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建設業界のはなし。施工管理アプリ、ANDPADを導入で変化したこと

こんにちは。リストグループで主に戸建ての建設を担っているリストコンストラクションでは、デジタルツールを積極的に活用して業務改善に取り組んでいます。特に3年前に導入したANDPADが、コロナの影響もあり活用が促され業務改善にも繋がっています。本日は実際の活用事例についてご紹介できればと思います。

導入背景

リストコンストラクションでは、弊社の現場監督や業務委託をしている職人さんの負担軽減と販管費の削減を主な目的としてANDPADを2018年に導入しました。想像通りと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、建設業界はまだまだアナログなところがあり、(もちろんアナログな手段も大切ですが)現場に行く必要がない場合もとりあえず現場に行く!というのが暗黙のルールなんてこともありました。あとは現場の写真撮影も担当者ベースで管理をしていたため共有がうまくいかず、同じ現場の写真を複数の職人さんが撮影していたりなんてこともありました。そういった、効率化の余地がある部分についてデジタルツールの活用で業務改善を図ることにしました。

導入初期

導入初期は正直・・・大変でした(笑)なんでそれを使う必要あるの?使わなくていいでしょ!と反発がたくさんありました。電話やFAXがコミュニケーションツールだった現場ですし、当時はガラケーの職人さんも複数いたので、せっかく導入したものの使いたがる人はあまりいませんでした。社員でさえも、利用に消極的な人が多かったのが実情です。しかし、社長やマネージャー陣を中心に積極的な利用を促し続けて約2年が経った2020年には、ようやく7割ほどの社員、職人さんが利用登録を完了し実際に活用される状況になりました。使ってみると想像以上に便利であることが分かってきて、口コミで広まっていったことも大きな要因です。合わせて新型コロナウイルスの感染拡大も起こり、対面での接触をなるべく避ける意味でもANDPADの利用がより一層促されたと感じています。

実際に使ってみて

実際に使ってみて特に重宝しているのは主にチャット機能と写真管理のクラウドシステムです。(同じような話の繰り返しかもしれませんが、様々な企業では今やチャットやクラウド機能は当たり前に使われているものだと思いますが、建設業界では定着が難しいんです!泣)

まずチャットに関しては、今までは現場に赴かないとコミュニケーションが取れていなかった部分が、チャット機能を使うことで複数の現場状況を社内にいても知ることができ効率化に繋がりました。また、以前は情報共有があまりできていなかったこともあり、現場監督が一人で抱え込んでしまうこともありましたが、チャット機能で一気に情報共有ができるため、周囲が手伝ってくれたり協力しあえる環境になったことも大きな変化です。履歴が残ることでよくある“言った言わない問題”も減りました。※ANDPADさんのCMも言った言わない問題篇があるようです!笑


写真管理のクラウドシステムは、冒頭でも申し上げた通り個々で写真を管理をしていたため、何度も同じ現場の写真を撮りに行ってしまうことを防ぐことができます。あとは導入前はデジカメで撮った写真をPCに保存するという手間が発生しており、繁忙期などは写真がどんどん溜まってしまって保存作業の時にどの現場のものか分かりづらくなってしまう、なんてこともあったりましたが、ANDPADはその場でアプリ内に保存・共有できるのでその点も効率化に繋がっています。

どちらにも共通して言えるのは、現場へ行く回数がぐっと減りました。現場監督が建築現場を移動する時間は1日平均4時間でしたが、移動時間のが減ったことから社用車も20台から10台に減らすことができました。また、現場に出向く日数を週2日に限定したりすることで、車両代、保険代、ガソリン代、駐車場代などの販管費が削減に繋がっています。

こうした取り組みが工期短縮にも繋がるので、更なる業務効率化を目指していきたいと思います。働きやすい環境が広まり、職人さんの待遇アップや若手職人の増加などに少しでも貢献できれば幸いです。




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