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現実的な理想|日々の雑記 #87

休日は
音楽を聴きつつ本を読み
喉が渇けばビールを開ける

益体もない話を書き綴っては
豆を煮込んでご満悦

雨が降ったら引きこもり
晴れれば野菜を軒に干す

明日からの会社を憂い
一寸濃くしたソーダ割り

そしてまた
仕事に身を置き日銭を稼ぎ
次の休みに思いを馳せる

私が理想とする暮らしです。
多くを望んでいる訳ではないですが、日常ってやつはどうにもやることが多く、こんなんでも時間が足りません。加えて、ついついよそ見をしてしまいがち。結果、本来やりたいことほど後回しになり、何とも具合が悪いのです。

忙しい時に限って、どうでもいいことが気になるタイプの呪いがあります。
今やるべきことではないのに、
「これをやったら取り掛かる」
とか言って、結局本筋に辿り着けないなんてよくある話ですよね。
朝イチ会議の資料が仕上がっていないのに、パソコンのファイルを整理しだすのは何故でしょう。最後は時間切れで、全てが中途半端ですからがっかりしちゃいます。

物を買う時もそうです。
鼻息荒く、何かと理由をつけては手に入れるじゃないですか。だけど高機能な道具ほど、収納やメンテナンスが必要になって、別の手間が生じます。挙句、棚の奥に仕舞われ日の目を見ません。
良かれと買ったはずが却って時間を奪われ、カードの明細に嘆息するなんて、これではもう罰ゲームです。

そもそも必要じゃない物事が多すぎるんでしょうね。あり物で済ませる、余計な事には首を突っ込まない。分かっちゃいるけど、なかなか難しいんです。この歳になって習慣を変えるのはしんどいですが、執着せずに手放せるよう、蝸牛の歩みで進めています。

速度は遅くとも休憩は必要

呑まない方にとっては、酔っ払っている時間が一番の無駄と思われるかも知れません。確かに、金曜日に一人盛りあがって土曜日を棒に振ることもザラ。だけど酒が無ければ、薄っぺらな私はさらにぺしゃんこになってしまいます。

全てを理想の鋳型に嵌めようとしたら、どこか窮屈で息苦しくなるものです。
「理想三分の現実七分」
肌感覚として、これぐらいに持っていければ上等ではないでしょうか。

今回の投稿で区切りの数になりました。あらためて読み返しましたが、「これぞ」って文章は、いまだに書けておりません。なかなか理想に辿り着けない歯痒さはありますが、それでも酒絡みの話ばかりで200本に達したのは、ちょいと誇らしくもあります。

酒と食べものに関する読み物が溢れる社会は、平和だからこそ

座右の銘ではないですが、こんな考えの持ち主です。平和のためにも酒を呑み、これからもどうってことのない日々を過ごしていきます。

引き続きお付き合い頂ければ、これ幸いでございます。

■イベントのお知らせ■

まつりのあとのお茶の時間

2023年11月12日(日)、文フリ東京の翌日、棚をお借りしている西日暮里BOOK APARTMENTさんにて、noterの皆さんが集まるちょっとしたイベントを開催します。

詳しくは、こちらの記事をご覧くださいませ。bonbon堂さんの素敵なお菓子もご用意する予定です。



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