ギタレレはアコギ弦もいけるが、太さに注意

 だいぶ古くなった、サボりにサボったギタレレの弦交換をした。せっかくだからアコギ弦をやってみようと思い立った。種類はいつものフォスファーブロンズ、カスタムライト(011-052)。

 ギタレレについては以下参照で、あれから2年たった長期レビューでもある。

 弦交換は問題なくでき、音もアコギと同じではないが、それっぽい感じにはなるのでギタレレに飽きた人にいい。思ったよりよく鳴る。アコギとの比較は、音高が高いので少しうるさい。普通の80/20ブロンズの方がいいかもしれない。

 で、今度はナイロン弦に戻そうとしたら…なんと6弦が抜けなくなってしまった。。入れる時もギリギリだったが、太すぎたのだ。無理にやっても楽器を壊しそうである。緊急事態宣言のせいで、楽器店に持っていくまで時間がかかった。

 なんなく修理は完了し、その後弦交換も無事終了。使用したのはダダリオのフォークナイロンEJ32C。ボールエンドタイプなので、楽でいい。ナイロン弦自体が初めてだったので、ビロビロの状態から張りが出ていく。弦がよく伸びる分、エレキ弦含めた鉄弦よりも結構巻かないといけない印象。さらに弦交換後しばらくチューニングが不安定。

 音も全く問題ないというか以前よりよく鳴る印象だが、これは単に交換前が古すぎ、新品の時に戻っただけだろう。

 ギタレレはアコギ弦でも楽しめるが、やるならエクストラライトにしよう。エクストラライトでも6弦はクラシック弦の標準より多少太いが、多分大丈夫だろう(試してないので、自己責任でお願いします!)。逆に5弦ギター運用なら、太くても問題ない。

 余談ながらアコギ弦にした時、ギタレレはサドル(上記ギタレレ記事の画像下にある白い部分)がポロっと取れてしまう。特に接着仕様ではなく弦で押さえられているだけ、なくさないように要注意である。実は気づかず、そのまま弦交換をしてしまった。結果的に振動の少ないアコギ弦でコード弾きをするだけなら特に問題はなかったのだが。
 ナイロン弦は、サドルがないと無理。コード弾きだけなら削る余地はありそうだが、流石にサドルレスは厳しい。

 というわけでギタレレはボールエンドタイプならナイロン弦の交換も簡単で、太さは限定されるがアコギ弦もいける、改めて素晴らしい楽器なのである。修理の際久々に持ち出したが、持ち運びも相変わらず楽々である。
 家にギターが1本もない人には特におすすめ。繰り返される緊急事態宣言による自粛生活。冗談抜きで、生活が豊かになるだろう。