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ヨガから学ぶ育児

息子が離乳食の頃から、彼の使うスプーンは2色を手に取り どっちがいーい? なんて聞いて選ばせていた。スーパーに行っては大好きな納豆のメーカーをその日の気分で選び、自慢げな顔でカゴに入れる。保育園の帰り道、時間に追われていない日は、少し遠回りをして どっちの道に行きたい? と選ばせ、私と禅は 探検 と呼ぶそれを楽しむ。

根っからのチャキチャキした大阪人の私は 「効率的」という言葉が好きで、関西弁でゆうイラチなのですが、、あと30秒、あと深く大きな深呼吸を3回分、と息子に選ばせる時間を待つ事ができるようになってきました。どうせコッチを選ぶんでしょ、なんてわかっていても彼の選んだ答えに nice! ママもこれ好きなんだー。と声をかける。


なにげないことだけれど、選ぶという行動は「任されている」という彼にとっての大きな自信となるでしょう。今、というか きっともう少し先も、息子に見つけだして欲しい大きな木のようなものは「自信」と「折れない心」なんです。根拠のない自信。

2歳になり 選ばせる事 が物から行動へと変化してきました。お菓子を一袋食べた後にもう一袋食べていい?って聞かれた時も「食べ過ぎたら、夜ご飯食べれなくなっちゃうよ。でも、どーーーうしても食べたいって自分で思うなら、食べたら?それは自分の頭で考えーやー」とサラッとかつ印象的に言いつづけた。子供のお菓子のサイズなんか小さいし、ぶっちゃけ食べても食べなくてもどっちでもいいと思っていて、その食べるという行動を我慢できるのか、我慢できないほど食べたいのかと自分の頭で考えた結果、行動できればいーなという、小さな実験である。もちろん結果食べる。

3歳を目前にした最近は、この「自分の頭で考えーやー実験」がいい方向にも向いた。ブツブツ一人で指をさしながら、あーやっぱり辞めておこう、あーでもやりたいしなー、うん、ま、明日でいっか、よし寝よう なんて自分で考えて行動していた。自分で欲望を止める行動がとれた記念日だ。

IGNITE YOGAで出逢った印象的な言葉があります - intention インテンション -

意図、意向。自然と流されるのではなく、自分の意識を持って行動する。朝、眠たいのに少し早起きをしてヨガに行った自分のインテンションのおかげて、頭と身体にスペースができて、いいクリエイティブが生まれたりその日1日の仕事がうまくいく。小さなイラっが気にならなくなったりもした。



禅の選ぶという行動を 30秒、いや3分、いや30分 待つという「効率的でない」私の毎日は、彼の自信をつけるためのかなり「効率的」な方法である、そんな事に気がついた今日です。

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