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新しいヘルメットをかぶって

5月18日(土)
昨晩、眠るのが遅かったけれど ぱちりと早く目が覚めた。
小鳥の声が聞こえる。うっとり。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」とあいさつをする。
ぽかぽかだ。ぽかぽか陽気。暑いくらい。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
タニクちゃんたちにお水をあげる。

こもれびの森に行く日。
修一郎にお弁当をふたつ作っておく。

支度をする。
ベージュのサロペットにする。今日は、ごはんさんのバイクの後ろに乗せてもらうのだ。

先日購入した淡いピンク色のヘルメットをかぶって しゅっぱーつ!

すごくすごくきもちがいい。
風がびゅうびゅう吹く。髪の毛がバタバタバタとなびく。

同じ景色がバイクの後ろに乗っていると ちがって見える。山、川、空、水田、麦畑、すべてがくっきりと迫ってくる。光がどんどん流れてゆく。大きな岩のような山が大迫力。とても楽しい。荷物になったきぶん。

植物屋さんの たかしまえんに寄って、いつものバナナスムージーをいただく。ひんやりしておいしい。

楽しいので回り道して こもれびの森へ。

到着。
Yさんが来ていた。山椒をちぎっていた。とてもいい香り。

「Yさん、今日バイクに乗せてもらって来たんですよ〜。」と、私。

「きもちいいやろね。阿蘇でも行ってきたら。」と、ひょうひょうと言うYさん。

「わぁ、いいですねぇ。」と、私。

「今から阿蘇行きたいんですか!?」と、ごはんさんの声が裏返っている。

「冗談だよ。」と、私。

Yさんが帰る。
用事をする。
ミケちゃんたちにチュールをあげる。

早めに出て、遠回りして帰る。
ほとんど車が走らない道。木々、川、池、美しい景色の中を走る。本当にきもちがいい。途中で地域猫たちが たくさん暮らしている場所に寄る。

「うちのキミィ知らないですかぁ?」と、大きな声で ごはんさんが猫たちに聞いている。

こもれびの森で 3週間近くキミィを見ていない。いちばん人懐っこく、私たちが到着すると走ってきて出迎えてくれたキミィ。

猫たちは寝そべってこっちを見ているだけ。ときどき ぺろぺろ毛繕いをしていた。

猫たちに「またね。」と言って、しゅっぱーつ!
山道を走る。輝く景色を見ながら風に吹かれて走る。

帰りにいつものお店でお買い物をする。
なんと、そこに とうもろこしがたくさんあった。胸が高鳴る。5本カゴに入れた。
お買い物をしながらウーちゃんの話で盛り上がる。

帰り着く。
修一郎が起きていた。

「バイクに乗せてもらったよ。」と、話す。「気をつけてな。」と言った。

夕方、ごはんさんと、ご近所のレモンさんのお庭に行く。立派なスモークツリーを見せてもらう。もふもふしている。レモンの木には1cm〜3cmくらいの濃い緑色をした赤ちゃんレモンがたくさんなっていた。可愛い。ときめく。

次に Yさんのお庭を見せてもらう。きゅうりとか、玉ねぎとか、いろいろな野菜を植えている。よく分からない葉っぱが茂っていた。ごはんさんが「芋類だと思うよ。」と言った。Yさんに聞いてみる。「ジャガイモたい。」と言った。

お散歩に行く。てくてく歩く。途中にあるバス停のベンチに座ってのんびりする。
また てくてく歩きはじめる。

「ここ通る人が通りやすいように。」と言いながら、歩道に覆い被さるように生えている背の高い草を ごはんさんが足で倒しながら歩く。歩きやすくなった。

お散歩のあと、ポテトを買いに行く。車の中で あつあつポテトをほおばる。

家に帰り着く。
ウーちゃんとルーちゃんの水を換える。

夜、庭に出る。
ふっくらした月が輝いていた。きれい。お月さまに手をふる。北斗七星が小さな光を放っていた。静かな夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオは遊びに出かけている。

またバイクの後ろに乗せてもらうのが楽しみだ。

今日もいい一日だった。

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