鴨長明「方丈記」(1212)/ 比較して得る幸せ
彼と私は違うところが多くあるのだけど、そのうちのひとつが「比較」の頻度だと思う。私は昔から自分の状態を何かと比較する傾向があって、彼にはあまりそれがない。
「比較」の悪い点は自分でもよく分かっている。それはまず比べられた方が非常に嫌な気分がするし、「比較」で得る幸せは別の優位性を持つ他者によって簡単に脅かされる。
「比較」するような人間がチームにいると、チームは常に競争を強いられているような、居心地の悪いものになる。「比較」は他者に対する敬意が足りていない。元アメリカ大統