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ウッドショックの現状について

こんにちは!リストグループ広報担当の市原です。
リストグループは、日本のみならず海外でも不動産取引を行っていることや、仲介のみならずマンション、戸建ての建設も行っていることもあり、最近は例のロシア情勢の不動産への影響について聞かれる機会が多くあります。本日はその中で、ウッドショックの最新情報についてご紹介できればと思います。※本内容は、2022/3/23時点のリストグループ新築戸建て建設における話です。

価格に関して

ウッドショックの影響が大きくなった2021年の6月頃から価格が上がり、発注時の調整が入りました。その後年末にかけて価格や調整が落ち着いてきたものの、年明け再び上がり始め今年の2月に最高値、そのまま様々な資材が高止まりしているというのが現状です。

資材に関して

昨年のウッドショック時はホワイトウッドという木材が足りていませんでしたが、今は構造用合板(床材)が足りていない状況です。プレカット業者も資材をホームセンターで買っているような状態です。価格もこれに付随してホワイトウッドは比較的安定してきましたが、構造用合板が高くなっているのでその結果以前と変わらず高止まり状態になっています。
さらに、構造用合板は一部の原材料がロシア産です。こちらに関しては在庫が無くなった場合、代替品として国産材を使用する方針と大手合板メーカーが発表をしています。下記の記事によると、構造用合板にも使われている単板は、日本の輸入量のうち64%をロシア産が占めており依存度が高いです。

他にロシア産の資材だと天井に使うイニサン(松)、ノグチ(ねじ)があります。今後の情勢次第では在庫がかなり少なくなってくると思いますが、こちらは代替品がいくつかあります。ただ、需給バランスがこれまで保たれていたものに不均衡が生じるので、結果どれかの資材が品薄状態、ということが繰り返される懸念はあります。

特にコロナ禍で不動産需要が高まっており、例年の1.3倍ペースで家が売れています。中でも広さや住環境を重視するお客様が増えたことから、戸建ての引き合いも高いです。不動産需要の高まりにより建設も盛んに行われ、資材がもともと足りていない状態でしたが、そこにロシア情勢の要素が加わっているような状況です。これまでも、断熱材が手に入りづらくなったことなどありましたが、全く手に入らないことや金額がどんどん上昇していくという状況はなく、稀な状況だと考えます。

建設が盛んに行われているので、働き手である大工さんも足りていない状況です。当社では下記でもご紹介させていただいている、建設DXツールのANDPADの活用や、

約25年にわたり戸建て分譲を行ってきたノウハウやネットワークを活かし、工夫しながら資材や職人さんの手配をしている状況です。当社がもっとも重視している「礼儀・礼節」そういった基本的なことの積み重ねが信頼関係構築に繋がって今の状況にあると理解しています。ご協力いただいている企業、職人の皆さまには感謝しております。

国産材の使用について

今後、国産木材を使用し続けていくという選択肢もありますが、リストグループの場合、現状ではそのようなことは予定しておりません。日本の林業は人手不足の提供もあり、供給量が限られているためその分単価も高いです。上記のインタビュー内でもあるように、リストグループでは、お客様に”リストファン”となってもらうため、【良質の物件を適正価格】で提供するのをモットーにしています。「リストが作った家はいいよね」と言われるような物件を作り続けたいですし、10年たって魅力を失うような住宅を販売したくはありません。お客様が感動してくれる物件を供給し続けるのが当社の務めです。そのためには価格も重要だと考えています。現在の情勢が長引かないこと、一刻も早く両国に平和が訪れることを願うばかりです。

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以上、新築戸建て建設における現状についてご説明させていただきましたが、新築に限らず最近は中古の戸建ても取引が増えています。その際は目利きが重要ですが、価格やスペック、住環境の面でも条件の良い物件も複数あります。当社では創業以来30年で培ってきたノウハウを活かし、お客様の立場となって全力で住宅購入のサポートをしておりますので、新築or中古、戸建てorマンション、賃貸or購入など、不動産にまつわるご相談はいつでもお気軽にお申しつけくださいませ。

▼オリジナル戸建て「リストガーデン」販売中物件

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住宅購入のご相談、その他本件に関するお問い合わせは、リストグループ広報担当・市原(pr@list.co.jp)までご連絡くださいませ。

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