⚠️この記事はクトゥルフ神話TRPG
「壊胎」のネタバレを含みます⚠️

2021  9/17-9/19の3日間

KP    ぴの   
PL    奏町 理央(かなまち りお):こん
          東雲 慧(しののめ けい):たけや

東雲生還、奏町ロスト   NPC全生還

前回の刹夏メンバーで回してもらいました^^*
むつーさんのシナリオ、有名タイトルということもあり、とっっっても楽しみにしてたセッション！！
合計3日に渡り物語は終わり…
なんというか、情緒がヤバいです。

【キャラクター作成について】

東雲  慧

戦闘技能推奨だったので自衛官で行きました。
ただ、設定にもある通り、彼は現在自衛官にもなっていないただの無職です（笑）

人は守るものがあれば強くなると言いますが、既に守るものがない(いなくなってしまった)彼はこのセッションでどうなるのかが気になりました。
守りたいものが出来るのか、それは守れるのか、自分の強さとは何か……

きっと彼は誰と一緒だって"より良い答え"を見つけようとすると思います。その答えはいつだって他人優先なのでしょうね…特に友人が死んでしまった後からは……ｳｯ……

まぁ、最初はただ単に「強いキャラ作ってみんなで一緒に帰るぞーー！」っていう気持ち＋主人公になりたい！っていう気持ちでした💪

【シナリオ1日目】
キャラシ提出の時点で自分もKPも刺してしまっていた為、できれば始めたくねぇ～～～～と思っていました。

シナリオが始まると慧、理央、あれ？もう1人いる？？？
「三上 ひとみ」さん、だれ～～？でも可愛い～～となって慧は警戒心なんて微塵も抱かずに話しかけますね（笑）女好きの設定が使えてよかった…

探索自体は割とひとみを守りながら楽しく出来たと思いました。病弱そうな女の子がいたら気にかけるのが基本ですよね😊
死体や血は見せたくないので極力見せないようにしていたけど、ひとみちゃんは血は見えていなかったんですね…！

早乙女研究室地下で口の中の弾丸を取り出すのはリアルSAN値削れたなぁ…

探索での慧くん偉いポイントは資料関係の図書館にまぁまぁ成功したこと、かっこ悪いポイントは知識の全てが「あーー、学校で習ったからな」で済ませるところです🤔🤔

プラスチック爆弾とその起爆装置を見つけひとみちゃんに持っていてもらい、ヘリポートに続くドアを見つけ、タブードライバーを海にぶん投げようとして1日が終わりました。
だってメモに海が見えたら捨てろって書いてあったんだもん…(この時はこれがタブードライバーかD-3ドライバーか分かってなかった)

【シナリオ2日目】
早乙女研究室から出たら中央廊下と繋がってたことが分かって、「ぐるぐるマラソン出来るね^^*」なんて和やかに始まりました。

小沢研究室では入り口入った瞬間に人が寝て()ましたね。ひとみちゃんには寝ていると説明してしまったため、帰還後に丁寧に弁明をしたでしょう（笑）

鍵を使った隠し部屋のトリックについては理央が大活躍してくれました。
倒れた本棚とかぼけぇ～～と慧くんは見てたので、中に入れたのは理央のおかげです。

ここの隠し部屋でRIDEシステムとD-3ドライバーを見つけました。RIDEシステムの形状に慧は男子の血が騒いだのでしょうか、おもむろにD-3ドライバーを差し込もうとします。だって、ひとみちゃんが「格好いい」って言ったから………！(結果的には差しませんでした)

その後消火器を調べようとした時に隠し部屋のドアが叩かれました。ここは隠し部屋のはずなのに誰も入ってくるはずない……！！
案の定ひとみちゃんが ドアを開けてしまった目の前にいたのは……明らかに敵でした。

・戦闘パート🔫⚡️💥
ヘビ人間×2　イグの落し子

こんなバケモン見たらSAN値チェック入りますよね、分かります。そして理央は成功、慧はまた失敗……この子本当にSAN値チェック成功しないねぇ……

削れたSAN値は""6""。一時的狂気です。判定は記憶喪失でしたが、ここで偉かったのは記憶喪失の時間が2時間前だったこと。まぁまぁ覚えていました。

ただ偉くないのはこの状況。ひとみちゃんは敵に飛ばされてるし、慧は2時間前までの記憶がない。最悪の状況でしたね。正直「ここでシナリオ終わるかな？？」とも思いました。

慧は状況説明をして欲しいけど、倒れているひとみ、目の前には明らかに異質の存在がいる……なんかヤバい」ことだけは分かりました。

ここで唯一RIDEシステム、D-3ドライバーを覚えていて状況理解している理央がD-3に変身をする。

ここでのBGMが激アツだったなぁ！！！
私も特撮昔好きだったのでテンションがめちゃくちゃ上がりました。
むつーさんがライダー好きっていうこともあってこういうシナリオになったのかなぁ。

「俺が何とかする！！」と言ってベルトを掴んだ理央はめちゃくちゃ格好良かったし、その後ちょっと恥ずかしそうに「…変身！！！」と言う理央はめちゃくちゃ可愛かったです。1粒で2度美味しい……

実際の戦闘は………
KP曰く「最速の戦闘終了でした」

まずはイグの攻撃で慧が狙われましたが、D-3が庇ってくれました。理央に2のダメージ。
ヘビ人間Ⅰは弾の出ない銃を撃って終了。
次に慧がヘビ人間の落とした銃を拾いに行く。
理央は手始めにキックをかましダメージは7。
ヘビ人間Ⅱはノーコンで終了。
1R終了です。

2Ｒ目、イグの落し子は慧に噛みつきますが、
理央がまた庇ってくれます。理央に1のダメージ。
ヘビ人間Aは理央にパンチ＋噛みつきで9のダメージ😭
慧は握った銃で殴打し、最高値で6のダメージ。
理央はヘビーランチャーを持ち出し3d6のダメージで………

18を叩き出しました。
………18！！？？！！？？？

その後戦闘は終了しました。え、終わったの？という感じで慧はキョロキョロしてたでしょうね、大丈夫、KP、PLもです。

ダイス6の面が3つ綺麗に並んだ時笑っちゃったもん…。え、こんなことある？？理央、お前がナンバーワンだよ………！！

戦いの熱気とヘビーランチャー直撃後の硝煙(と笑い)に包まれながら休憩に入りました。 

戦闘終了後から再開。
ひとみちゃんに無言の応急手当が成功して探索再開しました。「格好良かった」と言われた理央に対して湧き上がる嫉妬心……小さい男感が出てしまいました。

生体研究室ではひとみちゃんをベッドに座らせて理央と部屋を調べました。慧が知能ゼロで旗をめくってしまったので間近に血文字を見てしまいました。ひとみちゃんが見ることを阻止したけど、結局後からKPから聞いた話だと、どっちにしろ血文字は見えないらしいですね。

旗を調べる知識で慧が100ファンを出したので、いきなり興味が薄れるくだりが面白かったです。今まであんなに色々言ってたのに………

ひとみちゃんの体調の変化には気がついていましたが、「お腹が明らかに大きくなってます」というナレーションで「シナリオを進めることでいい方向に行くとは思えない」状況になってしまいました。

くちなし様の情報や、アンノウンの情報など知っていたのでシナリオ自体を進めたくない…！と思ってしまいました。完全なるエゴですね…

ひとみちゃんの体調を気遣いながら操舵室へ。入った瞬間に慧はちぎれた腕が見えたので、ひとみちゃんに見せないようにすごい勢いで壁の方を向きます。乱暴にしてごめんね………

ここのボイスレコーダーは我らがKPの撮り下ろしボイスなんですよ…。ちゃんとボイスレコーダーっぽい音質だし息遣いとか、セリフとか、ホントにリアルでした。私のSAN値も削られました。是非販売して欲しいですね、私が言い値で買うので………。
昔からあなたは色々な才能に溢れてたね……凄いね…尊敬する……ﾆｺ…(早口)

そんなボイスレコーダーを聞いてしまった私も、もちろん慧もSAN値が削れます。
ここで慧は不定の狂気に入ります。狂気は1d20を降って「幻覚」、1d2のダイスを降って幻覚対象は「昔の友人」になりました。

おいおいおいこんなことあるか？？？？
幻覚を引いた上で対象が友人なんて………。
これは完全に「この物語が"選んだ"」と思いましたね。これだからTRPGは止められねぇぜ……(まだ3回目)

ほげぇ～～～解釈一致～～～～(੭ ᐕ))と思いながら慧は幻覚を見ます。

幻覚というものは基本的に
・見えないものが見える
・自分にしか見えない
・誰に言っても信じてもらえない
という三拍子が揃っているため、
当事者は恐怖を覚えます。

PLは看護師として精神科で働いていますが、やはり幻覚は患者の生来背景もあって「自分を虐めていた人が見える」「幽霊がずっと部屋にいる」「刃物が自分に向かってくる」など、被害的なものが多いです。

ただ、今回の幻覚で亡くした友人が見えることは、慧にとって恐怖ではなく「安心感」を得るのだろうなぁと思いました。

「お前…なんでこんな所にいるんだよ……！！！俺に復讐しに来たのか………！？俺が殺したって言いたいのか…………！！」などと言って錯乱するRPも今思えば出来たなーと思いますが、あの時は心底「安心」したんですよね、本当に。

もう二度と会えない、償えないと思っていた慧にとってこの幻覚は優しい幻覚でした。怒りや非難を混ぜずにRPしてくれたKPにも感謝。
ただSAN値チェック毎に＋3はやめてくれ。

幻覚はひとみちゃんが無言の精神分析で治してくれました。喜んでいいのか、幻覚だったことが悲しいのか、慧からすると複雑な復帰でした。

ひとみちゃんの体調もあるので、椅子を押しながら実験室付近へ。1人が探索、1人がドア付近に待機。

理央がひとみちゃんと一緒にいて、慧が探索。本棚を調べるとエグい実験記録がありました。もちろんSAN値チェックです。🤤

再度幻覚が見える慧。友人が訓練に行くと言うのでもちろん一緒に行きます。訓練に遅刻してはいけないので走り出します。ここが屋上とかじゃなくて良かったね……

ドアを出た瞬間、待機してた理央に止められます。そしてひとみちゃんが精神分析。他人に迷惑をかけていること、過去と向き合えていない自分が居ることに慧の自己肯定感はだだ下がりです。

「俺って駄目だな」という慧の言葉に、「駄目なんかじゃないよ、優しくしてくれたし、色々頑張ってくれた。東雲さんは駄目じゃない」と返してくれたひとみちゃんに全PL(私)が泣きました。

自己肯定感だだ下がり、精神は疲弊しまくりの東雲さんは理央に探索を交代して貰います。理央は色々技能成功させて情報を集めてくれます。さすが。
慧が壊れたモニターを修理して、SAN値チェックが入る映像は理央に見てもらったの今思うと酷いですね……ごめん…………

ここでひとみが拷問を受けていた事実(疑い)が判明。許せねぇ…！と思いましたね。(語彙力の低下)

物語も終盤、メインブリッジに入るとイグとの戦闘フェーズへ。部屋の中を探索しながら戦う方法を選択。RIDEシステムを既に使った理央が探索。慧が小沢さんから受け取ったD-4を使い戦う。

部屋の探索は理央がスルスル進めて救難信号までめちゃくちゃ早かった。理央は出来る男です。

D-4こと慧は出目がうーーん、優れない…
やっぱり精神が疲弊していたのでしょうか…

救難信号を出したあと、理央の残り1ターンでイグにワクチンを打ってもらって、苦しんでいる間に脱出フェーズに入りました。
1ターンイグが動けなかったのは大きいけど、打たなくても良かったのかな～分からん～～～

脱出フェーズは簡単に言えばイグとの追いかけっこ。理央の出目がめちゃくちゃ良く、慧の出目がめちゃくちゃ悪く、最低値と最高値を出し合うRPでした。１回イグに追いつかれ攻撃力の高い尻尾を受けましたが、慧のD-4装甲を溶かしなんとか切り抜けました。
このイグ、めちゃくちゃ出目がいいぞ……！！

命からがらヘリポートまでたどり着きましたが、ここでハシゴに掴まれるかの幸運ロール…！
むつーさん……否、むつー………！！ここまで来たんだ…！俺らを普通に帰してくれたっていいじゃないか………！！！と思いました。

1ラウンド目、イグはまだ追いついておらず、幸運は理央のみ成功。小沢さんをヘリまで運び、慧とひとみのために戻ってくる。

2ラウンド目、全員幸運失敗。イグも追いつきました。慧がイグに頭を鷲掴みにされます。あなた本当に頭好きね……
慧がワクチン3発目を打ってくれて慧は脱出。理央はマジで狙撃手とかになった方がいいと思う。

3ラウンド目、イグはワクチンの効果で動けません。ここでひとみだけ幸運成功。先にヘリに乗ってもらいます。「大丈夫、俺らもすぐ行くから」とにこっと微笑みましたが、慧と私はそれどころではありませんでした…（笑）

4ラウンド目、やっと慧の幸運が成功。しかし理央は失敗。私が「先にハシゴに足をかけた慧がハシゴの位置などナビゲード出来ませんか｣とゴネます。なんだそのゴネ方は………
ナビゲード9＜33で成功。
次のラウンドで幸運に＋20か(天候の影響で元々-20のため合計65)、今＋25跳躍して(合計50)かの選択が理央に迫られました。(よく覚えてない)

理央、もといPLのこんちゃんは直感的に「行ける」と思ったみたいです。確かに今までの出目だったり活躍を見てるとハシゴは掴めそうではありました。

ただ慧としては絶対に飛んで欲しくない。対抗ロール60%で成功と開示されても飛んで欲しくはありませんでした。

確かに理央の方が俄然活躍はしてたし慧も助けられてきた。今まで上手くいってたから今回も上手くいく。そういう理論は今まで成功してきた理央だから説得力はありました。

それに、理央が失敗しても自分が助ければいい。自分が理央の手を掴むことが出来れば、「人を助けることが出来た」という証明が出来ると思ったのでしょうか。理央をあの時救えなかった友人に重ねていたのでしょうか。

半ば押し切られた形で、絶対に「大丈夫」だという口約束だけで理央は飛んだ。
跳躍失敗、対抗ロール両失敗で理央は海に落ちた。
あまりにもあっという間で、どこか分かっていたような気持ちになった。悲しいってか虚無感とはこのことか…

理央はさ！！！！飛ぶ直前に「大丈夫」って言ってんだよ！！！！！！！その「大丈夫」をさ！！！慧はもう一度信じたかったのにさ！！！！！！

こんちゃんが言ってた「理央は慧の過去を知らなかった｣という言葉であーーーどこまで言えばよかったんだろーーーってなりました 色々な設定があっても使うか使わないか、使えるか使えないかはRPの流れとかタイミングもあるからなーーー難しい。

軍服の男に戦うか記憶を消されるかの選択を迫られた時、どちらにするか悩んでいた訳ではなく、放心状態でした…  今は答えられないよ……

結局慧は戦うことを選びました。感想戦でも言ったけど、結局は自己満足なのかもしれませんね。2人より多くの人を助ければ、自分が許されたような気持ちになると心の奥では思っている…かもしれない。

ただいくら多くの人を助けて功績を称えられたからって、2人の死はいつまでも慧を縛り続けるのでしょうね…KPが言ってた「ロストした方はやり切っていなくなるけど、残された方は辛い気持ちを抱えたまま生きなければいけない」っていうのが分かりすぎて…

「(理央を救えなくて)すまない」と謝る軍服に「謝るなよ｣と返してしまいました。この怒りはただの八つ当たりです。行きどころのない怒りが他人を攻撃するってこの事ですね。
でも本当に「思ってもいないのに謝るなよ」と思っていました。慧達を助けに来てくれたのにね。ホントにごめんね……。

最後のひとみちゃんのお見舞いでは可愛い赤ちゃんが生まれていましたが、私は完全にイグの生まれ変わりだと思っていました。普通の赤ちゃんだったんですね。

理央を探しに行こうねと微笑む彼女、応えて微笑み返す慧。どうしても綺麗な笑顔は作りきれず物語は終わります。

【終わりに】
重厚なストーリー、高い難易度、迫られる様々な選択…濃厚な3日間でした。
やっぱりダイスの女神っているんですね……
TRPGって考えて、考えて考えてその先の選択で物語が決まるので何が正しいとかはきっとないのかな、と思います。

自分のつくったキャラクターが、ダイスと周りのキャラクターの力によって動いている姿を見ると、なんとなくボードゲームの上からキャラクターのコマを私が動かしている気分になります。
自由度がとても高い反面、ダイスの運命はとても重いものなのですね……今回特に痛感しました……

きっとこれからもシナリオを回る上でダイスに翻弄されると思いますが、それはもう運命！！
でも、ダイスだけが運命を決めるのではなく、私たちの発想や選択が運命をつくるということも覚えておきたいです。

【理央とひとみちゃん】
大方シナリオ感想内に書いたので少しだけ。 

理央は完全に主人公でしたね。奏町理央という男は慧にとっては「俺と同じで自衛官か！！？」と思うくらい色々強かったので正直嫉妬心もありました。ひとみちゃんにも「格好いい」と言われてましたし…。
でもひとみちゃんや小沢さん、そして慧自身と真摯に向き合ってくれる理央に慧は心から信頼していました。RPの中で理央が自分の保身に走ったり嘘をついたことがあったか………！？いやない！！！！
お前本当に極道系の息子か……？？お前が目指すべきは警察官とか保父さんではないのか……！！？？

ひとみちゃんは最初から最後まで可愛かったです。ぜっっっったいに悪いキャラクターではないと私の第六感が告げていました。

手でピストルをつくって撃ったり、ピザパーティーをする時には窯を買おうとしたり、慧が幻覚を見ていた時には「もう1人なんていない、3人だよ」とハッキリ慧の目を見て言ったり……
彼女の辛い現状の中に少し天然なところ、優しいところ、意思があるところが垣間見えて、三上ひとみという女性の本来の性格が出ていたと思います。

むしろ軍服の男は慧ではなくひとみちゃんの記憶を消した方がいいのでは？？？受けた実験も何もかも忘れてどこかで幸せに暮らしてくれ！！！！！！

このキャラクターを作り上げたPL及びKPは本当に最高。「お前達最高だぜー！！」と私の心の中のクラッシュが言っています。うぉーーーー！！！

クソデカ感情を思うがままに書いてしまいました。きっとすーーーごい長いのでしょう。夜勤の仮眠中に書きましたが後悔はしてません。

さて、これから私はピザパーティーがあるので失礼しますね。え？ド〇ノピザじゃないですよ、ちゃんと手作りです。会場はセキュリティが厳重な忍者屋敷だそうで、少し心配です。

それではシナリオ製作者様、並びに友人たち、本当に素敵な物語をありがとうございました！