思考:もし元服後の武田信玄(晴信)と入れ替わったら
単にタイムスリップだと、物が食べられず、言葉もいまいち通じず、とっとと死ぬか殺されるのがオチだけど、細かい事はご都合主義的に考えるとして、様々なシチュエーションでちょっと真剣に考えてみました。
きっかけは信長協奏曲を観たり読んだりして。
ご都合主義的にすべく思考の上でルールをいくつか決めました。一人で生きるなんて不可能なので、入れ替わり前提。
1,人の生き死になど細かい部分が変わっても、結局歴史は変わらない
2,知識は今現在のまま
3,入れ替わった人の知識は引き継がれる
4,自分が死ぬのは入れ替わった人が死んだ年齢と同じかそれより後
タイムスリップした場合の問題点
自分なりの問題点を最初に考えてみました。細かい事を言うときりが無いので、単純な部分のみ。
・寝られるのか?
あまり寝られない体質なので夜とか苦痛の予感。夏の暑さとか堪えられない予感。
・食べられるのか?
偏食なのでこれが最も不安。
・くさそう、汚そう
現代の感覚で綺麗な訳ないのでこれも不安材料。
・変な病で死ぬ可能性と同じくらい、人に変な病をうつす可能性もある
現代人は免疫力を持っていても昔の人はダメで、自分が何らかの菌を持っているという可能性もなくはない。そして、今なら簡単に治る病気でも昔なら死んでしまう可能性がある。生没不明の人物と入れ替わったり伝えられてる寿命と違う場合は、こういう訳わからない病とかで死にそう。
一,武田信玄として生まれ変わったとしたら
1521年の誕生と共に生まれ変わって場合、今の思考のまま赤ん坊なんてとてもじゃないけど苦痛で生きていけない気がするので、まあ元服時1536年くらいかな。
まず、元服と共に三条の方が継室としてやってくるけど、先妻は元服前なので、自分が実際に経験する婚姻は三条の方が最初。
体臭とか大丈夫なのかな。ここで一切近寄りもしなかった場合、義信も北条氏政室も穴山梅雪室も(というかみんな)産まれなくなるけど、その場合も何らかの形で必ず同じ役割の人が存在するだろうから(歴史は結局大きくは変わらない)問題はなし。
結局歴史が変わらないし死なないと判ってるので、父信虎を追放せず、武田信繁が家督を継いでもそれを支えるなんていうのも楽しそうだけど、歴史は変わらず死なないというだけで、自分が追放されたり帰農したりなんていうのも有り得る。
村上義清との戦いでは、上田原の戦い、砥石崩れで大敗するので、そこを回避して、第四次川中島の戦いで信繁が戦死しない様にはしたいし、血統としては四男勝頼も名門かも知れないけどより武田の血が濃い穴山信君が外戚としてうざったいので、長男義信にさっさと家督を譲っておきたい。
なんていう歴史オタク観点では言えるけど、実際にはリアルタイムで「これが上田原の戦いで板垣と甘利が死ぬ」と気づけない気がする。
なので、ここはどうせ歴史は大してかわらないんだからと、史実と違う風にしてみる。
1,村上義清とは争わない
川中島で長尾景虎と対立する理由でもあるし、大敗はというか、葛尾城攻めも入れたら敗戦してるのは全て村上義清。川中島は全て引き分けとして。でも、信濃侵攻が欠かせない要素だったとして諏訪や小笠原長時と争った場合、村上義清とも対立しないかな。南信濃を村上義清と対立しないように平定する方向で。
2,長尾景虎(上杉謙信)と対立しない
村上、北条と同盟。今川攻めをきっかけに反乱企てる武田義信がどうなるか気になる。史実でも死ぬので死ぬとしたらそれはもう仕方ない。長尾家とは直接の接点自体を持たない。更に上野は長野業正が面倒くさいので狙わず。その場合、史実と比べて信濃の領土が減るので国力が大きく劣ってしまいだけど。
3,今川を滅ぼす為には
1560年桶狭間で今川義元が死んだとして、上記の歴史を歩んだとすると武田家は国力が史実より圧倒的に劣るし、甲斐なんて人口も少ないだろうから、桶狭間のどさくさで侵攻。今川が上洛する為に結局婚姻結ぶかも知れないけど、南信濃、駿河、可能なら遠江辺りも支配下に置きたいところ。
そもそもそれ以前に小山田とかもそうだけど、国人衆をどうするかが非常に問題。でもまあ、この辺りはご都合主義ルールなので、どういう選択肢を歩んでも歴史は大きく変わらず1573年までは死なないので安心。
4.財力
この消極戦法だと、上野、飛騨、越中辺りにまで支配領域が広がってた史実と比べて国力が極端に変わっちゃうから、金山以外の財力を得ればいいのかな。
そこは現代知識を利用して、なんかお金にしたいところだけど、残念ながら私は南方仁先生の様に土着的にペニシリンを製造したり出来ないので、ここは地味なところでネジとか釘とかを発明して建築革命を起こしたりすればいいかな。
5,食生活
牛を食用に大量に育てて食べさせる。自分が元服&転生した1536年からなんとか牛を食べるために行動して、家督を継いだらその権力で義務化。次世代の子を肉食で育てたら多少は体も大きくなるだろうし、更に次の代になったらもっと効果が現れるだろうから、玄米食、肉食推進。なんなら、なんとしてもジャカルタまで誰かに行かせて、ジャガイモを大量に持ち帰らせて栽培すれば食糧事情解決。
6,家臣団
武田信虎が追放された理由は権力を強めて反感を買ったというのもあると思うんだけど、この旧体制は長尾家もそうだけどデメリットしかないので、新しい仕組みを作りたいところ。更に言うと兵士についてもそうで、兵農分離とかはそもそも人口が少ない甲斐では難しそう。織田信長の尾張は財力があったから出来た事だらけ。人口もそこそこ居ただろうし。
しかし考えれば考えるほど、甲斐からのし上がるのは大変。もっと国力ある国で、近代知識を活用する事で行動した方が簡単そう。例えば今川義元の生まれ変わりとなり織田も破って、自身が史実の織田信長の代わりになるとか。
まとまりないけど終わり。単純に、ここではこうする(第四次川中島の戦いで信繁を死なせないとか)みたいな妄想は楽しいんだけどね。
その二とかで違う武将も考えようと思ったけど、長くなるので、書くときはまた新しいノートで。
私腹を肥やさない感じです。