外資マーケターに

元外資マーケターが語るBtoCとBtoBマーケティングの違い

結論から言うとBtoCとBtoBのマーケテイングの違いを例えるなら、
BtoC:狩り文化、感情を刺激
BtoB:農耕文化、ロジックを刺激

です。あなたはどちらが好きですか?
このように変わってくる理由として、①購入者と意思決定:Who & How、②意思決定の期間:When・How long、③購入金額の規模:How muchの違いによるものです。
それに伴い、マーケティングのいわゆるSTP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)のセグメンテーションの切り方変わり、また普段のマーケターの業務も違ってきます。

目次
・自己紹介
・本記事はこんな方に
・購入者⇔意思決定が違う:WHO & HOW
・意思決定の期間が違う:HOW LONG & WHEN
・購入金額の規模感が違う:HOW MUCH
・STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)
・実際の業務
・おわりに

自己紹介

大手グローバル企業でBtoBもBtoCも両方プロダクトマーケティングを経験しておりますので、一通り理解してます。(下記でツイッターやってます)

多くの方はBtoCならBtoCでキャリアを磨き続けるのが普通なので、両方経験してる人はなかなかいないのでせっかくなので経験をシェアしようと思いました。

こんな方に

本記事はマーケティングをキャリアとしているか、将来考えており、BtoBやBtoCのどちらに進むべきか、情報を求めている方に向けた超ニッチなものです笑
また、セールスとマーケティングの間でキャリアチェンジを考えてる人も一助になるでしょう。
細かな違いを一つずつ取り上げるのではなく、ざっくり違いを理解してもらえたらなと思います。

購入者⇔意思決定が違う:WHO & HOW

BtoCの場合、例えばあなたがメンズ向けスーツを販売してるとしましょう。30代前半、港区住、年収1,000万円、金融業の男性のマーケ太郎さんをターゲットして、彼が商品を閲覧して、彼が購入を決め、実行します。
複数人になったとしても、実際のユーザーは夫だけど、財布の紐を握っているのは妻の女性なので妻にリーチを変える程度でしょう。

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