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マンマン堂の同人誌┃その2

20年近く前にマンマン堂が描いた同人漫画誌のまとめ。その2です。
今回の作品は本文68頁と長めなので、その1とは別記事としてまとめました。

その1はコチラ ↓

↑ ギャグっぽいショートショート集や絵本っぽい漫画、ゆるキャラ公募イラスト集などを記事の後半に「巻末おまけ」として掲載しています。




⑤いいくにつくろう(2006)

【回想】
漫画を描いていた頃は、とにかく色々なことに憤りを感じて苛ついていた。手を替え品を替え間接的に表現してきたその苛立ちをストレートにぶつけたのがこの『いいくにつくろう』という作品。
絵もネームも下手だし話もツッコミどころ満載だし、とにかく読みにくい(苦笑)

当時から自分の絵が下手だという自覚があったし絵を描くのが大嫌いだったけど、それでも描かずにいられないくらい伝えたい想いがあったのだろうから、極めて健全な創作意欲に突き動かされていた時期だったと思う。

重要な点として、NHKの印象が当時と今とでだいぶ違う。
Wikipediaによると

2011年以降、演劇やクラシックなど教養番組のウェイトが低くなり、民放色の強い趣味番組やバラエティや健康番組のウェイトが大きくなった。高校講座でも芸人やアイドル等を起用し、教育番組というより民放におけるバラエティの傾向が強くなった。

Wikipedia「NHK教育テレビジョン」より

とのこと。
アナログ放送からデジタル放送に移行し「NHK教育テレビ」が「NHK Eテレ」を一般名称とした2011年辺りから編成方針が大幅に変わり、安易な俗受けを狙ったバラエティ化が顕著になった模様。

この漫画の中で期待をかけている「NHK教育テレビ」は、杉田あきひろさんとつのだりょうこさんがうたのおにいさん/おねえさんを担当していた頃で、『くまの子ウーフ』のアニメを放映していたのを覚えているので2000年。たぶん自分の生活の中にかろうじてTVがあった最後の時期。
その頃の「NHK教育テレビ」の放送内容が自分にとってギリギリ理想のバランスだったのかも。まあ、漫画の中ではめちゃくちゃふざけた感じでいじってるけど(笑)

ちなみに、『くまの子ウーフ』はとても良いですよ・・・。



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