション能力も必要不可欠となるでしょう。いや、もう既になっています。

未来のデザイナーはすべからく、ビジネスにおける戦略的なパートナーとして認識され、ビジネスの成功に直接貢献する役割を果たす必要性が生まれているかと思います。
私たちはこれからもデザイナーとして活動する為には、技術とデータに精通し、ビジネスの課題を解決し、イノベーションを推進するために不可欠な存在となれるよう、進化を続けなければなりません。
未来の、と書きましたが、ほぼ現在進行形で求められているデザイナー像でもあるかと思います。

その点においてLibは、戦略的パートナーとしてより研鑽を積んでゆきたいと考えるデザイナーにとっては、Bizサイドの視点や発想を吸収するのに最適な環境にあるかと思います。
一人として取りこぼさず万人の理想を叶えられるスーパーデザイナーマンになれるよう、一緒にこの戦場で戦いましょう!それでは!

LiBにご興味をお持ちいただいた皆様へ

noteを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これからLiBに入社してくださるデザイナーやエンジニアの方にぜひ当社をより深く知っていただき、共に働くことにワクワクしていただきたいと思い、Entrancebookをご用意しました。
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