じぶんを「受け入れる」と「諦める」の違いってなんだろう
ずっと何者かになりたくて、でもなれなくて。
今で十分幸せじゃないか。
働いて、自分で家賃を払って、ご飯も食べて、健康に生きていけているじゃない。
やりたいことがあるわけでもないのに、これ以上何を欲しがるの。
あなたはあなたのままで、幸せになるしかないんだよ。
とずっと自分に言い続けてきた。
だから、これまでのnoteには、わたしがわたしのままで幸せになるためにどうしたらよいのか、こねこねと考えたことを記録してきた。
でも、どうにも上手くいかなくて、焦燥感や罪悪感が拭えなくて、カウンセリングを受け始めた。
”「このままのわたしではいけない、もっと頑張らないと」と思い続けてしまう”という課題について、カウンセラーの方に一緒に向き合っていただいている。
いろいろな話を引き出していただいたり、カウンセリング以外でも内省を進めるなかで、「ああ、わたしは今まで自分を受け入れたつもりでいたけど、諦めていたんだな」と思った。
これまでわたしは、「残念だけど、あんたの人生そんなもんだよ。諦めなよ。」とわたしにずっと言い続けてきたのだ。そして、その言葉をどうにかして受け入れようと奮闘していた。
でも、本当に必要なのは、その言葉を無理やりに受け入れることではなくて、なぜ「残念だけど」と思ってしまうのか、今のわたしはだめだと思ってしまうのか、ちゃんと向き合うことだった。
こうやって考えるとわかりやすいのに、「じぶん=ダメ」の前提がわたしにとっては当たり前すぎて、ひとりでは気づけなかった。
どうしても、前向きになろう、とか、考え方を変えよう、とか思いがちだけれど、その前に自分の根本的な思いを理解できていないと、やっぱり辛くなってしまうのだと思う。
自分を説得しつづけているということは、やっぱりそれをどうしても消化しきれない自分がどこかにいるということだ。
前向きになれない自分、考え方を変えられない自分の存在を責めないで、認識すること。そこから初めて、考え方を調整していくスタートラインに立てるのかもしれない。
わたしの場合は、「確かに、そういう経験をしてきているのなら、今の人生だとだめだって思っちゃうかもね。」と、心の底から自分に共感できるようになったときに初めて、得体の知れない「残念だけど」が薄れていくのかもしれない。
そうしていつか、「これがあなたの人生だね。いろいろ課題はあるけどね。悪くないよね。」と本当の意味で自分を受け入れられるのだと信じたい。
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