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歩いてて楽しいなと思えた街の共通点

来月の発表に向けて、自分がしてきた経験の裏付けを探る毎日。
今回は2都市を事例に発表しようと思っているのだが、3時間の発表というのは経験したことがなく、どの程度の資料、枚数を作れば良いのか悩み。初めての経験、非常に楽しみ。

てなわけで今日はなんとなく、2つの街の都市計画なんてものを調べてみた。
a市は独裁政権時代による都市計画と反発する市民、民主化後の地域の大学と民衆が主導で行った、住民の居心地の良さを意識した流れを感じられる街づくり。住宅だけでなく広場や歩道の整備を、住宅で埋まっていた地にポツポツと穴を開ける感じで進めていく。歴史的旧市街地にも同じようなことを実施。ただ、住みやすさアップによる地価の高騰、貧富の格差。そこがダイレクトに現れている地域の不法占有コミュニティに我々は足を踏み入れたこともあった。なんとも言えない旧市街の香りは、そこに住むと他のエリアに住むよりも寿命が5年短いと言われるのも納得してしまうような気がする。でも確かにそこに人が住み、文化を形成しているのだ。

b市は、EU発足以来、持続可能な街づくりを求め、地域住民の意見を取り入れた街づくり。頻繁に走るトラムとバスを使えば、街中どこまでも容易に行ける交通システム。街中の自動車を減らすための取り組み、自転車道、歩道の整備と環境関連の事柄を挙げたらキリがない。それでも街の公害指数は高いと地域住民が訴えるのを我々は耳にしていた。それだけでなく、旧市街と近代建築の交わりがまた面白く、旧市街のなかにモダンなデパートがズドンとあったりする。市民憩いの場をかつての宮殿が保有する庭を開放することにより現代まで確保。川辺は常に人が行き交う交通場。観光客が多数来るような街ではないが、郊外の自動車産業で外からやってきたものから、地域の住民それぞれが、地域にお金を落とすことで、経済が回る。そんな街。

そんなa市とb市が我々は大好きである。広場に繰り出せば何かを楽しむ誰かがいて、知らない誰かとおしゃべりしたくなっちゃう、そんな雰囲気。
共通する点を挙げるとすれば、
・5分も歩かず、広場がある。
・超巨大公園が街に数ヶ所あり、犬が笑顔で散歩している。球技ができることは必須。
・トラムが充実。遠くまでトラムで安価に行けてしまう。
・旧市街と新たな街並みがミックスしている。
・自転車道が広く、走ってる自転車の種類が豊富。
・椅子がある。
・ちょっとしたダークサイドが担保されている。
・ストリートアートが豊富。
・メッセージ性のあるステッカーがおしゃれ。
・街中に食べられる植物が植えられている。
・朝、昼、晩とどの時間でも若者を見かける。(学校はどうしたw)
・公園で楽器を演奏している人がいる。
などなどキリがなさそうだけど、そこら辺の背景を今後も深めていこうと思う。

ひとまず日本も余暇の時間を増やそう。余暇が増えれば環境は変わるからきっと。

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