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聖書読みましょ♪Re-Collection 第56回 奇跡より大切なことがあります

メシア・イエス・キリストの生涯30回
          「王室の役人の息子の癒し」後半
         ヨハネの福音書第4章50節~64節
 


こんにちは!まいむまむです。
イエス様の生涯について4福音書を並べて、時間順に読んでいます。

毎回申し上げますが、わたくしは、「ハーベスト・タイム・メッセージステーション」というyoutubeチャンネルの中川健一先生の講義「メシアの生涯」にそって読んでいきます。

興味のある方は、ぜひぜひ、先生の講義を直にお聞きになってくださいね!
引用している聖書は「新改訳2017」版です。

また、参考文献は新実用聖書注解になります。

本日のご紹介はこちらです。

TANTI ANNI PRIMA (A.Piazzolla) - 魂柱と鞴 / 新倉瞳 佐藤芳明

まいむまむが大好きなお二人の演奏です。
こういう楽器の組み合わせはなかなかありませんが、
意外や、とてもしっくりきますね。
魂柱(こんちゅう)はチェロ、鞴(ふいご)はアコーディオンを意味するようです。

このお二人が、ラ・フォル・ジュルネ トーキョー2024に出演されますよ!
ラ・フォル・ジュルネは、毎年ゴールデンウィークの3日間に、
丸の内を中心に行われるクラシックの祭典です。
今年は、クラシックだけでなく、
ジャズやポップスのプログラムも組まれています。
お二人は、あのチャランポランタンさんたちと御一緒に
ホールCにて、5月3日夜8時半~9時15分出演されます。
是非、チェックしてみてくださいませ。

🪗 🎻 🎤 🪗 🎻 🎤 🪗 🎻 🎤 🪗 🎻 🎤  🪗 🎻 

さてさて、イエス様は、ユダヤ地方からガリラヤの地へと帰ってこられました。
ガリラヤ地方では、すでに、
イエス様がすごい力をお持ちだといううわさが、
広がっていました。

それを聞いた王室の役人が、はるばる30キロの坂道を登って、
カナの地にやってまいりました。
息子が重病で死にかかっていたのです。

役人は、なんとか、息子の命を助けてもらいたい一心で
イエス様におすがりします。

イエス様は、どのような対応をされたのか。
おそばで聞いてみましょう。

Ⅴ信仰による応答 ヨハネの福音書第4章50節

*ヨハネの福音書 4章50節
50 イエスは彼に言われた。「行きなさい。あなたの息子は治ります。」その人はイエスが語ったことばを信じて、帰って行った。

カナでは、以前、結婚式場で、
イエス様は、水をぶどう酒に変えるという奇跡を行いました。
その奇跡と、今回の奇跡を比較対照しながら、見てまいります。

《奇跡の比較》
① カナの婚礼で、イエス様は
「水がめを水でいっぱいにしなさい。」
「さあ、それを汲んで、宴会の世話役のところに持っていきなさい。」
 と命じました。

給仕の者たちは、多分???を飛ばしながらも、素直に従いました。
「彼らは水がめを縁までいっぱいにした。」「彼らは持って行った。」

② イエス様は王室の役人に「行きなさい」と命令されました。
そして、「あなたの息子は治ります。」と保証されました。

これは、大変なことですよ。信仰の挑戦です。
距離的に非常に離れていても「癒し」は起こるのだと、
イエス様は仰っているのです。

王室の役人は、どうしたでしょうか?
彼も「えええっ?!」と思ったかもしれませんが、従いましたね。
「その人はイエスが語ったことばを信じて、帰って行った。」
これってなかなかできないことだと思いませんか。

Ⅵ 奇跡的結果 ヨハネの福音書第4章51節~53節前半

*ヨハネの福音書 4章51節~53節前半
51 彼が下って行く途中、しもべたちが彼を迎えに来て、彼の息子が治ったことを告げた。
52 子どもが良くなった時刻を尋ねると、彼らは「昨日の第七の時に熱がひきました」と言った。
53a 父親は、その時刻が、「あなたの息子は治る」とイエスが言われた時刻だと知り、

中川先生は、恐らくこの役人は、
カナで一泊したのではないかと言われています。

そして、夜が明けてから、帰途につき、
下って行く途中で、しもべたちに出会ったのです。

息子が癒された時刻ですが、
おそらくローマ時間の第七の時で、午後7時だとされています。
(ヨハネの福音書においては、ローマ時間が採用されていると、中川先生は考えておられます。これは諸説あります)

役人は、息子が癒されるわざについて、
距離的に離れていることは、
イエス様にとって問題がない、
ということを思い知ったのです。

Ⅶ 結論 ヨハネの福音書第4章53節後半~54節

*ヨハネの福音書 4章53節後半~54節
53b 彼自身も家の者たちもみな信じた。
54 イエスはユダヤを去ってガリラヤに来てから、これを第二のしるしとして行われた。

《奇跡の比較》
① カナの婚礼では、
「イエスはこれを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現わされた。それで、弟子たちはイエスを信じた。」

カナでの奇跡は私的な奇跡で、
弟子たちと給仕の者だけが目撃しました。
この奇跡によって、弟子たちはイエス様を「メシア」と信じました。

② 役人の息子の癒しの奇跡もまた、私的な奇跡ですね。
この奇跡の体験により、役人自身も家族の者も、
イエス様をメシアとして信じることとなりました。

中川先生が強調されたのは、
大切なことは、奇跡がおこったことではなく、
それによって「信じた」すなわち信仰が生じた
ということです。

サマリアにおいても同様でした。
最終的にサマリアの町の人々がみな「信じた」ことが大切なのですね。

王室の役人は、初めは、うわさを聞きつけて、
「しるし」を求める信仰でした。

それが、イエス様と出会って、
イエス様の「ことば」をそのまま信じる信仰になり、
家に帰って、イエス様が時空間に束縛されない「メシア」であるとの信仰に成長しました。

イエス様と出会うとこんなに人は変えられるのですねー。

わたしたちはどうでしょうねー。
イエス様を見ないで信じることができるでしょうか。
そんなことが可能なのか。

これは、努力したり、修行して、
自分を高めてできることではないようなのですよ。

イエス様のことばを聞いて、読んで、信じるのは、
ただ、恵みによるのだと言われています。

ペテロの手紙第一 1章8節をご覧ください。
「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、今見てはいないけれども信じており、ことばに尽くせない、栄えに満ちた喜びに躍っています。」

うほほー💛これっていいですよね♪踊っちゃえ~♪

聖書を読んで、イエス様のことばをもっともっと聞いて、
信じる恵みと喜びがあふれるといいですよね。
ということで、ご一緒に続けて聖書を読んでいきましょ♪

📔 📕 📖 📚 📒 📓 📔 📕 📖 📚 📒 📓

お祈りします。
イエスキリストの父なる神様
信じる心は、だんだん成長していくものと知り、感謝です。
見ないで信じられるってすごいことですね。
どうか、聖書のことばを通して、その喜びが与えられますように。
感謝して、イエス様のお名前を通してお祈りいたします。
アーメン

次回は、
「メシア・イエス・キリストの生涯」第31回
「ナザレでの拒否」
ルカの福音書第4章16節~30節

です。
シャローム!