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北海道ニセコを拠点とする農業法人「LIST FARM合同会社」を設立

リストグループのリストデベロップメント株式会社はニセコを拠点とする
農業法人である「LIST FARM合同会社」を設立しました!

作付け予定地現地写真(2023年6月撮影)

そもそもリストデベロップメント株式会社とは、
首都圏を中心に展開する自社マンションブランド「リストレジデンス」シリーズをはじめ、賃貸マンション、賃貸オフィス、別荘・リゾートの高級物件等の開発を行っている会社です。
様々なことをやっている会社ではありますが、一貫して、創業以来不動産事業を通じて街の活性化を図り、積極的に地域社会の発展に努めてまいりました。そんな会社がなぜ農業をやろうと思ったのか、ご紹介します。


農業法人設立のきっかけ

前述した「別荘・リゾートの高級物件の開発」においては首都圏だけでなく
長野県・白馬村や北海道・ニセコ等、開発エリアを拡大中です。
その中でもニセコは特に注力しているエリアで、
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、ニセコは外資系デベロッパーが多く開発を進めているエリアでもあります。
リストデベロップメント株式会社は日系デベロッパーであることを活かし、
単発の開発ではなく魅力的な街づくりを継続的に行える、地域に根差した事業が必要であると考えました。

でも、何をしたら良いか…と考えている中で、
たまたま一部が農地となっている土地に出会ったことと、
地域の方々からニセコはリゾート地として賑わう一方で、高齢化に伴う離農の増加により毎年広大な耕作放棄地が発生している現状をお聞きしたことが農業事業参入を考えるきっかけとなりました。

実際なにをするのか?

雪解け後の5月中旬頃より、
馬鈴薯、かぼちゃ、コーン、アスパラガス等複数の作物を組み合わせた柔軟性のある農業経営を行います。
収穫した作物は農協や道の駅等の地域に根差したお店の他、リストデベロップメント株式会社へも出荷することでリストグループのご契約者様やお取引先への配布も予定しています。

ちなみにリストグループの社員の中には、
社内公募からLIST FARM合同会社への移籍を希望した社員が複数おり、
北海道へ移住した人や、東京を拠点として頻繁に北海道に出張する人もいます。社内FA制度もあるので、自分がやってみたいことにどんどん挑戦できる環境があります!

代表社員の思い

LIST FARM合同会社の代表社員はなんと20代の女性です!
元々、リストデベロップメント株式会社に所属しており、
北海道出身ということもあり北海道エリアを担当していました。
畑に囲まれて育ち、祖父が経営する畑が遊び場だった彼女は、
離農による耕作放棄地の増加で北海道の魅力である「食」を支える場所も人も少なくなっている現状に心を痛め、今回熱い気持ちを持って農業法人を
立ち上げることを決めました。

農業法人の設立にあたって、
「結局、農地を転用して別荘を開発したいんでしょう?」
「農業をするのは見せかけでただのパフォーマンスなんでしょう?」
など、熱い思いと反することを言われたこともあるそうですが、
農業をしっかりやりたいという思いがあり、毎月北海道に出張に行って
現地の方々との対話、農業を手伝ってくださる方々ともしっかり
関係を築いて頑張っておりますので誤解なきようお願いします!笑

今後の目標を聞くと、
「農地所有適格法人となることと、農地を拡大すること」とのこと。
現状は一定の基準を満たす農業法人ではないため、農地法の規制により
農地を所有することができません。(農地をお借りしている状況)
一定の基準を満たす農地所有適格法人になれば、LIST FARM合同会社で農地を所有することができるので、離農を考える方にとって農地を耕作放棄地とする以外の新たな選択肢を広げられると信じています。
また、最初に農業を行う予定の農地は47,000平米と、農地のなかでは非常に小さい部類のため、事業の拡大のため今後はさらに農地を広げていきたいと語っていました。

まとめ

LIST FARM合同会社の設立にあたり、
ニセコエリア内外より開発とは異なった観点からリストグループを知っていただけるきっかけになると自負しています。リストグループ創業当初から大切にしてきた「人と人との出逢い、地域とのつながり」を体現し、今後もLIST FARM合同会社を通じて日本全国の地域の皆様の力になれるような事業を展開してまいります。


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