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100年以上読みつがれている本たち

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100年以上読み継がれている本の紹介です。
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#読書日記

サン=テグジュペリ『人間の大地』/死ぬことが少し怖くなくなった、その理由

「いい本」とは何だろう、と考えた時に私がいちばんに思うキーワードは「自分にはない新しい視…

makicoo
1年前
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夏目漱石「草枕」/絶望の中での生きる智慧

『少女ポリアンナ』という、世界名作劇場でアニメにもなったエレナ・ポーターによる児童小説が…

makicoo
2年前
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ドストエフスキー「貧しき人々」(1864)/不相応な恋心に寛容である生きやすさの話

とあるラグジュアリーブランドのファンで、長持ちする小物やバッグは、なるべくそのブランドで…

makicoo
2年前
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世阿弥「風姿花伝」(1400)「花鏡」(1428)/この先の人生、ただただ向上進歩するのみ

2022、仕事初め。12月23日からほぼ会社PC開かず、だったので、頭に入っていたはずの曜日毎のな…

makicoo
2年前
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ショーペンハウアー「読書について」(1819)/100年経っても読まれる本

2021年は180冊、本を読んだ。その中で読んでよかった本ベスト5を考えてみたところ、こんな感じ…

makicoo
2年前
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ワシントン・アーヴィング「スケッチブック」(1820)/後悔しないためにできること

夫が3日間高熱を出した。 2晩目にいたっては熱が下がらないどころか41度を記録。ワクチン2回…

makicoo
2年前
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鴨長明「方丈記」(1212)/ 比較して得る幸せ

彼と私は違うところが多くあるのだけど、そのうちのひとつが「比較」の頻度だと思う。私は昔から自分の状態を何かと比較する傾向があって、彼にはあまりそれがない。 「比較」の悪い点は自分でもよく分かっている。それはまず比べられた方が非常に嫌な気分がするし、「比較」で得る幸せは別の優位性を持つ他者によって簡単に脅かされる。 「比較」するような人間がチームにいると、チームは常に競争を強いられているような、居心地の悪いものになる。「比較」は他者に対する敬意が足りていない。元アメリカ大統

ワシントン・アーヴィング「スケッチブック」(1820)/東京と地方の、そして19世紀の格…

この日は前から予約していた近くの民間学童の説明会へ。せっかちなのでいつか必要になるなら早…

makicoo
2年前
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ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟Ⅰ」(1880)/「今」の行き着く先にもっといい世…

今日は保育園が縁で知り合ったおうちの子を我が家にお呼びし、その後公園へ。相手の子もうちの…

makicoo
2年前
7

夏目漱石「門」(1910)/悟れないと知ることが悟ることの第一歩

今の会社に入って前職以上に感じるのが自分のいたらなさ。英語力はもちろん、ロジカルに持論を…

makicoo
2年前
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