夢日記

雨の日は眠い。頭が重くなって、ついつい微睡んでしまう。
今日はそんな微睡みの中で見た夢のお話。

5月、暑い日が続くようになり虫の駆除が急務になる程になる。そんなある晴れた日。

実家で母と野菜の中に入っている虫に苦戦していると、小学三年生の時の担任の先生がやってきて、ある虫を私たちに差し出した。

「この虫は害虫を駆除してくれる虫で、自分の唾を背中のカラフルな模様のある羽の部分に吐きかけると、かけた主の近くに留まり、その主の周りに集まる虫を全て駆除(食べて)しまうの。うちは元々農家だから、もしりほちゃんちで虫に困ってるならどうかなぁと思って。」

と、先生は我が家の害虫のためにわざわざその虫を連れてきてくれたのだった。

母と私に1匹ずつその虫は渡された。先生はアドバイスをしてくれた。

「ちゃんと自分の周りにとどまってくれるためには、唾を一定量、結構たっぷりかけること。そしたら唾をかけられた虫が欠伸をするから、欠伸をしたら飼い主を認識した証よ。」

母はいい加減なので(笑)適当に唾をかけて終わり。欠伸をせずその虫はどこかへ行ってしまった。

今度は私の番だ。手のひらに乗るのは直径1cmほどの細長い躯体に黒色の頭手足に様々な色のカラフルな模様の羽をもつ、なかなか気色悪い見た目の持ち主。
この気色悪い相棒(?)の羽に念入りに唾を吹きかけた。何となく頭にも。すると、かけた唾が乾くと同時に虫が大きな欠伸をしたのだ。

私は虫が欠伸をするところなんて見た事がなかったので驚愕だったが、先生は当たり前かのように、「りほちゃん、上手くいったね!これで虫から身を守れるわよ」とニッコリして帰って行ったのだった。

虫との意思疎通など無理である、と認識しているが、その虫とは目が合ったり、私が思っていることがわかっているかのような素振りを見せることがあり、気色悪いみためのわりに何となく可愛げがある。

私は初夏、虫をペットにしたのだ。


というとてもキリのいいところで目が覚めましたとさ。
害虫を駆除してくれる虫(蜘蛛とか)はいることにはいるけど、ご主人様を認識して、その周りの虫だけを駆除してくれる虫って、なんだか画期的で面白い夢だったなぁと思ったのです。

羽に唾をかけなければいけなかったりするのがなんだか原始的で、動物のマーキングのような作業だなと思いました(笑)

みんなはどんな夢を見ますか。

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