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キャリアコンサルタントになってから Ver2023


2019年4月に国家資格キャリアコンサルタント合格。
そこで私がとった行動は…
さあ!講師業!!!
ではなかった。
なぜか。

理由は2つ。
ひとつは実績がないのに、いきなり講師ってできるのだろうか。
今さらながらの気づき。
もうひとつは単なる怯み、度胸がなかった。
今まで企業に守られてきた(雇用されていた)から、急な独り立ちにビビってしまったのだ。


経験値を増やすために考えたこと

次に考えたのは経験値をどうやって増やすとよいか。講師として話したいことはキャリアについてだ。だったら、キャリア支援をすると経験が積めるんじゃないか。
そう考えたのは、受験日よりかなり以前。
定期的にハローワークに通う中で見つけたある求人。合格前から「ここに応募したい」とハローワークの窓口で希望を伝えた。
有資格者向けの求人ではあったが、合格してから応募しましょうと言われそれに従った。


50代前半、初めての転職活動
キャリアコンサルタントになるまでVer2023に書いたように、入社したら転職することなくそこで社会人人生を全うするものだ、と思っていた私にとって、初めての転職活動。
転職を支援していただいた方からは年齢の数だけ書類作成することになるから覚悟しておいて、と言われていたのでそんなもんかな、と思っていた。それを翻し、1社で内定を勝ち取ったのだ。

就職支援の職場で経験を積む日々

2019年5月から就職支援の職場で面談する毎日が始まった。
最初の1~2カ月は2~3件/日の面談を行い、わからないことを諸先輩方に教えていただく日々だった。
不思議と、先輩キャリアコンサルタントの同席が無かったのだ。
担当制の事業所だったので、相談者様のリピートがあるか、ということが大切な指標の一つ。ありがたいことに繰り返し面談に来てくれる相談者様が増えていったのだ。
半年経過する頃には面談数が6~7件/日となり、様々な背景・特徴をもつ相談者様と面談を繰り返した。
1日7件が最大の面談数ということを考えると多くの経験を積ませてもらっていったのだ。

業務には面談以外にセミナー講師をもあったのだ。
採用面接時に「どんなセミナー講師ですか」と質問されたことを今でも覚えている。
前職でセミナー、教育等の講師を経験していたからだ。
巻き込み型の講師」と答えた。
それが発揮できた場面があった。

巻き込み型のセミナー講師


他の機関から依頼されたセミナーを担当する機会があった。
20~25名程の学生と担当の教師が3名。約3時間のセミナー。
セミナー等を行うときに私が考えているのは、「何か」を必ず持って帰ってもらおう、ということ。何か、は人によって違っていい。その人にとって、今必要な何か、を持って帰ってもらおうと思って臨んでいる。

結果。

学生だけではなく、先生たちも巻き込みながらセミナーを実施
終了後先生からいただいたコメントは
いつもは寝ている学生が、今日は目をキラキラさせて話を聴いていました。ありがとうございます。次の機会があればぜひ指名させて頂きます」ということだった。
残念ながら次の機会はなかったけれど、私にとっては非常にうれしいフィードバックであり心に残るセミナーとなったのだ。

参加者を巻き込みながらセミナー実施


覚悟が決まった日


私の社会人経験は転職前の企業のみ。1企業しか経験していない私、もっと言うと人事の経験があるわけではない。就職支援というと人事のイメージが強く、この経験もないなぁ、と思っていたのだ。
結局、私ひとりの経験がすべてを網羅できるはずがないのだ。
それを気づかせてくれたのは先輩キャリアコンサルタント。この仕事を始めて3ヶ月ほどたったころだ。詳細は割愛するが、この先輩のおかげで覚悟が決まった気がしている。

相談者様はなぜここにきたのか
何を思っているのか
困っているのか
苦しんでいるのか
言葉にできるか
何が相談者様をそうさせているのか

結局、相談者様に話してもらうしかない。
その為に私はどう振舞うとよいのか。
背筋が伸びた経験だった。

日々、面談を繰り返す。
どんな思いを持ってらっしゃるかな。


現在地


今現在も就職支援業務を継続している。
大切にしていることは変わらない。
目の前の一人ひとりの思いを大切にすること。丁寧に話を聴くこと。
相談に来られた方の答えの多くは相談者様の中にある、と信じて話を聴くこと。

講師になりたいと思い、講師の背景として選択した国家資格キャリアコンサルタント。
現時点でいうならば、講師業を生業にしているわけではない。
現職の中で時に講師をする立場であり、講師の面白さや楽しさもあるのだ。
それでも。
今の私は一人ひとりの思いを大切にしたいと思っている。
複数名を相手に講師をする場合、全員に向けて話をするわけで伝えられることが限られてしまう。質問への答えも全体最適を考えて着地させる。それでも、納得感高く着地させたい私がいる。

いつか、私自身が目指した講師業ができると思い、今日も経験を積み重ねるのだ。

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