強みとか弱みとか、その前提がそもそも違っている?
「人には強みも弱みもあるけど、強みを生かせばいいんだ!」とか「弱みも個性だ!」とか、何度も思おうとしたけど、とんでもなく難しい。
自分に自信がない人が、自分に自信を持たせるために「私には弱みがたくさんあるけど、強みだってあるはず!」と強みを探そうとすると、より一層辛くなる。
そもそも自分は何かをできる人間だと思っていないのだから、どんな要素も弱みとしか思えない。
強みを探そうとすればするほど、弱みがどんどん増えていく感じがする。
結局、いつまで経っても冷静に自分という人間を分析できないので、今の状態から抜け出すことが難しくなっていく。
辛いけどそのまま。
ただ近頃、わざわざ強み/弱みにカテゴリ分けするからしんどいのでは?そもそも誰にも頼まれてないのに、勝手に「弱みばっかりだあああ!!!」とか落ち込むの謎すぎない?と思い始めている。
むしろ、強みか弱みかに正解はないのに、自分で決められると思っているこの傲慢さを捨てたい。
単純に私には「こういう特性があるな」と、とにかく箇条書きにしていくようなイメージで洗い出していく方が、自分のことを理解できるような気がしている。
最近割と一般的になったHSPとかって、まさにそういう話だと思っている。
私は自分がHSPかどうかは知らないけれど、『些細なことが気になる』という面はかなりある。
ずっと改善すべき弱みだと思っていたので、「単純にそういう特性なだけ」と捉えられるだけで、無駄に落ち込まずに済むものだと感動した。
この捉え方になると、『じゃあ、その特性を踏まえたうえでどうする?』という前進した発想が持てるようになるのが、とても良い。
自分で作り出した『弱み』に気を取られすぎると、実はうまくいっていることとかも冷静に見つけられなくなってしまって、良いことの再現ができなくなってしまう。
私を構成する要素ってなんだろう?と、遠くから私をよーく観察してみたい。
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