見出し画像

『最高の組織づくり』

マネーフォワード取締役 グループ執行役員 ビジネスカンパニー COOの竹田です。

突然ですが、MIMIGURI社COOの原さんと一緒に、『最高の組織づくり ~ベンチャーCxOの葛藤~』と題したPodcastを始めることになりました。

MIMIGURI社COOの原さんとは、かれこれ20年近くの付き合いです。私がマクロミルのマネジャーだった2005年に営業として入社してきた原さんとは、その後、私が2012年に退任するまで、営業、営業企画、人事、M&A後のPMI、新規事業開発など、さまざまな仕事をご一緒させていただきました。その後、それぞれ違う会社に転じましたが、共に「事業×人」という軸では似たような道を歩んでいるように思います。

そんな中、昨年の11月に公開したこちらのnoteをきっかけに原さんとお話をする機会がありました。

互いに組織フェーズの変化に関してはさまざまな経験や失敗をしてきた中、もしかして二人の失敗や体験で得た実践知を掛け合わせて話をしたら、誰かのヒントになるかもしれない、ということで、実験的にPodcastを始めてみることになったわけです。

ちなみに、私のnoteに対する原さんのアンサーnoteはこちら。

ということで、今回のnoteは、Podcastのタイトルにもなっている「最高の組織づくり」について。

本編はPodcastでいろいろ話していきますので、こちらでは少しだけ書きたいと思います。

「最高の組織」とは?

みなさんにとって「最高の組織」ってどんな組織でしょうか?

  • 仲が良いメンバーが集まった組織

  • 強い個人が集まった組織

  • 急成長している組織

  • 成果を出し続けている組織

  • 新しい価値創造や変革を起こしている組織

これらの組織はいずれも最高と言える組織だと思います。ただ、私はこれらに加えて、「逆境のときこそ、しぶとく粘り続けられる組織」と付け加えたいと思っています。

会社も事業も良い時もあれば悪い時もあるわけですが、私は良いと言われているような状況にあるときでも「このあと最悪の事態が勃発するのではないか」といつも不安がいっぱいです。

最悪の事態というのは、私の場合、人に関することが多いです。疑心暗鬼、邪推が邪推を呼んで事実と異なる話が横行する。情報が捻じ曲がってしまって、いろんなところで認識違いやすれ違いが起きて、果てはハシゴ外しや裏切り、信頼関係が消失してついには組織崩壊・・・。

長くやっていれば、程度の差こそあれ、こういった局面に直面することはあると思います。その時にどうあれるのか。私はこのときに「最高の組織」かどうかを試されるのではないかという気がしています。

ところで、私が好きなパターンの映画とかドラマや漫画は、逆境前提の物語です。そういうお話には必ず、辛く、悲しく、もうダメだと絶望したり、激しい憤りを感じたりするシーンが出てくるわけですが、常にそれらの事象は、この先乗り越えるための布石である、みたいなパターンが好きです。

加えて、乗り越えるストーリーに、仲間との友情や絆の話があり、チームや組織が徐々に一丸になって最高の結果へと突き進んでゆくパターンになるとさらに好きです(笑)。常にこんなふうにドラマチックなシーンに溢れた人生だったら最高だなと思っています。

逆境で粘れる組織をつくるには?

話が逸れてしまいましたが、では、どうしたら逆境で粘れる組織を作って、ドラマチックなシーンに溢れた人生を送ることができるのでしょうか。

私はその鍵は「共感を生む解像度の高い対話」にあると思っています。

わかりにくいと思うので雑に言うと、「思いの丈をぶっちゃけられる話をどれだけしあえる組織になれるか」とも言えるかもしれません。なんてありきたりでおもしろくもない答えだと思われたかもしれませんが、しかしそれが、逆境を乗り越える時に絶対に必要不可欠な「信頼関係の構築」につながる道だと思っています。

思いの丈をぶっちゃけるための第一歩は相手を「認める」ことです。

私たちは他人同士なので、互いの意見や考えに「全くもって同意見だ!」となることはそんなに多くはないことだと思います。でも、相手の言うことを「そのまま受け止めること」はいつでもできるはずです。ありのままの事実や存在、あるいは変化をただそのまま受け止め「あなたは◯◯なんですね」と認める(伝える)ということです。評価の気持ちや思い込みを持たず、ニュートラルなスタンスで接する。そして相手のこと全てを知ろうと、相手の言葉だけではなく、態度や振る舞いに集中して、観察する。つまり「聴く」ことです。

ちなみに、人間は言葉で話している内容そのものよりも、身振りや手振り、声のトーンなどからの方が多くの情報を得ているそうです。そういった「言葉以外の情報」もすべて捉えようとする姿勢は、そのまま相手に伝わるものだと思いますし、伝わった相手はおそらく、話しやすく、ぶっちゃけられる状態にも近づいていくのではないでしょうか。

そうして「十分に聴いてくれた」と互いに感じあえる状況が広がっていったら、どんな組織になるでしょうか。少なくとも、そう簡単には崩れない組織になるように思います。

今回のPodcastではさまざまな体験談や失敗はもちろん、その時々の心の揺れ動きなども盛り込んで、できればドラマチックな時間にできたらと思っています。また、今後もし、このPodcastが継続していきそうであれば、ぜひゲストの方もお呼びして、最高の組織づくりとその葛藤をお話しできたらと思っています。

最高の組織づくり ~ベンチャーCxOの葛藤~』よろしくお願いします。
今後の配信スケジュールは変動する見込みなので、番組をフォローしていただき適宜更新のお知らせを受け取っていただけたら嬉しいです。

▼Spotify
Apple Podcast
YouTube

もし番組を聞いてくださった方で、感想をいただける際には、SNSのハッシュタグ 「#最高の組織づくり」 にてお待ちしています。また質問やお便りなどは、以下からお気軽にご連絡ください。

⁠⁠https://forms.gle/KFJ5nbCkce9HbBgR7


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?