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聖書読みましょ♪Re-Collection 第61回 イエス様はかがんで、体を折って癒しのわざをされました。やさしいな~


メシア・イエス・キリストの生涯33回
          「ペテロの姑の癒し」前半
         マタイの福音書第8章14節~17節
マルコの福音書1章29節~34節
ルカの福音書4章38節~41節

                  

こんにちは!まいむまむです。
イエス様の生涯について4福音書を並べて、時間順に読んでいます。
毎回申し上げますが、わたくしは、「ハーベスト・タイム・メッセージステーション」というyoutubeチャンネルの中川健一先生の講義「メシアの生涯」にそって読んでいきます。

興味のある方は、ぜひぜひ、先生の講義を直にお聞きになってくださいね!
引用している聖書は「新改訳2017」版です。

また、参考文献は新実用聖書注解になります。

本日のご紹介はこちらです。

Yiddish Song Medley イディッシュソングメドレー / Donna Donna 他 - by 魂柱と鞴と鞴と声帯 [歌ってみたよ172]

ゴールデンウイークに開催されたラフォルジュルネで、チャランポランタンさんと新倉瞳(チェロ)さんと佐藤芳明(鍵盤式アコーディオン)さんたちのコンサートに行ってまいりました。

日本ではなかなか聞けないイディッシュソング(クレズマー)がたっぷり聞けましたよ。
イディッシュとは、主に東ヨーロッパでユダヤ人のみなさんが使っていたユダヤ語です。

でも、日本人ならだれでも知っている
あの「ドナドナ」はイディッシュソングだったのです!
知らんかった~!
あのメロディー、グッときますよね。
新倉瞳さんが、イディッシュ語でドナドナを歌ってますよ。
ぜひ、聞いてみてくださいませ。

 🪗 🎻 🎤 🪗 🎻 🎤 🪗 🎻 🎤 🪗 🎻 🎤 🪗 🎻 

さて、前回は、イエス様が会堂で、悪霊を追い出されました。
イエス様の権威は、悪霊の方がよく認識していましたよね。
人間は驚くばかり。

今回もイエス様の奇跡が見られますよ!

Ⅰ  病の癒し ルカの福音書 第4章38節~39節

*ルカの福音書 4章38節
38 イエスは立ち上がって会堂を出て、シモンの家に入られた。シモンの姑がひどい熱で苦しんでいたので、人々は彼女のことをイエスにお願いした。

前回の中川先生の講義により、
当時の会堂でのメッセージの様子が明らかになっています。

まず、立って、律法(トーラー)と預言書が読まれます。

その後、会堂責任者が指名したメッセンジャー(今回はイエス様)が座って、
人々に奨励のメッセージをいたしました。

悪霊を追い出したイエス様は、
会堂でお座りになって、人々にメッセージを語っていたわけです。

是非、情景を目に浮かべながら、聖書を読まれるとよいと思います。

「イエスは立ち上がって」
さて、メッセージが終わって、立ち上がられました。

当時の習慣として、会堂での礼拝が終わると、
人々はみな、帰宅して食事についたそうです。

その食事は、一週間で一番メイン、良い食事だったようです。
ハレの食事だったのですね。

現代の安息日の食事


「シモンの家に入られた。」

シモンとはペテロの名前です。
ペテロの家は、会堂から歩いて1~2分のところにあるそうです。
イエス様御一行は、おそらく食事をいただくために、
ペテロの家に入られたのでしょう。
ところがペテロの家には問題がありました。

「シモンの姑がひどい熱でくるしんでいたので」
シモン(ペテロ)の家には、病人がいたのです。
おうちに病気の人がいると、つらい空気になりますよね。

「ひどい熱」とルカは表現しています。
これは、マタイやマルコにはない具体的な表現です。
ルカはお医者さんですから、リアルに表現したのですね。

「人々は彼女のことをイエスにお願いした。」
悪霊追い出しを目撃した人々は、
イエス様に対する信仰が芽生えていたと思われます。
この人なら、できる!と信じたのですね。

*ルカの福音書4章39節
39 イエスがその枕元に立って熱を𠮟りつけられると、熱がひいた。彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。

ジョン・ブリッジズ画「ペテロの姑の癒し」

イエス様はどんなふうに
ペテロのお姑さんのそばに立ったのでしょうか。

実は、訳語によってイメージが違うんです。
「その枕元に立って」(新改訳2017)
「枕元に立って」(新共同訳)
「その傍らに立ちて」(文語訳)
「So he bent over her」(NTV)

おや、日本語訳は3つともあまり変わりがありませんが、
英語訳はちょっとイメージが違いますね。

NYVとは、「ニュー インターナショナル バージョン」という訳なのですが、

イエス様は、彼女の上に身体を折って、かがんでおられたということですね。

ジェームズ・ティソ画「ペテロの姑の癒し」

当時のユダヤの家では、
床(とこ)は、ゆかにじかに敷いて寝ていたようです。

イエス様は、やさしくそばにかがんで、
医者のようなの姿勢で臨んだのだと思われます。

「熱を叱りつけられると」
熱が擬人化されていますね。
人ではなく、病に命令されている箇所はここだけだそうです。

悪霊と同様、ことばによって癒しがされています。

「熱がひいた。」

ただちに熱は下がりました!!
イエス様の「ことばの権威」のすごさが、わかりますよね。

悪霊に続いて、ことばだけで病を癒されたとは・・・。

「彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた」

癒しはただちに起こって、
なんの後遺症もなかったようです。

普通なら、熱が下がっても、
フラフラしたりして、
すぐに起き上がったりできませんもんね。

何事もなかったかのような回復は、
前回の悪霊を追い出された男と同じですね。

イエス様の力が、人間の持つ能力とは全く異なることが
わかると思います。

お祈りします。
天におられる父なる神様
イエス様をこの世界に遣わしてくださって、
不思議な神様の力を見せてくださってありがとうございます。
主イエス・キリストのお名前で感謝してお祈りします。
アーメン

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ペテロの姑の癒しの記事について、
次回も引き続きもう少し詳しい分析をしていきたいと思います。


「メシア・イエス・キリストの生涯」第33回
「ペテロの姑の癒し」
マタイの福音書第8章14節~17節 
マルコの福音書第1章29節~34節
ルカの福音書第4章38節~41節

です。
シャローム!!!