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公開振り返り&ライフログ(202401 )

・仕事初めまではいい感じにやりたいことがやれていたものの、はじまるとバタバタ・・それでも去年よりはいい感じ?

・今年はじっくり読み書きと楽器練習と思っていたのにバタバタと次々に出かける予定を入れてしまい、インドア向いていないと思うw

・ピアノ/ヴァイオリン/読む/書く/仕事/英語/ストレッチとやりたいことは盛りだくさんなもののだいぶ定まっているので、きちんと振り返りながら来年の今頃はすべて前進してるとよい!

◆仕事/英語/ストレッチ

仕事は色々あって、プロマネて感じじゃない1年か?その他にもなんだなかということがあって若干モチベーション↓だったんだけど、同僚からすごく褒められて持ち直す。単純w
英語は手つかず。ストレッチは仕事が始まってからグタグタに。猫背はだいぶ直ったけど、もっと上半身を綺麗にしたい、次はO脚を直したい!

◆ヴァイオリン/ピアノ

ヴァイオリンの発表会があり無事に終了。音をはずしがちなところが6か所くらいあって、3戦3勝みたいな出来栄え。が、実力相応以上の曲にチャレンジし、結果なんとかなったので自分をほめたい。そして来年はバッハじゃなくてメンコンすることにして、さっそく練習を開始。

ピアノはようやくバラ1を通して弾けるようになった、あとどこまで完成度をあげられるかは自分次第、ということで引き続き頑張る。

◆書いた記事

特になし。。。新年早々目標未達・・・

◆見た展覧会/舞台

・東京交響楽団+小山実雅恵さんでラフマニノフピアノ協奏曲2番
・ザ・シンフォニカ定期演奏会
・読響で藤田真央さんのブラームスピアノ協奏曲

新年早々ご縁があったりもあってクラシックの演奏会に3本。女性がラフマニノフを弾くとラフマニノフの感じていただろう辛苦を再現できる気がする・・という感想を持った。藤田真央さんがモーツァルト弾いているのしか聞いたことがなかったので、すごく男性的なブラームスを聞いていい意味でショックを受ける。

◆読んだ本

今月は読書がとてもはかどった。ベストはホメロス「イリアス」で、改めて古代ギリシャ人の世界観に興味を持った。以下1月の読書記録。

2024年1冊目はホメロス『イリアス』上巻。シェイクスピアの『トロイラスとクレシダ』という作品を前に読んで印象に残っていて、それを読み返すために同じ時系列を扱っているこちらを読んでみた。トロイア戦争てずっと『トロイの木馬』で決着がついた戦争くらいの理解度だったけど『トロイラスとクレシダ』を読んで、ずいぶん印象が変わり、今回『イリアス』を読んで、ますます印象が変わった。歴史てXXが○○になったから、結果△△みたいに記載されがちだけど、実際はトロイア戦争のようによくわからないけどこうなった、というのが正解なんだろうな。
あとフィクションとはいえパリスがほんとひどくて、それを庇っているアフロディーテもどうなん、ていうのを思った。特に第三歌の終わりの 「妻よ、どうかそのような激しい言葉で、わたしを根性なしと責めないでくれ。さっきのメネラオスは、アテネのお助けがあって勝ったのだ。今度はわたしが彼を負かす番だ、われわれにも神々がついていて下さるのだからな。しかしまあ今は、床入りして愛の楽しみを味わおうではないか。」に衝撃を受けるwちなみに女性が完全に戦利品の扱いで、ネットでたまにみかける人たちは、この感覚なんだろうなあと苦笑。紀元前の感覚😂https://amzn.to/3tG8pR6

2024年2冊目はホメロス『イリアス』下巻
アカシア(ギリシャ)軍のアキレスが諸事情でヘソを曲げて戦うのを放棄→アカシア劣勢に、そしてトロイア軍のリーダー的存在、ヘクトルにアキレスの親友、パトロクロスがやられる→アキレスが敵討ちする、の流れは知っていたものの、実際に読むとずいぶん印象が違った。こんなに神々の思惑で戦況が何度もドンデン返しするとは思わなかったし、アキレスは思っていたより情が深くいいやつの印象。やはり原典を読まないと分からないものだなあと思う。古代ギリシャの人々はこの話を吟遊詩人から聞いていた訳だけど、読んでいて私にもすごく臨場感があって今でも通用するエンタメだな、と思った。古代ギリシャ神話を知れば知るほど、これを宗教として信じていた(る)人たちに興味が湧く。こんないい加減で気まぐれな神がいるとは。ただ信じられたらこの世界の理不尽なことはまたゼウスが、、で済む気もして、それはそれですごく世界の捉え方がすっきりする気も。以下個人的備忘録。めちゃくちゃ色々な人が死ぬんだけど、死ぬ時の描写でよく使われる「眼を闇が蔽う」という表現が印象的。あと冥王ハデスがこの本だと「アイデス」になってて、ブローティガンの「西瓜糖の日々」を思い出した。
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2024年3冊目は牛尾剛「世界一流エンジニアの思考法」
うちはKindle をパートナーと共有しているんだけど、エンジニアの彼が買ってて興味を持って。筆者が勤務しているMicrosoftのカルチャーは私が今いる会社とすごく似ていて、あまり驚くようなことはなかったのだけど、たとえばエンジニアの通例としてデザインドキュメントをなぜ書くのか、は、あまり考えたことがなかったので、そういう理由か、と合点がいった。あと牛尾さんがどういう気持ちで困ってたり自信がなくて、それがどのように解決され、または克服していったのかの軌跡が印象に残った。というのもスクラムやアジャイルの勉強会でご本人をお見かけしたことがあって、その時はどちらかというと自信に満ち溢れている方のイメージだったので、実際にどんな気持ちで働かれていたとかの胸の内はわからないもんだなあと。私自身が応用できそうなところとしては、基礎を大事に、と反復で、特にピアノやバイオリンをやっていると、どんなに長い曲であっても反復の結果暗譜できていくので、たとえば本を読む時なんかもちょっと意識したいなあと思う。あととにかく完了させること、というのは日常生活でぜひ取り入れたい。
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2024年4冊目はシェイクスピア『トロイラスとクレシダ』。イリアスを読んだ後だとより面白く、またホメロスの書くそれぞれの英雄とシェイクスピアのそれはまたずいぶんフォーカスするところが違っていて、その視点や強調するところの差とかがすごく興味深かった。特にイリアスでそこそこの文量が割かれているヘクトルがアキレスに討ち取られる場面が書かれてなく、イメージとしては戦場に赴いたヘクトルは次の場では死んでいる。。ただ前半のダラダラした展開からその後半のたたみかけるような構成がすごく面白くて、改めてシェイクスピアてすごい作家だなあということを思う。この後にコットーの「シェイクスピアは我らの同時代人」という本に入っているシェイクスピア論をまた読むのだけど、この作品を通して、ギリシャ神話、特にトロイ戦争に興味が湧き、色んな読書につながっていることが私にとっての良書だなと思った。いつか劇もみにいきたい。日本での最新の上演が2015年なのでそろそろどこかのカンパニーでやってほしい!

2024年5冊目はシェイクスピア『十二夜』。有名なのに読んだことなくて、昭和の少女漫画的な話(男装している女主人公を好きになる人がいて、ただ女主人公は自分のことを男だと思っている人が好きで、的な)だなーと思いながら、ただ遠い昔に読んだ「真夏の夜の夢」や「ベニスの商人」よろしく、最後に登場人物が総出で出てきてめでたしめでたし感、すごくシェイクスピアぽいなあと思った。もらったリプをきっかけにマルヴォーリオに興味を持って読み始めたんだけど、切ない。ただその配置の仕方もベニスの商人のシャイロックぽさみがあって、なんだかんだシェイクスピアのお話には型があるなーと思う。そうそうタイトルの「十二夜」はキリスト教的なクリスマスの最終日(12/25がイエスキリストの誕生日で東方の3博士が予言をもとにお祝いに駆けつけられたのがその12日後で、そこで正式にクリスマスが終わる)。ちょうどその話を年末に実家で聞いて(ずっとクリスチャンなのに私はわかってなかった、、)その後に「十二夜」を奇しくも読むことになるというのが面白い巡り合わせだなと思った。
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2024年6冊目はシェイクスピア『ベニスの商人』。しょっぱなのアントニオの相手を罵倒しながらお金を借りるスタイルにドン引き、ダメンズの匂いしかしないバサーニオ、そんなバサーニオに一目惚れするポーシャも大丈夫か、と全く感情移入できないままストーリーはすすみ。。小学生の時の感想と一緒でまったく笑えなかった😅あとがきで紹介されていたシェイクスピアがおそらく参考にしていただろうマルタのユダヤ人という戯曲が面白そうでいつか読みたいのと、シェイクスピアは劇団を主宰してたから、みなが活躍できるように登場人物がわちゃわちゃしているという話が興味深かったなー。真夏の夜の夢もわちゃわちゃしてるよな、そういえば。
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2024年7冊目はシェイクスピア『ヘンリー4世』第一部。旅人から追いはぎするような仲間とつるんでるハル王子が父王から喝をいれられ最終的には謀反を治める話。ハル王子がつるんでるフォルスタッフは、英国人の間で認知度が高いらしく人気だとか。史実ものと聞いてたけど、昼ドラみたいな話であった😅
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2024年8冊目はシェイクスピア『ヘンリー4世』第二部。フォルスタッフが色々な人と悪口の応酬〜からのまた戦かと思いきや話し合いで片がつき、ヘンリー4世とハル王子の間で一悶着あってから和解して王は死去、ハル王子は心を入れ替えてフォルスタッフを切ることに。いったい何を読んだんだろう感がすごい・・・https://amzn.to/3vEPJ4K

2024年9冊目はドストエフスキー『罪と罰1』。今まで読んだドストエフスキーの本の中でいちばん面白い。特にラスコーニコフが老婆を殺してからの心理描写がめちゃくちゃ興味深くて、同時にああ確かにこういう感情のアップダウンになるんだろうなあと腑に落ちる感じがある。それにしても訳がいいのか?シリアスなようでいてコミカル。ソーニャのお父さんが死ぬところもちょっとしたコメディな仕上がり。https://amzn.to/4802mVw

2024年10冊目はドストエフスキー『罪と罰2』。妹の婚約者との騒動、妹にちょっかい出してた人の突然の改心、ますます精神が不安定になる主人公、いよいよ自白か、という時になぜか自白する人が現れたりと色々てんこもりの巻だった。ソーニャがラザロの復活の箇所を読み上げるシーンすら邪道な感想とはいえちょっと面白くて、ドストエフスキーに親近感🤣https://amzn.to/49k4it3

◆印象に残った音楽

これから弾くのでお手本のメンコンを探した。今のところこれが一番好き。

後弾く曲候補探しでブラームスの雨の歌を。クララへの思いを勝手に感じて胸が熱くなる。シェリングとルビンスタインのこの音源がよい。

◆1月の振り返り

読書、ピアノ、バイオリンは◎、ストレッチが△、書き物と英語が手つかずって感じ。。

◆2月に望むこと

時間の使い方をもう少ししっくりさせたい。楽器練習にエネルギー注ぎすぎな気もするので、もう少し考えてみる。。


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