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聖書読みましょ♪Re-Collection 第55回 「しるし」を見ないで、信じることはすごいことなのだ

メシア・イエス・キリストの生涯30回
          「王室の役人の息子の癒し」前半
         ヨハネの福音書第4章46節~54節
 



こんにちは!まいむまむです。
イエス様の生涯について4福音書を並べて、時間順に読んでいます。

毎回申し上げますが、わたくしは、「ハーベスト・タイム・メッセージステーション」というyoutubeチャンネルの中川健一先生の講義「メシアの生涯」にそって読んでいきます。

興味のある方は、ぜひぜひ、先生の講義を直にお聞きになってくださいね!
引用している聖書は「新改訳2017」版です。

また、参考文献は新実用聖書注解になります。

本日のご紹介はこちらです。

和泉宏隆 Special Tribute Night "Forever Fountain" Vol.3 『TAKARAJIMA』 Nov. 5, 2023

吹奏楽をやっている方でしたら、知らぬ者なし、
素晴らしいピアニストであり、作曲家だった和泉宏隆さんが亡くなって、
もう3年が経とうとしています。
その和泉さんの超代表曲「宝島」を、凄腕のジャズミュージシャン仲間が演奏しています。
その中でも、太田剣さんのサックスが非常に美しいです。
グッときますよ。

で、ライブありますよ💛

T-SQUAREの歴代のメンバーが日替わりで3日間、和泉さんの曲を弾きまくり!!!
どの日も素晴らしいメンバーです。
まいむまむは、キーボードの久米大作さん推しです。
是非どーぞ💛おすすめしますよん。

🎹 🎷 🥁 🎸 🎹 🎷 🥁 🎸 🎹 🎷 🥁 🎸 🎹 🎷 

前回から、イエス様のガリラヤ地方での活動がスタートしました。

そして、今回、イエス様は再びカナに行かれます。

さて、カナで以前何があったでしょうか?

そうです、イエス様が水を焼酎に変えられたのですね。
( ^ω^)・・・

これは、中川先生が実際に講義中に仰ったことばなのですよ!
さすが大阪人!ボケてますね~。

イエス様は、水をぶどう酒に変えられました。

ヴェロネーゼ画「カナの婚礼(部分)」

これは、イエス様のなされた最初の奇跡、最初の「しるし」です。

この奇跡を直接体験したのは、
その場で水を汲んだ召使の人たちと弟子達です。
弟子たちは、このことでイエス様を信じるようになりました。

イエス様は、このカナで再び奇跡を起こされますよ。
この奇跡がどうやって起こったかを
分析しながら聖書をよんで参りましょう♪
実は同じ手順を踏んで奇跡が起こるんですよ。

Ⅰ 必要の発生 ヨハネの福音書第4章46節

*ヨハネの福音書 4章46節
46 イエスは再びガリラヤのカナに行かれた。イエスが水をぶどう酒にされた場所である。さてカペナウムに、ある王室の役人がいて、その息子が病気であった。

ガリラヤのカナカペナウム
距離にして約30キロほど離れているそうです。


カペナウムはガリラヤ湖畔の町ですね。

これは、カペナウムの遺跡です。
なかなかりっぱな都会であったようですね。

カペナウムとカナの高度差は約600メートルほどあるようです。
カペナウムはなんと海抜マイナス200メートルで、
カナは400メートルほどのところにあるのだそうです。
けっこうな高低差がありますね。

「王室の役人」とあります。
これは、ヘロデ・アンティパス
(ヘロデ大王の息子で、ガリラヤ担当の国主です)の王室の役人で、
恐らくはユダヤ人だろうと思われます。

宮廷の高官だったのでしょう。
彼は、カペナウムに住んでいました。

ここで、①最初のしるしと②今回のしるしを比較してみます。

《奇跡の比較》
①カナの 婚礼の最中に、ぶどう酒がなくなってしまいました。
これは、花婿とその父親にとって非常に不名誉な事態です。

② 息子が瀕死の病気であった。(47節)
王室の高官ですから、地位もあり、経験も豊かで、
しかも財産もある人であったと思われますが、
その全てが何の役にも立たない状態にありました。

いろいろなお薬も試したかもしれませんが、
効かなかったようですね。

Ⅱ イエスへの願い ヨハネの福音書第4章47節 

*ヨハネの福音書 4章47節
47 この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞いて、イエスのところに行った。そして、下って来て息子を癒してくださるように願った。息子が死にかかっていたのである。

この役人は、30キロ、高低差600メートルの旅路を
はるばるやってきました。

かれは、恐らくイエス様がユダヤで行った「しるし」の情報を得て、
「これは!」と期待を抱いて
必死の思いでやってきたのだと思われます。
最初のカナの婚礼での奇跡のうわさも、伝え聞いていたかもしれません。

《奇跡の比較》
① カナの婚礼においては、
イエス様の母マリアがイエス様に助けを求めました。

② 今回は、王室の役人が
「下って来て息子を癒してくださるように願った」

息子に対する父の愛が、役人を行動に駆り立てたのでしょうね。

彼は、使いを遣るのではなく、
自ら直接イエス様に会いに来たのです。

このことから、貧しい者も、富める者も、地位のある者も、
すべての人は、自らイエス様のもとに来る必要があると、
中川先生は仰っています。
信仰は依頼できるものではないということです。

この役人は、イエス様に息子のもとに来てもらわないと
息子は、癒されないと思っていました。

お医者さんのように、手をとってとか、
抱いてもらわないと癒されないと思っていたのです。

これは、無理もないことで、
当時は、癒す人がそこにいないと、癒しは起こらないと考えられていたからだそうです。

というか、普通そうですよね。

Ⅲ 叱責のことば ヨハネの福音書第4章48節

*ヨハネの福音書 4章48節
48 イエスは彼に言われた。「あなたがたは、しるしと不思議を見ないかぎり、決して信じません。」

このことばからこの役人が、ユダヤ人であることがわかります。
ユダヤ人はしるしと不思議を求める人々なのです。

コリント人への手紙第1 第1章22節をご覧ください。
生粋のユダヤ人であるパウロが証言しています。
「ユダヤ人はしるしを要求し、ギリシア人は知恵を追求します。」

《奇跡の比較》
① カナの婚礼では、母マリアにきついおことばを発しておられます。
ヨハネの福音書 2章4節
すると、イエスは母に言われた。「女の方、あなたはわたしと何の関係がありますか。わたしの時はまだ来ていません。」

② 役人に対しても叱責というか
挑戦に満ちた問いかけをしていますね。

これは、「しるし」を見なくても、息子は癒されると信じる信仰はあるか?と問いかけておられるのです。

Ⅳ 叱責のことばへの応答 ヨハネの福音書第4章49節  

*ヨハネの福音書4章49節
49 王室の役人はイエスに言った。「主よ。どうか子どもが死なないうちに、下ってきてください。」

《奇跡の比較》
① カナの婚礼における母マリアは、すぐにピンと来たのか、
イエス様のことばを受容し、
「あの方が言われることは、何でもしてください。」
給仕の人に指示をしています。

② 役人の場合は、多分イエス様の神学的議論に対応する
心の余裕がなかったのでしょうね。
再度息子が死にかけていると訴え、
イエス様にすがってきています。
必死です。

さて、イエス様は、どうされたか・・・

📔 📕 📖 📚 📒 📓 📔 📕 📖 📚 📒 📓

お祈りします。
天におられる神様
今も、私たちは、病気や災害や事故で日々苦しんでいます。
なんとか、助けてもらいたいと
日々思っています。
どうか、その苦しみをイエス様のもとに持ってくることができますように。
私たちの主イエス・キリストのお名前でお祈りします。
アーメン

父親の必死の祈りに、イエス様はどう応答されたのか。
ぜひ、父親と一緒に、イエス様のおそばでお聞きください。

次回は、
「メシア・イエス・キリストの生涯」第30回
「王室の役人の息子の癒し」後半
ヨハネの福音書 第4章50節~64節

です。
シャローム!