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職場での『子持ち様』問題は、浅い場所で解決しませんか?

こんにちは、砂月めぐるです。

先日Χやニュース番組で話題になっていた、『子持ち様』という言葉をご存じでしょうか。

俗に言うネットスラングなのですが、『子供が居ることを理由に職場でトラブルを起こしたり、マナー違反をする人』を指す言葉です。

スマホを操作しながらベビーカーを押して歩いていたり、仕事の引き継ぎが上手くいかず迷惑や損害を出してしまう人を揶揄していたようです。

それが、子育てを頑張る人たちの、

  • 子供の具合が悪くなって早退したり、欠勤したりする

  • 子供と一緒に公共交通機関を利用する

  • 夜泣きする子を外であやす

などの仕方なく(という言い方もどうかと思いますが)やっている行動でさえ批難されるようになってしまっているのです。

先に断っておきますが、私は現在独身で子供も居ません。職場では子持ち様のフォローをしている立場です。

そんな私の考えは、こうです。

その問題、溝を深めるのではなく、浅い場所で解決しませんか?

どういうことか気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。


人は誰しもが〇〇様になり得る

そもそも、人が働けなくなったり迷惑をかけるのは子持ち様だけではありません。

病気になったり、事故で怪我や障害を負ってしまう可能性は誰にもあります。

親の介護などの問題も、多くの人が考える問題でしょう。

それを一々、『病気様』『怪我様』『障害様』『介護様』などと言われたら堪ったものではありません。

自分も働けなくなるかもしれない、迷惑をかけるようになる可能性があることを知っておきましょう。

溝を深めるのではなく、浅い場所で解決する

『子持ち様』と検索するだけでも、

  • いずれはその子供が我々の年金を払うようになるのだから、我慢しろ

  • ろくに働けないなら、一旦退職して欲しい

  • なぜ妻(母親)ばかり責められるのか、女性差別ではないか

など、泥沼化しているのがわかります。

もしもこれが、あなたの働く職場で起きていたらどうですか?

人員が増員され、システムなどが改修されたとしても、この泥沼はそう簡単に無くすことは出来ません。

仮にその人が退職して一旦は解決したように見えても、今後も女性が妊娠し子供を育てるようになったら、また泥沼に足を突っ込みかねません。

なので、もしもあなたの職場でも子持ち様(〇〇様)問題が起きていたら、そもそも何が問題なのかに戻りましょう。

Aさんは旦那さんの仕事が忙しく、ご両親も遠方。子供の具合が悪くなったら、Aさんが迎えに行かないといけないので、どうしてもAさんの仕事のフォローが必要になる。

上記のような状況でしたら、職場で解決(干渉)すべき問題はAさんの仕事のフォローです。

旦那さんの仕事や、両親が遠方に居ることなど、職場の付き合いしかない我々に干渉すべき問題ではありません。

それなのに職場から、

「旦那さんの理解が得られないなら、ちゃんと話し合った方が良い」
「定期的にAさんのご両親に来てもらえば?子供は家族で育てるものなんだから」

などと踏み込んだり、逆にAさんが、

「子供は国の宝なのに、どうして理解してくれないんですか?あなたが独身だからですか?」

などと、反撃するから、お互い気持ちが良くないのだと思います。

どちらも悪くないです。

相手の問題を解決しようとする気配りは素晴らしいですし、忙しい中でも他人をフォローしてあげるなんて中々できません。

子持ち様と言われてしまう方も、その反撃は子供を守るための行動です。立派なものです。フォローしてくれた方にお礼が言えた、それだけでも充分です。

お互いそこまで深い付き合いじゃないのだから、互いの事情には踏み込まない。

余裕が無いからこそ、これくらいの距離感でお互い自衛すればいいと思います。

【オマケ】不満はすべて行政にぶつけよう!

ここまで書いておいてなんですが、このような問題はすべて会社や行政にぶつけるべきだと思います。

というわけで、首相官邸へのご意見募集のリンクを張っておきます。

自分1人が声を上げても……とは思わず、ぜひ送ってみてください。

今回のまとめ

  • 働けなくなる理由は人それぞれで、お互い様

  • 無理矢理踏み込まず、職場は仕事の問題を解決しよう

  • 子育てしてる人も、フォローしている人もえらい!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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