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【不動産業界】不動産販売編

前回はデベロッパー編の収益不動産事業について話しました。

今回は不動産業界の人以外は聞いたことがない人が多いと思われる不動産販売について話していきます。

不動産販売と聞いて何のことだと思う人も少なくないと思う。

先日、デベロッパー編で分譲マンション事業では3つのフェーズがあり、最後の販売フェーズにおいて、デベロッパーによっては「自社で販売部門を設けて、販売業務を行う会社」「グループ会社や他社など外部に販売業務を委託する会社」の2パターンあるとお話した。

『デベロッパーから販売業務を受託する会社』
が不動産販売会社である。


実際に販売している物件を見ていこう。

これは「パークコート 浜離宮 ザ・タワー」の物件概要の一部である。

note 不動産業界 販売

これは物件概要と言い、その物件の情報が書いてある。
ここにある『売主』(事業主とも呼ぶ)とは、その物件のデベロッパーで、"その物件の監督"である。
この物件概要によると、『売主』が三井不動産レジデンシャルであり、売主しか記載されていないため、「販売業務も自社の販売部門で行っている」ということである。

これは「プレミスト 中野通り」の物件概要の一部である。

note 不動産業界 販売②

この物件概要では、『売主』が大和ハウス工業であり、『販売代理』で日本住宅流通とある。売主と販売提携が記載されているため、「販売業務を外部に委託している」ということである。
※販売会社は販売受託事業だけでなく、他の事業を行っていることもある。また、デベロッパーが販売業務のみを受託して『販売代理』を行っているケースもある。


販売会社の収益構造は、

note 不動産業界 販売会社


販売会社のメリットは、様々な売主の物件の販売業務を行うことが出来ることである。
そのため、デベロッパー各社のマンションの仕様などを知ることが出来るため、営業の際にお客様にマンションブランドの違いなどお客様のニーズに応じることが出来る。また、数年後にデベロッパーに転職し、デベロッパーとして企画や設計する際にも活かすことが出来る。

デメリットとしては、昔の不動産会社のイメージのように目標や数字に厳しかったり、かなりアグレッシブな会社があるため、強引な営業をする可能性がある。


今回は販売事業について、販売会社とは何か、デベロッパーによる販売業務の違い、販売事業の収益構造のことを話してきました。


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