見出し画像

2パターンの『好きなことを仕事にしている人』


ああ、なんて誰にでもわかりやすいの、と感動したnoteでした。↓

優しい方なんだろうなあ、と勝手に思っています。


仕事の関係上、私は個人の方の仕事に対する思いをよくお聞きします。

『好きなことを仕事にする』という正解のような、呪縛のような言葉について、いろいろな話を聞いたうえで感じていることをまとめます。私個人も、悩むことが多いテーマですので、参考になると嬉しいです。


まず、個人的に『好きなことを仕事にしている人』には大きく2パターンあるように思っています。
1つ目は、運命的な出会いがあった人/運がいい人
2つ目は、『好き』にシフトしていった人



パターン1:運命的な出会いがあった人/運がいい人

突き動かされるような何かしらの強い原体験を持っていたり、幼い頃に始めた何かがぴったりとはまり、ずっと好きで仕事になっているタイプです。こういう人達のことはイメージしやすいのではないかと思います。

※原体験は悲しいものである場合もあり、ここでいう『運がいい』は『(好きな仕事を見つけることに関しては)運がいい』というイメージです。



パターン2:『好き』にシフトしていった人

どの方も仕事をしていれば、好きな部分と嫌いな部分が発生することがほとんどです。そこで、仕事を好きなこと、嫌いなことに分解し、『好き』に寄っていくケースです。

なんとなく言いたいことわかるような、分からないような感じでしょうか。

イメージがつかない場合は、りこぴんさんのnoteにあるように、仕事を作業として考えるとわかりやすいと思います。

例えば、営業の仕事を例にあげます。営業の仕事は『売り込むこと』といってしまえばそれまでですが、作業ベースで因数分解すると、
・プレゼン
・提案内容の作り込み
・資料作成
・事務処理
・KPI分析
・市場の調査
などに分けられます。

この作業を『好き』と『嫌い』に分けていきます。(例:提案内容考えたり、KPI分析するのは好きなんだけど、どうしても熱量込めて魅力的に伝えるのは苦手なんだよな…など)

そして『嫌い』をアウトソースしたり、『好き』に集中できる会社や業務に移っていくことで、『好き』の割合を増やしている人がいます。

この工夫を経て、『最初からやりたかったのか、と言われるとよく分からないけど、気付いたら好きな仕事になってました』という方は案外多いです。

こちらのタイプの方々には共通点があります。それは、好きかどうか分からなくても目の前のことを全力でやっているということです。話を聞くに、全力でやったからこそ見えてくるものがどうやらあるようです。その経験を客観的に見ることで、『好き』と『嫌い』に分解できているようです。



運命的な出会いは、やっぱり難しい

自戒の念も込めて言いますが、私たちは好きなことを仕事にできている人を『運がいい人』としてラベリングしがちです。運命的な出会いができていいなあ、と。

でも、よくよく観察すると好きなことを仕事にしているほとんどの人がパターン2な気がしています。圧倒的に行動量が多いです。好きにたどり着くまでに、『好き』と『嫌い』の仕分けを自然と繰り返していることが多いように思うのです。

若い方で活躍されている方なんかは、尋常でないスピードで仕分けてきていることも多いです。

今現在で好きなことがないという人は、一握りの運の良い人に憧れて、神頼みをするよりは、パターン2で腹を括って動き出す方が幸せになれるのではないか、というのが現状の私の結論です。

少し消去法的に聞こえますが、一方で誰でも『好き』にたどり着ける可能性があるという希望にも感じています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?