見出し画像

だから僕たちみんな、「オンラインハマスタ」へゆこう

今シーズンのプロ野球が開幕してから、あっという間に1ヶ月が経ちました。

無観客で始まったものの、予定通り7月10日には5000人を上限に有観客試合を開始。感染防止を念頭においた「新しい応援スタイル」が浸透しつつあります。(これについては別の記事で書こうと思っています)

これまでに経験のない無観客試合をいかに盛り上げるか、ということで、各球団が工夫を凝らしてさまざまな企画を打ちました。客席にファンのメッセージや顔写真入りパネルを置いたり、巨人はバックネット裏にLEDパネルを置いてファンの写真を映し出したり、リモート応援システムを採用したり。

わたしはベイスターズの開幕3連戦を「オンラインハマスタ」で観戦しました。

本当は開幕直後にこの記事を書こうと思っていたのですが、ズルズルと遅くなってしまいました。ちょうど今週末も「オンラインハマスタ」が開催されるので、このタイミングでどんな企画だったのかを宣伝がてらまとめます!

オンラインハマスタに必要なもの

「どんな感じになるのかなあ」とよく分からないまま当日を迎えましたが、Zoomのウェビナー機能をフルに活用した観戦イベントでした。

4月に行われたベイスターズのイベント、「Next Ballpark Meeting 野球を楽しむ #うちで過ごそう アイデア会議」でもZoomを使った観戦アイデアは出ていましたが、個人的にはなかなかイメージが湧かずにいて。Zoomでつないで各自が中継を見ながら話をするにも、音声の問題が難しそうだなあと。
だからこそ公式でイベントが開催されるといいなと思っていたので、ありがたい企画でした。

Zoomなので、
・パソコン(+Webカメラ。内蔵でも外付けでも。)
・スマートフォン
・タブレット
のいずれかがあれば参加可能です。
わたしは2〜3戦目を実家で母と観戦したので以下のようなガチセッティングをしましたが、ここまでやる必要は全くありません。笑

スライド1

オンラインハマスタの仕組み

Zoomウェビナーなので、基本的には試合映像(ニコ生使ってました)・MC・ゲストの映像・音声をメインで流し、要所要所で視聴者をパネリストに昇格させ、ファンの様子を画面やビジョンで見られるようにする、という仕組みでした。
パネリストに昇格すると、指示されたタイミングでミュートを解除して声を届けることも可能です。

スライド2

そのため、イニング中はいつもの中継を見ている感覚で観戦できます。また顔出ししたくない時は、「手を挙げる」ボタンを押さなければ落ち着いて見ていられます。

イベントの流れ

※6月19日〜21日の内容なので、今後開催される際には変更がありそうです

プレイボールの1時間ぐらい前からログイン可能です。
「お待ちください」の表示が出ますが、「熱き星たちよ」のJazzバージョン?(日本大通り駅で流れてるのと同じかもしれない)がBGMで流れているのでテンション上がります!

勝利の輝き
→選手登場前にみんなで歌います。

バッター/ピッチャー応援タイム
→先発ピッチャーや、次の攻撃で打席に入るバッターにエールを送ります。

スクショタイム
→これはオンラインならでは。1回目はゲストのみ、2回目はファンも一緒に、でした。

スクリーンショット 2020-06-19 19.16.31

スクリーンショット 2020-06-20 14.50.13

スクリーンショット 2020-06-21 14.47.15(2)

(ひちょりさんのクセが強い。笑)

ゲストへの質問タイム
→1〜2名の参加者がパネリスト昇格し、直接ゲストに質問できるコーナーです。

勇者の遺伝子(4回裏終了後)・ラッキーセブン(7回表終了後)
→これもみんなで歌います。(仕方ないのですが、どうしてもタイムラグができてしまいますw)

ヤスアキジャンプ
→…も企画していたようなのですが、試合展開的にヤスアキの登板機会がありませんでした。残念。。

Q&A
→ZoomのQ&A機能で、ゲストへの質問を送ることができます。口頭かテキストで回答が返ってきます。

チャット
→こちらも参加者が自由に書き込めます。試合展開にあわせて「ナイス!!!!!!」とか、「あーーーーーー残念」とか、球場で聞こえるような声がテキストで流れてくるのが面白い。他のファンと一緒に応援している感が味わえます。
一方、ヤジ的な内容はあんまり書き込まれないので気分も良いです。そういうのはあんまりテキストにする気にはならないんでしょうね。笑

オンラインハマスタのメリット

オンラインハマスタのチケット代は1つのメールアドレスにつき1000円。
現地観戦に比べるとぐっと安いけど、中継見るよりはお金がかかります。
というわけで、いまの現地観戦でも、普段のテレビ/ネット中継でもできないことを挙げてみます。

(運がよければ)ゲストとコミュニケーションが取れる

これは「ゲストへの質問タイム」で叶います。現地に行ったって、こんなチャンスそうそうありません。
他のイベントに比べてパネリストに昇格できる確率はぐっと低くなりますが、幸いにも一度選んで頂き、母があるゲストのお一人と話すことができました。ありがとうございました…!
また、Q&Aやチャットでもテキストベースでコミュニケーションが取れます。中でも6月20日のゲスト・小杉さんの反応がめちゃくちゃ早かったです!普段から利用されているんでしょうね。この日は特にQ&Aが盛り上がっていました。

声が出せる、体も動かせる

コロナウイルス感染拡大防止のため、現地観戦はまだまだ多くの制限があります。でも家で家族と応援する分には、頑張れーって声に出したり、勝手にチャンステーマ歌ったり、大和の第三打席で「シャナナ」に合わせてタオルを回したってOKです。ヤスアキジャンプもやりたかったなあ。
(もちろん室内でも換気や飛沫防止はしっかりと、またご近所の迷惑にならないよう十分ご注意ください!)

インターネット環境があれば、どこからでも参加できる

チャットを見ていると、海外から応援している方もいらっしゃるようでした。国内でも物理的にスタジアムが遠かったり、地域によっては中継が見られなかったりします。そして海外だったらなおさら。
Zoomで試合が見られるというのは、中継が見られない環境の方にとっては本当に貴重な機会ですし、もしわたしが海外にいたら毎試合やってほしいなと思うでしょう。

また、現地と中継のいいとこどりができるのもオンラインハマスタならでは。他のファンと一緒に応援している、という感覚も味わいつつ、疲れたらごろっとしたり、家事や作業しながら観戦したり。移動時間や荷物の多さに悩まされることもありません。(家にある大量の選手タオルが、常時スタンバイなのも良いですね)

オンラインハマスタのこれから

球場で観戦できるようになったとはいえ、人数と応援方法の制限が解除されるにはまだまだ時間がかかりそうです。
チケットの入手ハードルも高いし、外出への抵抗感がある方も多いと思うので、できればこれからもオンラインハマスタを続けて欲しいと願っています。
そのうえで、今後こんな企画があるといいなあというものを挙げてみます!

応援団の方をパネリストに呼んでほしい

応援歌+チャンテ大好き勢としては、とにかく歌いたい!ということで、応援団の方がパネリストとして登場し、応援をリードしてくれる会があっても楽しそうです。家でひとりでいても全力で歌います。笑

マスコットに会いたい

スターマン定点カメラがほしいです。常時スターマンを眺めつつ、観戦したい…と思っていたら、次回のオンラインハマスタではマスコットグリーティングが行われるようです。楽しみ!

ハッピースターダンスコンテストもできそう

これも現地では制限されていますが…家でならできるはず。dianaのどなたかをパネリストにお呼びして、一緒に踊りたいです。

ビジターチームのファンにも来てほしい

今の観戦スタイルは、ビジターチームの選手にとってのアウェー感が半端ない。またチケットの販売もファンクラブ会員やシーズンシート会員が優先されるので、ビジターのファンがチケットを入手するのも難しい。
というわけで、どちらのファンも関係なく、オンラインハマスタで応援できたら良いのではと思います。周知難しそうですけど、Zoom表示名を「【De】○○ ○○」とかにしてどっちのファンか分かるようにしたら、パネリスト昇格もさせやすくなりそうです。

収益性を高めるために

いちファンが心配することでもないのかもしれませんが(笑)チケット1枚1000円で、参加者が300名ほどだったようなので、単純計算で売上は30万円。ゲストのギャラだけでふっとびそう…むしろ赤字なのでは…と懸念しています。
個人的にはもう少し値上げしても良いんじゃないかと思いつつ、例えば「スタジアムグルメのお取り寄せ(レトルト青星寮カレー+オリジナルビールのセットとか)」や「オンラインハマスタ専用グッズ」とセット販売にして、単価を上げられたらと。ただでさえ今年は試合数が少なくて球団の収益も心配なので、少しでもマネタイズにつながればと思います。

あたらしい応援の形をつくる

…ということで、まだまだわたしの想像力は「現地観戦でやっていることをいかにオンラインで叶えるか」という域を出ていないのですが、アイデア次第では「オンラインだからこそできる、これまでになかった観戦体験」が生まれるのではないかと思いますし、期待しています。
今は球団が既存のサービス(Zoom)を使って運営していますが、ゆくゆくはリモート観戦専用のプラットフォームが開発されたり、野球だけでなく多くのスポーツに広まったり、ひょっとしたらプロ/アマの枠を超えるかもしれません。個人的にはマイナースポーツの普及においてもチャンスを感じています。

その第一歩としてのオンラインハマスタ、ぜひ多くの方に体験いただけたらと思います!わたしも今週末分、申し込まないと…!



この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?