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時代を超える創造の旅 ― 古代の洞窟画家から現代のAI開発者へ(榊正宗)

こんにちは、榊正宗です。

わたしは、絵に対する認識が時代とともにどのように変化してきたかを、しばしば考えることがあります。古代の遺跡に残された壁画は、まるで神の所業のように受け止められていたかもしれません。これらの絵は、当時の人々にとっては、神聖な意味を持っていたのです。そして今、わたしたちは上手な絵師を「神絵師」と呼ぶことがあります。創作行為自体が、まるで神に近い存在であるかのように思えるのです。

しかし、正直に言うと、古代の絵師と現代の絵師は、その価値がまったく異なります。現代では、絵を描くことは多くの人々の趣味となり、誰もがアクセスできるものです。そして、絵の難しさを知る機会も広がっています。実際に絵を描いてみることで、神絵師の凄さを知り、それに感銘を受ける人もいるでしょう。

しかし、真の神は、AIを作る人々に他なりません。人類史において、彼らの業績は次元が異なります。特に、AGI(一般人工知能)の開発に関しては、神の所業を超え、神そのものを作り出す可能性があると言われています。電力の問題などで、完全な神には到達できないかもしれませんが、人間レベルには10年以内に達すると予想されています。

かつて洞窟の壁に絵を描いた人々は、今のAI開発者に匹敵するほど素晴らしいかもしれません。絵を描く行為は、単なる趣味や技術を超えて、人類の文化や価値観を反映し、時にはそれを超越する力を持っているのです。

絵を描くこととAIの開発は、一見異なる分野のように思えますが、実は共通の精神性を持ち合わせているのかもしれません。それは、創造する力、新しいものを生み出す力、そして時には神聖なるものにまで到達しようとする人類の永遠の試みなのです。


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