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【育児】生後6か月から保育園に預けて良かったこと(0歳児クラス振り返り)

0. はじめに

少しずつ、桜のつぼみがほころび始めた今日この頃。まだまだ寒さは続きますが、少しずつ春の香りがしてきて、保育園でももうすぐ進級の時期。娘が保育園に入園してからもう1年が経つのかぁと感慨にふけっていた今朝なのですが、ふと思い立って保育園の0歳児クラスに入って一年が経った娘の保育園の様子を振り返ってみることにいたしました。

去年の4月から始まった保育園生活に慣れていく様子や、保育園生活、先生との信頼関係の構築など、さまざまな経験を通して、保育園でよかったこと、大変だったことをまとめてみます。私の場合は6か月で娘を保育園に入れて職場復帰をしたので、そのあたりの月齢から入れることについても参考になるかもしれません。育休復帰のタイミングなどで悩んでる方にも読んでいただければと思います。



1. 始まりの日々:6か月で保育園入園することについて

まず最初に、わが娘は6か月の時に0歳児クラスに入園いたしました。ほかのお友達と同じ4月スタート。10人もいないクラスだったのですが、娘が入った年は娘より月齢の小さな子はおらず、最年少での入園でした。ほかのお友達はほとんどみんな3~4か月年上で月齢もみんな同じくらい。もう立っている子や歩いている子なんかもいる状況でした。

小さいうちから預けることについて、心配・不安が多くてなんとなくネガティブな印象を持ちがちですが(私も最初はそうだった)、一年を振り返ってみるとそれよりも「良かったな!」と思えることが予想以上に多かったきがします。なので、まずは6か月の預けた当初の様子と、良かった!と思うことを書いていこうかと思います。

1-1. 人見知りについて

一番最初に、6か月で預けて良かった!と思ったこと。それは、人見知りが始まるより前に預け始めたので、『いってきます』の時のギャン泣き、行き渋りなどが全くなかったこと!

最初の一週間ほどは慣らし保育で、親も一緒に保育園で過ごし、ちょっとずつ保育時間を長くしていきますが、私が慣らし保育を始めたのがちょうど4月半ばごろで、早いお友達はもう通常保育がスタートしている頃でした。なので、保育園にいるお友達の朝の様子とかも見ることができたんですが、娘より大きな子たち(当時9~10か月くらい)は、親御さんと別れたあとにギャン泣きを経て、悲しそうにめそめそしていることとかもよくありました。

人見知りは立派な成長の証なので、悪いことでは全くないのは前提として、それでも泣いてるわが子の姿を見てしまうと後ろ髪惹かれて「保育園に預けて本当によかったのかな?」と迷ってしまったりするものです。ですが、6か月でまだ人見知りという概念をインストールする前だったわが娘は、初めて私と離れて保育園に預けられた時もぽかーんと平和な顔をして、先生と一緒に見送ってくれました。笑

人見知りが始まる頃には担任の先生たちとの愛着形成も出来ていたので、早朝保育などでいつもの先生たちやいつもの場所でないとき以外は泣くこともありませんでした。

1-2.離乳食スタート

もうひとつよかったことは、6か月ごろで離乳食スタートとほぼ同時に保育園生活をはじめられたこと。入園前に、最低限の食材を試したりはしていたけれど、実際は保育園の先生方に聞きながら新しい食材を進めていきました。食べさせ方や食べる時間なども、保育園のやり方をほとんどそのまままねて家でも進めていったので、自分ですべてイチから調べて進めていくよりはだいぶ楽な気持ちでスタートできた気がします。

あとは、娘が通う保育園は食育に力を入れていて、無農・減農にこだわっていたり、地域のお野菜などをなるべく使ったり、味付けは最小限にしたりなど、こだわって作ってくれていたので、家であげる際は多少雑なり入力でもきっと大丈夫だろう、と良い感じに手も抜けました。笑 もちろんできるときはしっかり作るけれど、職場復帰と離乳食とを同時にこなすのは親のキャパシティ的に結構キツかったので、「私たちが多少ポンコツでも、この子は保育園ではしっかり栄養のあるおいしいものを食べている」という前提があるだけでも安心感がありました。

娘の場合は割と好き嫌いなく、食欲も旺盛でなんでも食べるので、『食べない』ことのストレスはなかったんだけど、そういう傾向があるお子さんだった場合も、保育園では食べてくれる・・・とか、そういう別の安心感があるのかもしれない。

1-3. ミルク拒否と母乳離れ

辛かったこと、大変だったことは最初のミルク拒否。保育園に入れるまでは完母で育てていたので、最初のうちは『ミルクは飲まん!』と完全拒否だった娘。一応保育園入園までに哺乳瓶になれさせたり、ちょっとずつなれさせたりは試みたけれど、全く効果がないまま入園へ。

最初の一週間は、保育園でも断固拒否だったので、冷凍母乳を持っていったりしてとても大変でした。でも、赤ちゃんというのは環境になれるのが上手なのか、日にちが経つにつれ「保育園では母乳は出てこない」「おなかがすくからミルクを飲むほかしょうがない」と学んだようです。笑 一度受け入れたら、そこからはかなりスムーズに飲んでくれるようになりました。

お家ではそれでも母乳が続いたけれど、それも少しずつミルクに移行していき、最後は家でも哺乳瓶を自分でもってぐびぐびと気持ちよさそうに飲むようになりました。

母乳関連でもう一つ辛かったのは、職場復帰で急に母乳の供給量が減ったことで何度か乳腺炎になりかけたこと。ちょっとずつ量が減っていけば、次第に胸が張ることは減っては来るんだけど、それでも何かのきっかけで前日娘がたくさん母乳飲んだ翌日とかは本当に辛かった・・・。さらに、第二子の妊活をスタートさせるため、夏ごろに断乳を決意したのでそれも合わせてかなりつらくてのたうちまわっていました。どうして断乳ってあんなに痛くて辛いんでしょうね・・・。

そう考えると、母乳で育てている場合はある程度月齢が上がってから預ける方が母にとっては楽なのかもしれない。そうは思ったりします。


2. 一年を通して:よかったこと

2-1. お友達との月齢差があって良かった

前述しましたが、娘はクラスのほかのお友達よりも3~4か月月齢が低く、最年少として保育園に入園しました。最初は、同じぐらいの月齢の子がいなくて大丈夫かしら?と思ったりしたんだけど、その心配は杞憂に終わりました。

というのも、そもそも0歳児の頃はお友達との関わりというよりは大人(保育園の場合は先生)との一対一の関わりの方がメインで、お友達が近くにいても最初のうちは一緒に遊ぶとか、そういう社会的行動が少ないから。「あ、あそこにいる赤ちゃんは立ってるな」「歩いてるな」と思って注目して眺めていることはあっても、だからといってそれで本人が大変な想いをしたり辛かったりという様子はありませんでした。

私の場合は最年少で逆によかったなと思っていて、なんでかというと、周りの子たちに影響をされたからか、娘の場合は発達がだいぶ早かったから。周りが自分よりも一歩先のことをやっているのを毎日見ているうちに、目で見てたくさん学んでいたようで、割と早い段階でいろいろなことができるようになりました。もしかしたら本人的には「悔しい」というのに近い感情は覚えていたのかもしれないけれど、それによって負けないぞ!と成長が進んでいったのならそれは良いことなんじゃないかなと。

娘の場合は第一子で上の子がいなかったので、そういう意味でもほかのお友達が「お兄さん」「お姉さん」代わりになってくれたようで頼もしかったです。

あとは、これは結構重要なことなのですが、保育園で最年少だと間違いなく先生方からもほかの上の学年の子供たちからもアイドルとしてかわいがられまくります。笑 みんなが娘のことをかわいいかわいいと言って愛でてくれたので、本当にありがたかったです。

2-2. 生活ルーティンができた

もう一つよかったことは、保育園の毎日の生活で先生たちがきちんと生活のルーティンを整えてくださったおかげで、お家の生活の中でも規則正しい生活を送ることができたこと。

働きながら、毎日同じ時間に起きたり、ご飯食べたり、お昼寝したり、寝貸付けしたり・・・というのは結構大変なことでもあるんだけれど、それでも土日などはなるべく意識して保育園の時間割に合わせて一日のスケジュールを決めていました。(これは第一子だからこそできることでもあるけれど)

そのおかげで、娘は決まった時間になると自主的に『ねんね』といってすっと昼寝したり、就寝してくれるようになりました。排泄のスケジュールも割と毎日一定なので、毎朝の準備やお着替えもわりとスムーズで、困ることはそこまでなかった。

大切なのは、出来る範囲でもいいから大人もしっかり生活リズムを整えること。ある意味あきらめも肝心なのかと思うけど、仕事や家事が終わってなかったとしてもいったん就寝する、疲れていてもいったん起きて一日をスタートさせる・・・そうするとだんだん大人たちの方の生活リズムも整ってきて仕事も生活も健康的なものになってくるという不思議。

子ども&保育園のおかげでこの健康ライフスタイルが手に入ったので、本当に感謝感謝です。

2-3. 親以外の大人の見守りと愛着

最後に書いておくべきは、自分たち親以外にも、子どものことを気にかけてみていてくれる大人の存在が一気に増えたことは、保育園に入れて良かったなと思うこと。それは担任の先生たちはもちろんのこと、担任以外の保育園の先生たちもそうだし、クラスメイトの親御さんたちについてもそう。

みなさん「娘ちゃん、バイバイ」「娘ちゃん、おはよう」って話しかけてくれるの。それがとっても優しくていいなぁと感じます。子供の方も最初はだれがだれだかよくわかってなかったのが、だんだんわかってくるようで人をみてバイバイをするようになったり、笑顔で応えたりするようになったり。

保育園という場所柄、親御さん同士で毎日たくさん話したりってことはないんだけれど、そういう簡単な挨拶とか些細な言動が孤立感を覚えないためにも結構大切かもなと思いました。私はこれくらいの距離感結構好きだなぁと。

保育園に預ける前は、外に出かけなければもちろん誰にも会うことがなく一人で大人の話し相手は夫しかいないし、出かけたとしてもお出かけ広場などでは結構大人同士の会話を続けることが大変だったりして(非ソーシャル人間あるある)。だから、このつかず離れずの距離感は私にとってはちょうどよかった。

これから子供自身の年齢が上がるにつれてコミュニケーションは増えていくのだろうけれど、0歳児クラスで小さなジャブをたくさん打ってきたおかげで、距離が近づくことへの抵抗感も少ない気がします。

3. 一年を通して:大変だったこと

3-1. 突発的な熱・お迎え対応

これは、言わずもがななんだけれど、娘が熱を出したりお迎え要請が来た時に対応することがやっぱり一番大変だった。体調不良になること自体ももちろんそうなのだけど、それによって仕事の調整をしたり、時間のやりくりをしたり、家事が回らなくなっていくことに対するストレスも大きかった。

私の住んでいる地域は病児保育があってないようなもので、全く機能していないので、娘が保育園をお休みするとなったら必然的に自宅保育。夫や私の両親に頼ることもかなわないので、有給をけずって対応する日々でした。

幸いなことに、私の仕事的に突然穴をあけても最終的にうまく回っていれば会社の周りの人に直接的な迷惑をかけることはそこまで多くなく、自分で量や進め方をコントロールできたので何とかなった節はある。上司にも同い年の子供がいて、理解があったというのもある。そして、私のもってた有給の数にけっこう余裕があったというのもある。

いろんな要素が重なって、特に公的、民間の病児保育・ベビーシッターには頼らずにできたけれど、第二子ができたらそうも言ってられなくなる気がするので(もしかしたら職務も上がる可能性もあるので)、次の育休後はファミサポや民間の病児ベビーシッターなども活用していこうかと思ってます。

3-2. 洋服や保育園アイテムをそろえること

うちの場合はありがたいことに私の姉に姪っ子がいて、その子のおさがりをもらうことができたので(姪っ子も保育園っ子なので、ほしい服の種類が大体そろってる)かなり助かりました。私も夫も娘の服のデザインなどに関しては全くこだわりもなかったし。

が、それでも必要な服やその他のアイテムを保育園用にそろえたりするのは結構大変だったなと思う。毎日の洗濯もそうだし。

保育園では季節によって「こういうものを用意して持ってきてください」というものが結構ある。夏の水遊び用のタオルとか、冬の外遊び用の上着とか。あとは、毎日の洋服についても「こういう服はNG」「こういう服にしてください」というのもある。そういうのがなかなか見つからなくて探すのが難航したりとかもあった。娘の保育園の場合は、「手作りでこういうものを作って持ってきてください」というものはあんまりなかったのでそれは助かったけれど、保育園の見学に行った際に、園によっては本当にたくさんの「手作り」であふれているところもあったなぁという印象。それは、親との相性としか言いようがないけれど、自分たち親の意向と合う園を探すのが大事なんだろうなぁと改めて思いました。


4. 1歳児クラスに移行するにあたって

6か月から1歳5か月までの間0歳児クラスとして一年を過ごした娘なのだけど、この一年の間で本当に大きく成長したなぁと感じます。

なので最後に、一年を経て娘がどう変わって言ったか、一歳児クラスへの移行を前にして今どんな様子なのかをまとめます。

4-1. お友達との関わり合いが増えたこと

娘自身の成長はもちろんなのだけど、保育園生活を通して「変わったなぁ」と一番感じるのはやっぱりお友達とのかかわり方の変化かなぁと思います。

入園したての頃はまだ6か月だったので、周りのお友達のことにはまったく興味がないというか、積極的にかかわりあうことはありませんでした。一緒に遊ぶ、といっても、ただ単に近くに座っているというだけで同じことをしてコミュニケーションをとる、というのとはほど遠い感じだった。

それが今では、お友達の名前も言えるようになってきて、仲の良い子というのもできてきて(たぶん)、なにやらお話をしながら一緒に同じことをして遊んだり、時にはおもちゃの取り合いになったり・・・という姿を見るようになりました。

それに伴って友達間のトラブルも同時に増えていくのがこれからなのだとは思うけれど、それでも保育園に、こうして一緒に遊ぶお友達ができたことはよかったなぁと感じます。

最近では、娘は自分よりさらに年下のクラスメイトが途中入園してきたので、その子のことを本人なりに可愛がったりしているようです。その調子でこれから生まれてくる妹だか弟だかにも優しくしておくれね。

4-2. 切ないお別れと新しい生活への戸惑い

はたから見ている親心として、すこし切ないなぁと感じるのは、最近かなり0歳児クラスの先生たちやお教室とのお別れを寂しがっているということ。

今週からちょうど、新しいクラスと担任の先生になれるために少しずつ保育園内で移行を進めている時期で。お教室が変わったことで、いままでのように安心してお昼寝ができなくなったり、一番大好きだった先生がいなくなってしまって不安そうだったりするようです。

朝、保育園に送りに行くときも、なんとなく新しいお教室へ行く足が進まない娘。表面的にはにこにこ楽しそうにはしているのですが、ちょっとした行動から「あ、まだ新しいところにはいきたくないんだなぁ」というのをひしひしと感じます。また、今まで過ごしてきた0歳児クラスのお教室を通りすぎるときには、「中にだれかいないかな?」とドアにへばりついてずっと中を観察しています。その後ろ姿がなんだかとても切ない・・・。

まぁでも、お友達はかわらずいるし、先生も1歳児クラスへ持ち上がりの先生もいるし、きっと少しずつ慣れてくることでしょう。新しい場所、新しい生活って大人であっても何もしなくても何かと疲れるし、不安定になったりもするもんんね。この時期はあまり無理をしすぎずに、また新しいクラスに慣れていければなと思っています。


5. さいごに

以上、娘の保育園0歳児クラスの一年を通して私自身が感じたこと、良かったこと、大変だったことをつらつらとまとめてゆきました。

少しでも参考になった、共感した、しなかった・・・などなど感じたことがあるようだったらこれ幸いです。

ではでは

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