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30代後半迷子がひどいので、40歳の壁を超える本を読んだ

ふつうの日記を付け始めるぞ。

雨が降りそうで降らないような日だった

30代後半って一体なんなんだ?

昨年11月に、上司から「3年後どうなりたいか?」と問われたことがあった。
わたしは子どものころから、人生にマイルストーンを置き、計画に沿って生きてきたタイプである。

例えば、高校生の頃には「デザイナーとして働く」と決めて、デザインの学校に進学したし、その後はデザイナーとして就職。
30歳までに結婚、35歳までに出産・転職(キャリアアップ)・家の購入、などなど、特に「これはおおよそこのくらいが適齢期だな」と思われる時分に目標を定めてそれなりに則った人生を送れるようにと真面目に歩んできたのである。(特に女性は結婚・出産について年齢が関わるので多くの方が意識しているところではある。)

それで、35歳までに最低限しておこうと思っていたことは達成したのだが、実はその先のことってあんまり考えていなかった。

3年後どうなりたいか、まったく見当がつかない。

というのも、なにもかも「出産次第」だなあと思って、あまり深く計画していなかった、ということもある。
出産を経ると自分の体調が変わることもあるだろうし(さいあく死ぬかもしれない)、夫の健康や仕事の状況でも身の振り方は変わる。
そして何よりも登場した子どもが五体満足なのか?など特性によって自分の人生も大きく変わるだろう。
ある意味、自分主体で計画できるのは35歳までだ、と思っていたところがある。

なのだけど、38歳のいま、私も夫も息子(4歳)も元気で健康だし、まだ私が彼らのために自分の人生を我慢して100%自我なく奉仕で生きる、なんてこともないようなのだ。

それはそれで有り難いものの、いざそうなると、あれ?私って次に何をしたらいいのか。わからない。

仕事でどんなふうになりたいか?
子どもの育児方針は?
家庭の理想スタイルは?

うーん。
40歳以降って、子どもの頃、全然想像していなかった。
だから正直、あんまり細かいビジョンがない。

で、本を読んだ

「結局、40歳ってなんだろう???」と思って、40歳以降の生き方に関する本を何冊か買って読んでみた。
その中で、特にわたしが参考になったのはこちら。

「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」

この本は著者が女性で、子どもがふたり居るということで、単純にキャリアや体力の話だけではなく、家庭や子どもとの関わり、小1の壁についてなど、私の現状と関わる部分が多かったことで共感でき、参考になった。

結局、自分が今後やりたいことを想像できないのって、「子どもの育児を蔑ろにすることへの申し訳なさ」が邪魔をしているので、そことの折り合いというのが一番重要なポイントだったのだと思う。

子どもが小学校に入学するタイミングってやはり環境が大きく変わるものの、一方で自分の人生やキャリアについてもより自分が適していると思うものを見定めて、無駄のないようにチューニングしていかねばならない。

この本では、仕事を考える軸として、
「お金」「つながり(人間関係)」「健康」が満たされるか?
満たされない場合は、副業で補えるか?
と考えるとよいとされている。

その3つの点で改めて私の現状を棚卸ししてみると、
・お金→プラス5万以上は目指していきたい
・つながり→現在の職場で自分が尊敬できる人は何人かつながりがある
・健康→出勤することで多少は運動になっている
という具合。

健康については別途の補いが必要なものの、
自分が一番大事にしている「昇給」を軸に置き、付加価値として人間関係を考えるとすると、なんだかここ最近の人間関係の悩みは少し整理されたような気がした。

家庭と育児でやりたいこと(旅行とか、イベントとか)はしっかりやりつつ、将来的に自分がやりたいことはこれから少しずつ始められたら…と整理ができた。

クリエイティブでやりたいこと、いろいろある

わりと真っ当な人生を目指してきた自分であるが、やりたいことって本当はいろいろある。
より高みのクリエイティブをずっと目指しているし、こんなものではないのにな、ということもぼんやり思い続けている。

そんなとき、オモコロの永田さんが、YouTubeの更新を週3から週5に上げ、さらには「おもしろくなる」と断言したのはとても刺激的なことだった。
経緯のnoteを読んで、自分もクリエイティブをするうえで背筋がのびる思いだった。
https://note.com/nagata0215/n/n544bca5f9400 (有料)

たしかに、クリエイターは常にクリエイティブに追い詰められるべきなのだ。
なんてかっこいいんだ、これ。それは着いていきたくなるわ。

デザイナーを辞めてから結構経つのだけれど、クリエイター濃度が薄い世界にいるというのが結構自分的には「よくない」と感じることのひとつである。
少しユーモアがあれば褒められるし、かといって大きく標準からずれたことをすると「?」となるし、そしてセンスがずれていることに対して寛容というか愚鈍な世界は時にまずいなと思う。(おそらくそういうバランス調整もあって、オモコロに10年以上ぶりにハマってしまったりしている)

ユーモアで度を超える、ということを忘れずにいたい。
やるぞ!(シュッ)






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