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完全素人ノンケ!決死の覚悟でウリセンボーイに申し込みます!

ウリセン 、・・・それは男が男に体を売るゲイ向けの風俗

というのは仮の姿である。

いらっしゃるお客様とエッチな行為をする、文字通り裸の付き合いをする中で見えてくる社会の側面真実、それを知れる学び舎。

今までノンケとして生きてきた私は大多数のノンケ(異性愛者)という言葉に甘えてLGBTQ(性的少数者)への知識が、理解が欠けていた

決して関わる事のなかったノンケとゲイが交わる時にノンケは何を感じ、何を思うのか

が青い未熟なノンケがアナルでのエッチを通して成長していく

これはウリセンを通して一人のノンケが一皮も二皮も剥け、ズルムケに成長をしていく物語である

さん太:
「うわー、マジかよ!
こんなことしてる俺まじでキモいやん、僕は何をしてるんだ!」


俺はなんとも言えない複雑な感情に浸っていた

そしてスマホのカメラロールを開きそこに入っている自分の顔と体の写真を見てガクッと大きく肩を落とす

さん太:
「こんな顔死んどる写真で大丈夫か・・?
ブサイクすぎやろ!」


俺は自撮り苦手である


自分の顔や体が写真という形になって形に残るということが何となくイヤだ


自分で自分のコンプレックスをわざわざ撮って記録に残すなんて、マジで頭のおかしい奴がやることであろう!


いや、こう思うのは完全に言い訳である


本当は自分が周りの視線や他人からの評価を過度に気にする臆病者である証拠だ

周りの目、周囲からの反応にビクビクと怯えながら生きている弱い人間なんだとわかっている

本当はわかっている

変わらなければいけないということは自分が1番わかっている

しかし、その「臆病さ」を自分のアイデンティティとしないと

周りにいる多くの人の中に自分が埋もれてしまいそうで、消えてしまいそうで怖くなる

そんな自分に苛立ち、呆れ、絶望するが

結局行動に移すことはできずに、自らの強固な殻の中に閉じこもって変わらずにいる

応募を決意したのは

そんな自分を変えるということも一つの理由だったのかもしれな



ボーイ募集要項
応募者様の顔と体がわかる写真を送ってください
※ただし加工してある写真はご遠慮ください


応募フォームには名前、生年月日、メールアドレスやその他諸々の項目と一緒に写真の提出をお願いする文章が書いてあった


さん太:
「マジで目がデカくなるカメラで撮ろうかな!
SNOWやULIKE とか!
ぶっちゃけ加工してもバレないんじゃね!?」

と一瞬思ったが、カメラロールからさっき撮ったばかりの出来たてホヤホヤの写真を応募メールに添付

送信

ポチッ


さん太:
「写真審査で落ちるとかあるんかな・・・
落ちたら立ち直れないわー!」


と思っていると


ピンピンッ

さん太:
Σ(・∀・;)早っ!


返信は送信したらすぐにきた!

即レスしてくるなんて採用担当者は誰かと繋がっていないと不安でしょうがないメンヘラちゃんか何かかね??(←ビジネスの場でレスポンスが早いのは優秀な人ですw)


さん太様ご応募ありがとうございます。

さっそく面接の日程を決めたいのですがご希望のお日にちはありますでしょうか。


まじか!意外とすんなり面接になってしまったっ!!

しかしここで一つ疑問が・・


いやいや、面接って何を聞かれるん??


普通の面接だったら


弊社の志望動機はなんですか?


あなたの長所、短所はなんですか?


学生時代に頑張ったことを教えてください


などが思いつくが、流石に仕事が特殊すぎて何も想像がつかない


面接官:男性経験はありますか?


わたし:いやいや、ないです!


面接官:男性のおちんちんは大好きですか?


わたし:いやいや、そんなこと急に言われましても・・


面接官:あなたのおちんちんのサイズを確認したいので見せてくれますか?


わたし:えええぇぇ、マジっすか・・



こんな事聞かれでもしたらーーー!!!


なんて答えればいいん??


そんな事をいろいろ妄想しているうちにあっという間に面接当日にっ!!

ノンケのウリセンの面接の当日


指定された場所へと向かうが正直緊張しすぎて今思うと全然覚えていないのだが、確かなことは一つ

緊張しすぎてキンタマめちゃくちゃ縮こまっていたわ、外は真夏なのに

ノンケとして生きているとゲイの方とお会いする機会というものがそもそもない

なのでゲイの方を同じ日本人なのに違う人種のように、なにか遠い存在の人のように感じてしまっているのも事実だ

だからこそ、まるで人種の違う異国の地に一人で乗り込んでいるような不安と緊張感が俺のキンタマを縮こまらせているのだろう

テレビなどでしか目にする機会がないので、明るくてキャッチーでおしゃれなあの雰囲気なんだろうとイメージする


ゲイ:
「あら、こんいちわ〜〜↑↑」



部屋に入るなり運営の方に背後から声をかけられる


さん太:
「あっ、想像通り!イメージ通りの声の雰囲気だわ」


これは採用面接!第一印象が面接の合否を分けることは明確!
とびきりの笑顔で髪をかき上げ二枚目風に振り向き挨拶をする


さん太(イケメンstyle):

「あっ、どうも! ☆*:.。.

面接に伺いました、さん太っす!☆*:.。.

今日はよろしくお願いします☆*:.。.」




ゲイ:
「よろしくね〜⇧⇧」




さん太:・・・・


さん太:えっ・・・・ウソやろ?


さん太:
オーマイガー!!!
どこのヤクザー!!!((((;゚Д゚))))))」

金髪ピアス、ハイブランドのセットアップジャージに足や腕、指の隅々までバッチリ刺青


さん太:
「おいおいおい!
こんなの聞いてねぇーぞー!!!」

やっぱり風俗系の上層部はヤクザと繋がっているって本当なんか!!(←繋がっているとこもあったりします!)

変な薬とか渡されてシャブ漬けにされてでもしたらどうしよう、、、

シャブ漬けにされて「お前、俺のチンポしゃぶれやー!」

なんて言われたらどうしよー( ; ; )


ヤクザ:
「面接の方の人だよね〜?
それではこちらにどうぞ〜」


わたし:
「あ、はいっ・・よろしくお願いしますっ!」
(ガクガクブルブル・・・)

緊張通り越してキンタマが完全に引っ込みました、玉なしです

どうなる?玉なしノンケ・・・・

to be continued



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