見出し画像

【不動産業界】不動産管理編

今回まで不動産仲介(賃貸と売買)、デベロッパー、不動産販売の3つについて話してきました。前回の不動産販売編から間が空いてしまいすみません。

今回は最後の『不動産管理』について話していく。

不動産管理と聞いて、イメージ出来る方もいると思うが、不動産管理とはマンションを管理する会社のことである。※PM会社と呼んだりもする。PMとはプロパティマネジメントの意味。

マンションを管理する会社と言っても、「分譲マンション」「賃貸マンション」と2種類あるため、会社も収益構造も異なる。


☆どのような会社があるか見ていこう。

○分譲マンション 管理会社
・日本ハウズイング
・大京アステージ
・東急コミュニティ
・三菱地所コミュニティ
・長谷工コミュニティ
・三井不動産レジデンシャルサービス etc...

分譲マンションの管理会社の特徴としては、グループ会社にマンションデベロッパーがあるため、そのマンションの管理を受託しているケースがほとんどである。
しかし、分譲マンションの受託戸数ランキングで1位の実績がある日本ハウズイングは他の管理会社と異なり、グループ会社にデベロッパーを持っていない、独立系の管理会社なのが特徴である。

○賃貸マンション 管理会社
・大東建託グループ
・積水ハウスグループ
・レオパレス21
・大和リビング
・スターツグループ 
・東建コーポレーション etc...

賃貸マンションの管理会社の多くは、賃貸仲介事業と一緒に行っている会社がほとんどである。
その理由としては賃貸仲介会社が"独り占め物件"を増やすために
「フランチャイズ展開」で元々物件を管理していた不動産会社にブランドを提供することでを管理物件を増やす。「土地所有者へアプローチ」を行い、自社で建物を作り、その物件を管理する、2つの方法を行っているからである。

画像1


☆賃貸と分譲の不動産管理は何が違うのか。

マンションを管理するという業務内容的に大きな違いはないが、最も違うのは「管理方法」である。

・分譲マンションの場合
管理をするのは『管理組合』であるため、管理会社は管理組合から委託され、清掃や点検などマンションの管理業務を行う。
※なぜ、『管理組合』なのか。
分譲マンションは各住戸に所有権があり、各住戸の住人がオーナーだからである。

・賃貸マンションの場合
管理をするのは管理会社で家賃や管理している。(みんなのイメージのある大家さんなどは管理会社を入れていない場合もある)
賃貸マンションはオーナーが1棟全部所有しているため、分譲マンションと違いオーナー1人と管理会社が契約を結んでいる。

・収益構造の違い
賃貸マンションの管理会社は、オーナー(デベロッパーも同様)から賃料収入の○%をPMフィーとして収益を上げている。
分譲マンションの場合だと、各住戸の住人(オーナー)が毎月支払っている管理費が管理会社の収益となっている。


今回は不動産管理会社とは何か、分譲マンションと賃貸マンションで管理会社の違い、収益構造の違いについて話してきました。

少しでも価値を感じていただけたらサポートお願いいたします🙇🏻‍♂️ これからもみなさんのお役に立つような記事を書くよう精進いたします!