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2023.03.11【 B’z presents -Treasure Land 2023- ライブ・ビューイング「B’z LIVE-GYM Pleasure ’93 -JAP THE RIPPER- フルバージョン」】 感想

【注意】
キーボードおよび音楽をロクに詳しくない、ミーハーオタクが浅いなりに調べた情報を使いつつの感想文です。自分用の備忘録。
また当日の熱量に任せてガーッとメモに残した物を、時間をおいてある程度読める文章に直しています。
「ある程度読める文章」と言っても、読み易さは皆無です。


B'zがデビュー35周年!Pleasureライブも6月よりスタート!
その一環で「B'z presents - Treasure Land 2023-」というイベントプロジェクトがありました。
2006年に開催された「B'z Treasure Land」はファンクラブ主催でありましたが、今回はB'z presents!
グッズ販売やフードメニューのコラボなど、会場はお祭り状態!

■ 開催日
2023年3月10日(金)、11日(土)、12日(日)
■ 会場
千葉県・幕張メッセ国際展示場4・5・6・7ホール
■ 時間
開園 8:30 / 閉園 21:30

その中で一番の目玉といっても過言じゃないのが、シアターホールで上映される過去ライブ映像。
「B’z LIVE-GYM Pleasure ’93 -JAP THE RIPPER- フルバージョン
「B’z LIVE-GYM Pleasure ’97 -FIRE BALL- フルバージョン

え、フルバージョン!?

'93のJAP THE RIPPERは編集されているけどかろうじてリリースされているけど、でもFIREBALLは細切り映像は出てるけど全貌は出てない。
そうしてJAP THE RIPPERは、カットされてしまっている、サポメン演奏の「展覧会の絵」が聴けるの!?
私が増田沼に落ちた時に、カットされていると改めて知って嘆いたアレが聴けるの!?
聴きてえ聴きてえと喚いていた、97年の「SNOW」と「Real Thing Shakes」が聴けるの!?
稲葉さんのティンパニが見れるの!?

2023年令和5年の今に!?

ありがたいことに、全国各地でライブビューイングして下さったので、地方住みの私は映画館へと馳せ参じました。


2023年3月11日 ライブビューイング
「B’z LIVE-GYM Pleasure ’93 -JAP THE RIPPER- フルバージョン」

93年のPleasureは「LIVE RIPPER」として編集されていますがリリースされています。
なので大体の流れは知っているのですが、それでもカットされた曲もありますし、映像は打ち合わせや舞台裏などの様子も途中挟まるので、ライブ映像というよりも「ドキュメンタリー風」の仕上がり。
なのでしっかり「音」に集中出来るだろうな〜とうっきうきでした。

上映後最初の一言「いやまじで未編集RIPPERなんて浴びちゃったら今まで満足出来てたのにDVDの映像で満足出来ない体になっちゃったじゃんどうしてくれんのいやマジでこれはもうRIPPER完全版として発売してくださいお願いします!!!!!」

いや本当に、すっごくよかったんですよ。
1曲ずつ語ると恐ろしく長くなるので、特に記憶に残ったものを以下抜粋します。

M.01「JAP THE RIPPER」

DVDにも収録されておりますが、それでも大好きなこの曲には触れておきます。
私、この曲そのものが大好きなんですが、中でも93年のこの荒削りで彩度が高い「JAP THE RIPPER」が大好きなんです。結婚したいくらい好き。
それを映画館のいい音響で爆音に包み込まれながら味わうことが出来るなんて、本当に…本当に最高です…。
この当時の増田さん、オルガンの歪ませ方がエグいですよね。ギラッギラ。
こんな音、他のバンドの音がしっかりしてなかったら悪目立ちしちゃうんじゃないかなって思うくらい。
だけどバンドメンバーは、Ba.明石昌夫さん、Dr.田中一光さん、そうしてGt.は我らの松本孝弘様という最強布陣。
オルガンの存在感はバッチリだけど悪目立ちすることなく、時にギターを引き立て、リズム隊を引き立て、隙あらばぶん殴ってくる。
増田さんの魅力がたっぷり詰まり、それでいてまだ弾き慣れていないから少し荒さもあるオルガン。熱量も相まって彩度が高く、湿度もあるくせに硬い。最高。大好き。日本一。
こんなのがライブど頭にある、しかも当時は未発表曲。演出最高過ぎ。
2013年「Endless Summer」も同じようなことしてましたが、オルガンが格好いいハードロックの曲って本当に最高ですね…!

M.06「GO! NUDE! GO!」 ( DVD未収録 )

なんでDVDじゃカットしたの…!
昔の打ち込み曲をバンド生演奏に直すの大好きマン・りんごです。
この曲、アルバムとかも未収録じゃなかったっけ…?
2nd beat曲ってアルバムに収録されることも稀だし、ライブで演奏されるのも結構稀なので、本当に貴重な1曲。
CD音源だともっと軽やかなポップス!というのが前面に出ているのに、はちゃめちゃに格好いい1曲となっていて、一瞬曲名を思い出せないくらいでした。
ちゃんとバンドの曲に、ロックになってる!すごい!(小並感)
ときゃっきゃはしゃいでおりました。
バンドの格好よさが全開になっているのに、増田さんのキラキラシンセのおかげでポップステイストが残っているのが本当に最高でした。
ここが映画館じゃなかったら絶対拳突き上げてる…左手が疼いてる…。

サポート・ミュージシャン セッション「展覧会の絵」〜「I need your Love so bad」 ( DVD未収録 )

ずっと!聴きたかった!やつ!!!
ずっと!聴きたかった!やつ!!!
増田沼に落ちて、改めて映像としてリリースされているライブでカットされてる曲を調べてた時に知って、膝から崩れ落ちたやつ!!
この「展覧会の絵」は、モデスト・ムソルグスキーのピアノ組曲「展覧会の絵」ではなく、それを原曲としてE.L.Pが演奏されているバージョンです。
いや、増田さんが演奏される「Promenade」は、以前MJBにて演奏して下さったので聴いたことがあるんですよ。
その時もたまたまドラムが一光さんだったから、本当に嬉しかったです。
しかし強欲オタクは、やっぱり1993年の、あの当時の演奏が聴きたい…!
とずっとギリギリしておりました。
念願叶ったやつ!ひゃっほーーーい!!
今回このプロジェクトが発表された時に、真っ先に喜んだのはこの演奏が聴けることでした。
いやもう本当にとてもよかったです。映画館だから騒げないのが残念なくらい、本当に素晴らしい演奏でした。
全体的にこのライブ、演奏の熱量が高いのもあって、本当にすごい。
お三方ともにっこにこでエグめの演奏するから本当にびっくりします。
ここだけでもいいから再リリースしてもらえんか…無理か…。

ライビュ直後、ずっと「やだー!あの展覧会の絵と結婚するのー!」と頭悪いことをずっと言ってました。

M.13「GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-」、M14.「星降る夜に騒ごう」、M.16「HOT FASHION -流行過多-」( DVD未収録 )

他にもカットされている曲はたくさんあるんですが、個人的には中でもこの3曲が収録されていないのが残念でした。
「MIGGE YOUR LOVE」はサビでカットされていましたし、他2曲はほぼ入っていない…どうして…どうして…。
「MIGGE YOUR LOVE」、「HOT FASHION」は他のライブでも時折演奏してもらえたりしますが、「星降る夜に騒ごう」なんてめちゃくちゃレア!
2020年に行われた「B’z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-」にて演奏してもらえたけど、それでも殆どないんですよ。
打ち込み曲をバンドverで演奏し直しされるのが本当に好きなのですが、その当時の「熱量」も感じたいから、ライブはノーカットでリリースされて欲しい。
同じ曲でも、演奏をする時々でアプローチを変えてきますし、アレンジを変えてきます。解りやすいのは松本さんのギターソロとかのリフでしょうか。
増田さんも軽くリフを変えたり、同じフレーズだったとしてもニュアンスを細かく変えたりするんですよね。
だから1993年の、あの「熱量」のこれらの曲を聴くことが出来て本当に嬉しかったです。


DVDを持っていても、流れを切らずに全部観れて本当によかったです。
やっぱりミュージシャン側が色々考慮してセットリストを組んでいるのだから、その流れのまま聴きたいですよね。
当時はVHSで販売されていたので収録出来る時間がライブよりも短い、ファンサービスの一環で舞台裏の様子も収録している、という事情なのもあるのでしょうが。
それでもフルバージョンを再リリースして欲しいなと強く感じるライブビューイングでした。