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日常に音楽が鳴るとき #推し短歌

「#推し短歌」企画に参加します。初めてのチャレンジです。タイトル通り、日常の中で音楽が鳴る瞬間をテーマに作ってみました。

゚+。。.。・.。*゚

ひと鳴りで記憶の向こう呼び覚ます
仕舞えたはずのあの恋のうた

取り出せるとこに隠した
音と舞う光の粒のような言葉を

ため息の動作で付けたイヤホンが
応えた音色の明日はどこへ

教室の窓辺の席で突く頬杖
ブルース響く空さえ青い

肩寄せるふたりで聴いたメロディを
聴けたらひとり過去も愛せる

゚+。。.。・.。*

当初、先日書いたELLEGARDENのライブ感想文をベースに、彼らの音楽やボーカル細美さんのソングライティングについて推す短歌を作ってみようと思っていました。

ただ考えているうちに、私にとってはライブ空間や音楽自体がそもそも推しであり、もっと正確にいえば、メロディ、リズム、楽器とかそういった類には全然詳しくないのだけど、音楽に心が反射したときに生まれる感情や見つけた気持ち、変わりゆく景色に、惹かれてやまず、この部分こそが【最推し】なのだと思いました。ちょっと何言ってるか分からない。なかなか言語化がむずかしいところ。

noteのお友達と情報交換しながら本もぽつぽつ読んでいるのですが、読めば読むほど分からなくなる…!捏ねくり回しそうなので、初心者ならではの出来も味だと捉えて(ポジティブ)、えいっと投稿しました。

どれも、なんとなくしんみりしたトーンになっているのは、きっとそういうときに音楽が味方でいてくれたからだと思います。

仕事上、分かりやすい文章を追求してきた私に、短歌は異次元の世界です。韻、リズム、言葉遊び、歌うように。助詞や重複の考えかたも違う。凝り固まった枠を抜けた先、自分の奥にあるロッケンロール精神とか躊躇わず出せるようになったら、また新しい表現にもたどり着けるのかな。もっと、自由に、のびのびと。

推しって、音楽はもちろん、俳優、映画、漫画…コンテンツじゃなくても、コーヒーやお菓子でも、有形でも無形でもいい。方向性や切り口がたくさんある。好きなことを考える時間はいいね。

予定通り、特定のバンドやアーティストでも作ってみたい。楽しみながらやってみます。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。これからも仲良くしてもらえると嬉しいです。