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星野源さんとVIVARA ROCK 2024

大きなフェスに丸一日、がっつり参加するのは初体験でした。
星野源さんがトリを務めることと、会場が屋内の「さいたまアリーナ」ということが私の重い腰を上げさせ、年齢的にも体力的にも不安を感じていましたが、ついにチャレンジに踏み切りました。
記憶がすぐに薄れてしまうので、いつも参加している寺尾聰さんのライブのみ、毎回ライブ記録をつけているのですが、今回はこのビバラについて、どうしても日記に書き残しておきたいと思い筆を取りました。


5月4日当日は、源さんのグッズも発売されるということで、LINEでアーティスト物販整理券を申し込みました。当選結果を見たら8時30分集合でビビりましたが、私の仕事は出勤時間がめちゃ早なので、「StarStageトップバッターのimaseくんも見たいからちょうどいいや」と、朝早くからの参加となりました。

会場に着くと、もう物販の呼び出しは終わっていて、すぐに列に並ぶことができ、びっくりするほどスムーズに買い物ができました。
物販ブースの側にはに更衣室もあり、
「なるほどみんな買うと着替えるのかぁ」
と思ったりもしましたが、当日はビバラのTシャツを着ていたので、
その時は、買ったタオルをカバンに結んだだけでゲートに向かいました。

その後、源さんのグッズは10時ごろにはSOLDOUTしたことを知り、源さんファンすげーってなりました。

グリーンのリストバンドをもらい、中に入るとまずは飲食スペースの確認。屋外のフェス飯ゾーンはきっと激混みだろうと思い、演奏のキリのいいところで、たまアリ内の軽食を取ろうと思いました。200レベルはソフトドリンクはなくノンアルはミネラルウオーターしか見つかりません。でも400レベルに行くとアイスコーヒーやエクレアなどの甘いものがありました。

館内もだいたい勝手が分かったので、200レベルの1番StarStageに近い席に座り、オープニングから見ました。
この場所、横すぎてステージ全体の様子は見にくかったのですが、演者の顔はよく見えました。フェスでお会いしたいと思っていた方と、SNSで連絡を取り合ってたら、私の座席まで探しにきてくださって、お会いできて超嬉しかったです。いつも素敵なイラスト描いてくださってるので、直接イラストが大好きなこと伝えられてよかった。12列556は、思い出の座席番号になりました。

オープニングの、プロデューサー有泉智子さんのお話に、
「このフェスが初めてソールドアウトしたこと」
「次世代の演者、聴き手となる子供たちが沢山参加しているので、みんなで大切にして欲しいこと」のお話があり、改めて「次の世代を育てるフェス最高だな」と思いました。私は日比谷音楽祭に毎年クラウドファンディングしてるので、同じような考え方がこのビバラにもあることが嬉しくて、このフェスに参加してよかったと思いました。物販の予約が早くなければ、このオープニング聞き逃していたので、物販早くてよかったし、オープニングのお話がしっかり聞けてよかったです。

VivaStageオープニングの「ねぐせ」とStarStageオープニングの「imase」はとにかくめっちゃ楽しそうで、「これから1日フェス楽しむぞー」って気持ちを盛り上げてくれました。ステージ上で楽しくぴょんぴょん跳ねて踊るimase君の「ユートピア」と「Happy Order?」を生で聴けて最高でした。

小腹が空いたので、imase君を聞いた後、200レベルのフードショップで焼きそばを買い、近くの飲食スペースで食べました。
そのあと500レベルに行ってハーゲンダッツの無料配布チケットをゲットしようと思ったけど、長蛇の列だったので早々に挫けて、400レベルでアイスコーヒーとエクレアを食べました。相席した方が源さんのライブTシャツのを来ていたので、話しかけると気さくに答えてくれ、源さんファン優しいって思いました。
400レベルのトイレは空いてて、待ち時間0だったのでトイレもスムーズに済ませることができました。ライブTシャツは源さんファンの目印にもなるんだ!っとその時理解し、私も早速買ったばかりの白Tシャツにトイレで着替えました(笑)

そのあと200レベルに戻り、アリーナにおりられる216番から中に入りました。ここのスタンド席は二つのステージを両方とも真正面から見る事ができ、演者は小さくしか見えませんがステージ全体の雰囲気を体感することができる良い席でした。
秋山黄色さんが演奏していて、ギターぶっ壊す勢いの演奏っぷりに、ドラマ「10の秘密」のエンディング曲「モノローグ」しか知らなかった私はびっくりしました。めっちゃロックでした。

BREIMENの時アリーナ後方のスタンディング席が空いてて、子供たちや若者が自由にダンスを踊っていました。クルクル回ったり手や腰をくねらせたり、全身で音楽を楽しんでいる様子が素敵でした。

ペトロールズの時は、アリーナに移動しました。
ステージ前2列目まで進めましたが、背の低い私にはその場所でもステージは、ほぼ見えませんでした。でも音の聞こえ方がスタンドとは全然違っていて新鮮でした。
リハーサルの音出しが終わったあと、亮ちゃんが
「このまま本番行けちゃうよ。」
ってゆるっと本番始めちゃいそうでしたが、
「あ、なんかジングルあるの。ジングルの後だって。」
って言って面白かったです。さすが余裕のペトロールズ。
自然に体が揺れちゃうリズムと耳障りの良いハーモニー。Fuelの掛け声も、亮ちゃんが
「あー、いいですねぇ。」
って褒めてくれて嬉しくなって、めっちゃ叫びました。

でも、アリーナは自分には向かないことが分かったので
ペトロールズの後に通路に出てスタンド席に向かいました。せっかくなので、フェス飯も覗いてみようかと外のけやき広場へ。ところが朝の様子からは打って変わって激混みで、日差しも強く気温も28度ぐらい?。早々に退散して、Bゲートから、たまアリ内に戻りました。たまアリは空調が効いていて、200レベルのステージ近くの席は、長袖のシャツ着ててちょうど良いくらいだったので、ほんとありがたかったです。(弱々な自分・・・)

あんまりお腹も減らなかったので、400レベルでジンジャエール飲んでいたら、ちょっと朝からの疲れが出て、椅子席でうつらうつら。
ここで少し体力を回復してから200レベルへ。
そこで、もう一人、このフェスでお会いしたかった人と無事遭遇することができました。少しお話もできてめっちゃ嬉しかった。初めて会った人や、SNSでしか繋がっていない人とも、同じ源さんのファンであることでリアルに繋がる瞬間があること、不思議で楽しいなぁと思いました。

いろいろな席を試した結果、200レベルのBゲートに近いところの前から2個目くらいの扉から入った座席が見やすそうだったので、Tempaleyの演奏が始まったあたりからスタンドの座席に座りました。座席はクッションが効いてるので長時間座っていても疲れません。ありがたい。Tempaleyの演奏は初めて聴いたけど、打楽器の音とリズムが印象的で、多国籍の匂いがしました。

SUPER BEAVERの演奏が近づくと、アリーナが人でぎっしり詰まっていくのがよく見えました。リハからオーディエンスのテンションがめっちゃ上がってて、ジングルの後の歓声がすごかった。MCもめっちゃ熱くて、オーディエンスと一体になって演奏を展開していくところが、さすがでした。初めて聴く曲も多かったけど、一緒に盛り上がることができました。

その後のindigo la Endは、SUPER BEAVERで上がり切った熱を、スーッと逃していくような軽やかさで、川谷絵音さんの演奏は初めて聴いたけど、歌も演奏もめっちゃうまかった。MCで
「昨日JAPAN JAMに参加した後、家に帰ってUberでご飯頼んで食べたら、お腹壊して、だから今日お腹壊してます。」
って言っていて、でっかいフェスでめっちゃ会場を盛り上げるのに、普通の人っぽくてなんか好き。
「どのフェスでも年上になってきちゃったけど、今日は渋谷君が1個上だし、この後源さんがいるから安心。源さんと同じ日になれて嬉しい。さっき源さんの機材とか、向こうに置いてあって、こーやって(かがんで覗き込む仕草)見ちゃった。」
っていっててさらに可愛かった。

その後のVaundyは、モニターには映像は映らず、ステージライトも逆光で表情はよく見えない演出。でも音楽に集中できるので、それもありだなって思いました。ふわふわの金髪が揺れる様子素敵だったし、VivaStage飛び越えてStarStageの端っこまで来てくれて嬉しかった。
「源さんまで体力残ってないくらい踊れ!」
「明日に体力残すとか考えるなよ!」
ってめっちゃ盛り上げてきて、嬉しくなって私も跳ねて踊りました。「タイムパラドックス」とラストの「怪獣の花歌」、生で聴けて嬉しかった。大好きな「怪獣の花歌」、会場のみんなと一緒に歌えて最高だった。

そういえば、Vaundyくんの演奏中アリーナに急病の人が出たらしくて、急にスマホライトがいくつも点灯して係の人を呼ぶ声が。スマホライトが急病の人の位置がわかるように囲むように点灯し、係の人が中に入りやすいようにサッと道を開ける様子が、スタンドからよく見えました。オーディエンスの思いやりや優しさ、機転のすばらしさもこのフェスで感じたことの一つです。若い人が多いフェスでしたが、素敵だなと思いました。

そして、ついに大トリの源さん。
リハの音出しの曲がWeek Endで、源さんの歌無しのWeek Endも最高にテンション上がった。(これ後でいろいろな人のSNSのポスト確認したらDownTownだったらしい。😅)関係者席の通路にも演者が並び始めて、私は目が悪いのでよく見えないけど、近くの女の子が「imase君いるよね」とか言ってて、他にVaundy君とかたくさんの演者が源さんのステージを見学していたみたいです。みんなに愛されてる源さんだなぁ。

そんな中、ここ最近ラジオでもかかっていた「桜の森」が一曲目。
スタンド席からも、源さんのギタープレイがよく見えました。
Vaundyで熱を持った会場が、スッと穏やかな空気に包まれていくようで、呼吸が楽になりました。源さんの音楽は、今までベースやドラムの重低音で少し疲れていた体を、まるでリセットしてくれるかのように体に染み込みました。

そして、SUN のイントロが流れた瞬間会場から歓声が。
私の重かった体が整って、踊りやすくなっていました。不思議。

源さんのMCは、いつものラジオ通りで聞き取りやすくて心が落ち着きます。気負いもなく、でも伝えたいことをクリアにオーディエンスに浸透させる力は圧巻です。

源さんのライブではいつも言ってるけど、このフェスでも
「みんなで揃えるやつ、すごくいいけど、今日はやめてみましょうか。自由に踊ってください。僕もフワちゃんに踊りダサイって言われて、そんな僕のやってるライブですから大丈夫です。(星野源ANN2023.6.13 フワちゃんクミさんゲスト回)」
って言ってみんなを自由に踊らせる源さん。
StarStageの前は、きっとVaundyくんのファンの人たちがたくさんいたはずで、
「え、どうやって踊るの?」
みたいな様子で、探り探り動きながら、次第にバラバラになって踊り始める姿がスタンド席からよく見えて、星野源すげーってなりました。(もう今回何回目かの「星野源すげーっ」)

「PopVirus」「喜劇(フェスで演奏は初)」でゆっくり踊って体を慣らしながら「Ain’t Nobody Know 」で会場は一気にムーディーに。
そして「仲間はずれ」で、みんながまた大きくバラバラに揺れ始める。

「みんな自由に踊ってって言われたあと、「あーどうしよう」ってなって、でも踊ってくれてありがとう。好き!」

源さんのこの「好き!」「大好き!」は今回のキラーフレーズ。
(この後何回も言ってくれて、退場の時近くの女の子が
「もう私も源さん好きだから、これって相思相愛でいいよね!ガッキーいるけど。」
って言って、私の気持ちを代弁してくれました(笑))

その後「くせのうた」に入る前のMCで
「6畳一間で空(くう)に向かって歌ってた歌を、こんな大きな会場で歌うことの不思議を感じること」「あの頃の僕は今もいて、今でもその頃と同じように、暗い部屋で曲を作っていること」という話を聞いて、進化しつつ変わらないままの源さんに、ちょっと泣きそうになった。

アコギから流れるギターの音と歌声、
今まで盛り上がっていた会場が、凪のようにしんと静まり返り静寂に包まれ、どこまでも遠くにすーっと音が流れていく。
この会場にいない人にも届いているような、あぁ、ラジオの電波に乗って流れていくようなそんな感じだった。ちょっとその瞬間違う時空に連れてかれちゃって、バンドの演奏が入ってきた時に、はっと我に返った。

この後みんなで歌える歌を、ということで
まず「ドラえもん」。
みんなで、「どどどど どどどど どドラえもん」歌えるの、めっちゃ楽しかった。子供たちもノリノリだった。
スタンド席の床は、みんなが踊り始めるとすごく揺れるんだけど、
もうみんなが自由に踊りまくって、トランポリンみたくなってました。

「後2曲で終わりです。あ、でもアンコール1曲あります
曲紹介してなかったですね。えーと最初が「桜の森」、次が・・・」
って亮ちゃんの足元に貼ってあるセトリ見て、おもむろに曲紹介するの面白すぎた。
っていうか他のアーティスト曲紹介してないし(笑)
全方位に親切すぎる源さん。

「恋」の時は、源さんが照れながら、恋ダンスをちょこちょこっと踊ってくれたのも可愛かった。肩に手を乗せるポーズとった時、会場から歓声が溢れたから、みんなおんなじ気持ち。でも本人にしてみれば、奥さんとの出会いのドラマの曲だし、久しぶりだしで、めっちゃ照れ臭いよね。久しぶりに踊ってくれてありがとうの気持ちです。

源「もうすこすしで終わります」
会場「えー」
源「朝までやるか 有泉さんを困らせちゃうか」
会場「イェーイ」
源「賠償金払えって(いわれちゃうな)」
会場の誰か「私が払います!」
源「払ってくれるの!?」
こんな会場との、ラジオみたいなトークも源さんらしいなぁ。

途中どこか忘れたけど
コール&レスポンスに目覚めた源さん。
「「イェーイ」って言ったら「イエーイって返して」」
って源さんが言ったので、会場が全力の「イエーイ!!!」
源さん「気持ちいい!」って楽しくなっちゃって、何回もやっちゃうの
小学生みたいで可愛かった。今日のフェスで1番年上なのに1番可愛いって何(笑)

Hello Songでは、
「ここは一緒に手を振って」
と会場に投げかけ
「一緒だー!!」
と、会場が全力で手を振るのが微笑ましかった。
一体感もバラバラもバランスよく織り交ぜて、自分たちのやりたいように、手をあげたい人はあげ、下ろしたい人はおろし、合わせたい人は合わせ、自由に楽しませてくれる源さん、最高です。
「笑顔で会いましょうーーーーーーーーーーっ!!」のロングトーンもすごく良く伸びててめちゃくちゃかっこよかった。

アンコールは、「いつもなら新曲だけどフェスなので昔の曲を」と「地獄でなぜ悪い」を。
MCで
「世の中やなことばっか 戦争無くならないし 花粉おさまらないし 円高だし。みんな地獄のような毎日の中で、なんか楽しいことを一個一個手繰り寄せながら生きてるんだろ。じゃあこの瞬間だけでも、楽しいものにしよう!」
と言って、源さんが今回気に入った「イエーイ」のコール&レスポンスやった後、地獄でなぜ悪いのイントロで、みんなの「イェーイ」が炸裂。
仕事でやなこといっぱいあったけど、全力の叫びで私もなんかスッキリした。
モニターに映る源さんの目力と「気持ち届け!」っていう気迫に、否が応でもテンションが上がる、最高のエンディングでした。

最後の最後に
「これで 大トリおわり!」
っていう可愛い閉会宣言も聞けて、
「星野源のライブに来てください!」
に「え!!?ライブあんの⁉いつ?️」ってなった。
送り出しの曲がSAKEROCKのEmeraid Musicなのも嬉しかったなぁ。

退場の時、いろいろなタオルを肩にかけた人たちが源さんすごいって話をしてるのを、聞き耳立てて聴いていたので、退場まで幸せだった。
私の後ろを歩いてたカップルが
「俺、星野源の曲3曲ぐらいしか知らなかった。」
「3曲も知ってれば大丈夫だよ。」
「でも、ハローは聴いたことあった。盛り上がったね。」
って楽しそうに話してて、よし!ってガッツポーズしました。

スタッフの皆さんが手を振りながら、笑顔でお見送りしてくれたのも嬉しかったなぁ。

今日は音楽聴かなくても、ずっと耳の中で昨日の曲たちが流れている。
もったいないから、しばらくはこのままでいたい。

ところで、フェスのリストバンドって、どうやって取るのでしょう?
知らないうちに、手から抜けないサイズになってて、諦めてハサミで切りました。
二つにちぎれたリストバンドが初参戦を物語ってて、それはそれで面白いオチがついたビバラでした。


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